2014年04月02日
マルイ電動UZIについて その27 前出し配線
さて、エイプリルフールも終わったところで通常運転と参りましょうね。
ここしばらく、本来のテーマであるUZIの話題がおろそかになっていましたので、
昨年7月14日にアップしたELITE OPERATORSにUZIで参戦!!の記事でチラッと触れた
マルイ電動UZIのバッテリーコネクターの配線レイアウトの変更について、
詳しいレポートをお届けしてみようと思います。

上画像でおわかりの通り、自作のカスタムフォアグリップの中にlipoバッテリーを仕込んでいるのですが、
わざわざこんな面倒なことをした理由につきましては一昨年の2月にアップした、
マルシン電動UZIについて その88 総括と今後4-1と同4-2の記事にて詳しく解説した通り。

ダットサイトを固定しているレシーバーカバーを、バッテリーの交換のたびに取り外していたのでは、
いちいちゼロインを出し直さねばならず、競技に使うに当たって非常に困るわけですね。

※Gunsmithバトン アキバ店でのEO公式練習会にて。
そこで考えたのが、M4系電動ガンで良く言うところの“前出し配線”の採用でした。
実は一昨年の4月にアップした、マルイ電動UZIについて その2 カスタム形態2の記事で
このフォアグリップを作った際に、ミニサイズ互換のリポバッテリーが入ることは確認してあったのです

もともとはマガジンハウジングだった部分の中に、7.4V2000mAhのリポバッテリーが・・

ご覧の通り、測ったようにピッタリ収納出来るのですよ。
ちなみにこのバッテリーは、私が勤めている会社のオリジナル商品。
BATON airsoft製電動ガン用リポバッテリー7.4v2000mAhです。
自社製品の宣伝をするわけではないのですが(汗)30Cという高い放電レート
(電池容量に対する放電時の電流の相対的な比率)は、特殊なメカボックス構造を持つ
マルイ電動UZIのトリガーレスポンスを最大限に引き出してくれるため、
セミオート限定で使用するエリートオペレーターズ等の競技には最適なチョイスなのです。

先の画像にも写っていますが、バッテリーのコネクターは上のように、
マガジンハウジング部分の上側を切り欠き、後方へと逃がしています。
さらに、フォアグリップ内のスペースで無理なく接続するために、
バッテリーから伸びたコードを若干切って、コネクターを付け直しました。
いつもながらの現物あわせでやっつけたため、ちょいと苦労しましたね(汗)

ちょっと話しが前後しましたが、この位置にバッテリーを収納するためには、
上画像の位置にある本体側コネクターを、レシーバー下側に移設しなければなりません。

・・・とは言え、もともとの配線がレシーバーの前方を通っているので、
Ver.2メカボの配線を引き直すような手間はかかりません。
上画像中、スイッチ部分から伸びている赤と黒の配線を・・・

ヒューズの手前で切断し、ご覧の配線でコネクターを接続するだけの話しです。
ちなみに、この画像では太めのコードを使っていますが、これではレシーバーを
閉じることが出来なかったため、後にもともと使われている細いコードに付け替えました。

左右のレシーバーを閉じた状態がこちらです。
本来はヒューズが顔を覗かせている開口部から配線を逃がしたわけですね。
メカボックス表面を若干削って、コードとの干渉を取っているのがわかるでしょうか。

フォアグリップ内のバッテリーと本体コードを接続した状態がこちらです。
充電の際は、フォアグリップの下に伸びたバランスコネクターを充電器に繋ぎます。
フロントまわりを組み上げてしまうと、バッテリーが常に繋がった状態になるわけで、
リポバッテリーの扱いに慣れていない方は何かと不安になるかもしれませんね。
保管に気を使うわけでもない状態で、このまま既に7ヶ月以上が経過しておりますが、
現時点で銃にもバッテリーにも、一切何の問題もありません。
ただし言うまでもなく、セーフティを解除してトリガーを引けば、いつでも弾が出る状態。
つまり、不用意にトリガーを触るようなことは絶対に許されない状態なわけです。
もっとも、それはどんな銃でも等しく守らねばならない絶対のルールですけどね。
ちなみに、この工作でヒューズを取り払ってしまったわけですが、
明らかにメカボックス内部のトラブルで動作が停止した時に、
無思慮にトリガーを引き続けるような真似をしなければ大丈夫。
正しい扱い方を心得ていれば、ヒューズが無くても安全なのです。

こうして完成を見た私のマルイ電動UZI 出二夢スペシャルは、
バッテリーの交換にともなうダットサイトの調整が不要となり、
高い精度を要求される各種マッチで、より確かに闘える力を身に付けました。
このUZIと共に臨む次の戦いは、横浜PCM 4th ELITE OPERATORS本大会。
常に上位を占めるM4勢に、このUZIと一緒に真っ向勝負を挑みます。

先日の葉隠マッチで2位を獲得したトレポンユーザーのT兄さんとビレッジ2で記念撮影。
T兄さんはこのM4で、3rd ELITE OPERATORS本大会での優勝も飾っておられましたが、
はっきりしているのは、彼がトレポンを使ったから勝てたという物ではないということです。
多くのトップシューターが、数々の練習と試合を繰り返した末、
勝つために必要な道具として、トレポンを選んでいるに違いありません。
M4という銃の優れた操作性と、システマ独自の鋭いレスポンスは、
シューティングマッチを戦う上での、最高のプライマリーウェポンだと思います。
それを完全に理解した上でなお、私がマルイさんの電動UZIを選ぶのは、
三十数年間に渡って愛し続けたこの相棒とともに、勝利を掴みたいからなのです。
マガジンチェンジを強いられるサイドマッチも導入された今、
設計思想の古いUZIを使うことの不利は、誰の目にも明らかでしょう。
それでも私はこいつと一緒に戦って、144枚の満射を目指します。
私がUZIをやめるのは、
この心臓が止まる時!
全国のUZIファンを代表して、これからも戦い続けますので、
今後とも応援のほどを、何卒よろしくお願いいたしますです!!
最後に、昨日の記事へのコメントをくださった皆様、色々な意味でありがとうございました!(笑)
それ以前に頂戴したコメントにつきましても、後日レスを返させていただきますね。
ここしばらく、本来のテーマであるUZIの話題がおろそかになっていましたので、
昨年7月14日にアップしたELITE OPERATORSにUZIで参戦!!の記事でチラッと触れた
マルイ電動UZIのバッテリーコネクターの配線レイアウトの変更について、
詳しいレポートをお届けしてみようと思います。

上画像でおわかりの通り、自作のカスタムフォアグリップの中にlipoバッテリーを仕込んでいるのですが、
わざわざこんな面倒なことをした理由につきましては一昨年の2月にアップした、
マルシン電動UZIについて その88 総括と今後4-1と同4-2の記事にて詳しく解説した通り。

ダットサイトを固定しているレシーバーカバーを、バッテリーの交換のたびに取り外していたのでは、
いちいちゼロインを出し直さねばならず、競技に使うに当たって非常に困るわけですね。

※Gunsmithバトン アキバ店でのEO公式練習会にて。
そこで考えたのが、M4系電動ガンで良く言うところの“前出し配線”の採用でした。
実は一昨年の4月にアップした、マルイ電動UZIについて その2 カスタム形態2の記事で
このフォアグリップを作った際に、ミニサイズ互換のリポバッテリーが入ることは確認してあったのです

もともとはマガジンハウジングだった部分の中に、7.4V2000mAhのリポバッテリーが・・

ご覧の通り、測ったようにピッタリ収納出来るのですよ。
ちなみにこのバッテリーは、私が勤めている会社のオリジナル商品。
BATON airsoft製電動ガン用リポバッテリー7.4v2000mAhです。
自社製品の宣伝をするわけではないのですが(汗)30Cという高い放電レート
(電池容量に対する放電時の電流の相対的な比率)は、特殊なメカボックス構造を持つ
マルイ電動UZIのトリガーレスポンスを最大限に引き出してくれるため、
セミオート限定で使用するエリートオペレーターズ等の競技には最適なチョイスなのです。

先の画像にも写っていますが、バッテリーのコネクターは上のように、
マガジンハウジング部分の上側を切り欠き、後方へと逃がしています。
さらに、フォアグリップ内のスペースで無理なく接続するために、
バッテリーから伸びたコードを若干切って、コネクターを付け直しました。
いつもながらの現物あわせでやっつけたため、ちょいと苦労しましたね(汗)
ちょっと話しが前後しましたが、この位置にバッテリーを収納するためには、
上画像の位置にある本体側コネクターを、レシーバー下側に移設しなければなりません。
・・・とは言え、もともとの配線がレシーバーの前方を通っているので、
Ver.2メカボの配線を引き直すような手間はかかりません。
上画像中、スイッチ部分から伸びている赤と黒の配線を・・・

ヒューズの手前で切断し、ご覧の配線でコネクターを接続するだけの話しです。
ちなみに、この画像では太めのコードを使っていますが、これではレシーバーを
閉じることが出来なかったため、後にもともと使われている細いコードに付け替えました。

左右のレシーバーを閉じた状態がこちらです。
本来はヒューズが顔を覗かせている開口部から配線を逃がしたわけですね。
メカボックス表面を若干削って、コードとの干渉を取っているのがわかるでしょうか。

フォアグリップ内のバッテリーと本体コードを接続した状態がこちらです。
充電の際は、フォアグリップの下に伸びたバランスコネクターを充電器に繋ぎます。
フロントまわりを組み上げてしまうと、バッテリーが常に繋がった状態になるわけで、
リポバッテリーの扱いに慣れていない方は何かと不安になるかもしれませんね。
保管に気を使うわけでもない状態で、このまま既に7ヶ月以上が経過しておりますが、
現時点で銃にもバッテリーにも、一切何の問題もありません。
ただし言うまでもなく、セーフティを解除してトリガーを引けば、いつでも弾が出る状態。
つまり、不用意にトリガーを触るようなことは絶対に許されない状態なわけです。
もっとも、それはどんな銃でも等しく守らねばならない絶対のルールですけどね。
ちなみに、この工作でヒューズを取り払ってしまったわけですが、
明らかにメカボックス内部のトラブルで動作が停止した時に、
無思慮にトリガーを引き続けるような真似をしなければ大丈夫。
正しい扱い方を心得ていれば、ヒューズが無くても安全なのです。

こうして完成を見た私のマルイ電動UZI 出二夢スペシャルは、
バッテリーの交換にともなうダットサイトの調整が不要となり、
高い精度を要求される各種マッチで、より確かに闘える力を身に付けました。
このUZIと共に臨む次の戦いは、横浜PCM 4th ELITE OPERATORS本大会。
常に上位を占めるM4勢に、このUZIと一緒に真っ向勝負を挑みます。
先日の葉隠マッチで2位を獲得したトレポンユーザーのT兄さんとビレッジ2で記念撮影。
T兄さんはこのM4で、3rd ELITE OPERATORS本大会での優勝も飾っておられましたが、
はっきりしているのは、彼がトレポンを使ったから勝てたという物ではないということです。
多くのトップシューターが、数々の練習と試合を繰り返した末、
勝つために必要な道具として、トレポンを選んでいるに違いありません。
M4という銃の優れた操作性と、システマ独自の鋭いレスポンスは、
シューティングマッチを戦う上での、最高のプライマリーウェポンだと思います。
それを完全に理解した上でなお、私がマルイさんの電動UZIを選ぶのは、
三十数年間に渡って愛し続けたこの相棒とともに、勝利を掴みたいからなのです。
マガジンチェンジを強いられるサイドマッチも導入された今、
設計思想の古いUZIを使うことの不利は、誰の目にも明らかでしょう。
それでも私はこいつと一緒に戦って、144枚の満射を目指します。
私がUZIをやめるのは、
この心臓が止まる時!
全国のUZIファンを代表して、これからも戦い続けますので、
今後とも応援のほどを、何卒よろしくお願いいたしますです!!
最後に、昨日の記事へのコメントをくださった皆様、色々な意味でありがとうございました!(笑)
それ以前に頂戴したコメントにつきましても、後日レスを返させていただきますね。
Posted by カズヤ at 02:46│Comments(0)
│東京マルイ電動UZI
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