2012年01月14日
80年代トイガン業界裏話 その1
本日はシューティングマッチとの因縁話を離れ、
ちょいと寄り道させていただきます。
エアガンシューターなら知らぬ者はいない
かのフリーダム・アート主宰ドクターあみーご氏のブログ
フリーダム・アート通信にて当ブログを大きく取り上げていただいたことで、
ここ数日PV数が急上昇しております。

ドクターあみーご激射!
この状況にちょっと戸惑っているのが
正直なところなのですが、
せっかく閲覧に訪れてくださった皆様に
少しでもお楽しみいただけるような
記事作りを目指して頑張りますので、
今後も当ブログを何卒よろしくお願いいたします。
さて今回のお題なのですが、
フリーダム・アート通信にてドクターが
特に印象に残っていると書いてくださった、
「マルシンのモデルガンUZIのボルトを軽量化の為に
シリコンで型取りして樹脂で複製する話」
その記事を書いた当時の、
ちょっとした裏話をご披露したいと思います。
シューティングマッチの因縁とは
ほとんど関係ない話しになりますが、
前回書いた古本屋さんへの注文も
先ほど在庫を確保した旨の通知が来ましたので、
ブツが届くまでの間つなぎの意味も含めて、
お付き合いいただければ幸いであります。

上の画像はコンバットマガジン1985年6月号の表紙。
この号は第1特集がタローさんによる
UZIカービンの実銃レポートでした。

そして、衝撃の見開きページから始まる
第62回モデルガンテストレポート。

夜明け前の新宿副都心にて撮影された
K氏渾身のイメージカットは、
今見ても鳥肌もののカッコ良さですねー。

漆黒のライダースジャケットに身を包み
ターミネーターを演じた長身のモデルは、
断末魔三兄弟の長兄こと多輪葉ヨシカズ。
残る二人は江呂場テツヤと比出無カズヤを
名乗っておりました(笑)
この号が発売されたのは、
かの傑作B級映画「ターミネーター」の
第1作目が公開されて間もない頃。
実際に記事を書いた時点では
まだ劇場公開はされていませんでしたが、
有名なUZI片手撃ちシーンのイメージは
公開前からマニアの間で話題になっていました。

発売されてからかなり時間が経っていた
マルシンさんの金属製モデルガンのUZIを
このタイミングで取り上げていたのは、
そういった時代背景があったからなんですね。

しかし、いかにターミネーター絡みとはいえ
通り一遍のレポートで済ますわけには行かないと、
K氏の・・まぁ、ここではケンでいいですな(笑)
彼の安アパートで企画会議が行われました。
このマルシンさんのUZIは、
プラグファイヤーカートリッジの採用により
金属製モデルガンとしては信じがたいほどに
快調なブローバックを実現させていたのですが・・

これがプラグファイヤーカートリッジです
撃発の度に重い亜鉛のボルトで
チェンバーに叩き込まれる構造のため
高価なカートリッジの変形が避けられず、
なかなか気軽に撃てないという実情がありました。
「このボルトをなんとか軽く出来ればなぁ・・・」
分解して取り外したUZIのボルトを前に呟くケンに、
「シリコンで型を作って、ウレタン樹脂で複製すれば
めちゃくちゃ軽くなると思うけど?」
と、何の気なしに言った私を唖然と見つめるケンの顔は
今思い出しても面白いですな(笑)
「・・・そんなことが出来るのか??・・・」
まさに信じられないといった面持ちのケン。
「まぁ、お金はかかるけど出来ると思うよ? やってみる?」
そんなやり取りから、
伝説のライトウェイトボルトの製作が始まりました。
と、いつものクセで長い話になっちゃいましたね(汗)
面白いと思ってくださる方は何人いらっしゃることか・・・
次回必ず完結させますのでこの話し、
もう1回だけお付き合いをお願いいたします。
ちょいと寄り道させていただきます。
エアガンシューターなら知らぬ者はいない
かのフリーダム・アート主宰ドクターあみーご氏のブログ
フリーダム・アート通信にて当ブログを大きく取り上げていただいたことで、
ここ数日PV数が急上昇しております。
ドクターあみーご激射!
この状況にちょっと戸惑っているのが
正直なところなのですが、
せっかく閲覧に訪れてくださった皆様に
少しでもお楽しみいただけるような
記事作りを目指して頑張りますので、
今後も当ブログを何卒よろしくお願いいたします。
さて今回のお題なのですが、
フリーダム・アート通信にてドクターが
特に印象に残っていると書いてくださった、
「マルシンのモデルガンUZIのボルトを軽量化の為に
シリコンで型取りして樹脂で複製する話」
その記事を書いた当時の、
ちょっとした裏話をご披露したいと思います。
シューティングマッチの因縁とは
ほとんど関係ない話しになりますが、
前回書いた古本屋さんへの注文も
先ほど在庫を確保した旨の通知が来ましたので、
ブツが届くまでの間つなぎの意味も含めて、
お付き合いいただければ幸いであります。

上の画像はコンバットマガジン1985年6月号の表紙。
この号は第1特集がタローさんによる
UZIカービンの実銃レポートでした。

そして、衝撃の見開きページから始まる
第62回モデルガンテストレポート。

夜明け前の新宿副都心にて撮影された
K氏渾身のイメージカットは、
今見ても鳥肌もののカッコ良さですねー。

漆黒のライダースジャケットに身を包み
ターミネーターを演じた長身のモデルは、
断末魔三兄弟の長兄こと多輪葉ヨシカズ。
残る二人は江呂場テツヤと比出無カズヤを
名乗っておりました(笑)
この号が発売されたのは、
かの傑作B級映画「ターミネーター」の
第1作目が公開されて間もない頃。
実際に記事を書いた時点では
まだ劇場公開はされていませんでしたが、
有名なUZI片手撃ちシーンのイメージは
公開前からマニアの間で話題になっていました。

発売されてからかなり時間が経っていた
マルシンさんの金属製モデルガンのUZIを
このタイミングで取り上げていたのは、
そういった時代背景があったからなんですね。

しかし、いかにターミネーター絡みとはいえ
通り一遍のレポートで済ますわけには行かないと、
K氏の・・まぁ、ここではケンでいいですな(笑)
彼の安アパートで企画会議が行われました。
このマルシンさんのUZIは、
プラグファイヤーカートリッジの採用により
金属製モデルガンとしては信じがたいほどに
快調なブローバックを実現させていたのですが・・

これがプラグファイヤーカートリッジです
撃発の度に重い亜鉛のボルトで
チェンバーに叩き込まれる構造のため
高価なカートリッジの変形が避けられず、
なかなか気軽に撃てないという実情がありました。
「このボルトをなんとか軽く出来ればなぁ・・・」
分解して取り外したUZIのボルトを前に呟くケンに、
「シリコンで型を作って、ウレタン樹脂で複製すれば
めちゃくちゃ軽くなると思うけど?」
と、何の気なしに言った私を唖然と見つめるケンの顔は
今思い出しても面白いですな(笑)
「・・・そんなことが出来るのか??・・・」
まさに信じられないといった面持ちのケン。
「まぁ、お金はかかるけど出来ると思うよ? やってみる?」
そんなやり取りから、
伝説のライトウェイトボルトの製作が始まりました。
と、いつものクセで長い話になっちゃいましたね(汗)
面白いと思ってくださる方は何人いらっしゃることか・・・
次回必ず完結させますのでこの話し、
もう1回だけお付き合いをお願いいたします。