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カズヤ
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その昔、某銃器専門月刊誌のライターと、某エアガン専門店での開発、販売を兼務。その後、某出版社に誘われ、エアガン関連ムックの編集に携わる。さらに後、某エアガンメーカーに誘われて入社と、80から90年代にかけて、エアガン業界にどっぷりつかった人生を送るが、ある理由により業界から撤退。
そして2012年、再び鉄砲業界に返り咲き、Gunsmith BATONに入社。充実した日々を過ごす中、2014年には人生初の渡米を果たし、憧れのイチローさんの下で、夢だった実弾射撃をついに体験! もはやこの人生に一片の悔いも無い、52歳の初老ガンマニア。

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Posted by ミリタリーブログ at

2012年01月31日

マルシン電動UZIについて その85 総括と今後1



スプリングとピストンの話しを途中に挟んでと、
ちょいと寄り道してしまいましたので、
今回は前置き無しで本題に入りましょう。

「その82」でひとまずの成功を見た
ガラスチューブ仕様での命中精度向上計画。

今回のシリーズではその結果も含め、
今までの様々な検証結果を見直して、
マルシン電動UZIというエアガンに対する
一応の結論を出してみようと思います。

過去記事の説明と重複しますが、
まずは下のイラストをご覧ください。



ノーマル状態のマルシン電動UZIは、
チェンバーに送り込まれたBB弾が
どこにもホールドされておらず、
下イラストに示したバレル内21mmの空間を
コロコロと動いている状態にあります。



給弾ノズルが前進しきった直後に
エアーで射出されているとはいえ、
これでは命中精度が安定しないのも
頷けるというものですよね。

そこで講じたのが、
懐かしいガラスチューブを使った方法。


 イラスト中、緑色で描いた部分がガラスチューブです

本来のチェンバーパッキンの内側に
ガラスチューブをはめ込むことで
BB弾をやわらかく保持し、
射出位置のバラつきの解消を狙ったわけです。



上がそのノーマル状態とガラスチューブ仕様での
グルーピングの比較なのですが、
狙い通り若干タイトになっているのがわかります。

ただやはり、長物の命中精度としては
今ひとつパッとしませんよね。



参考までに、昨年末の横浜PMC11thにて使用した
マルイハイキャパ自家製カスタムの
製作途中のグルーピングテストの結果を見てみると・・



中央の黒丸は直径20mm程度ですが、
7mからの依託射撃で5発撃ってのこの精度。



同じ距離からスタンディングで
かなり無造作に撃ってもこのグルーピングです。

着弾が右に逸れているのは
ゼロインが出ていないためですが、
距離が8mになったところで、
極端に広がることは無さそうですよね。

ブローバックガスガンでこれだけの精度が出てしまう
東京マルイ製品の恐るべきクオリティと較べるのも
可哀想ではあるのですが、
正直もうちょっと何とかしたいところです(涙)

これまでの検証記事で、
上述したガラスチューブの投入だけでなく、
バレル内側の清掃やシリンダーを含めた
チェンバー周りの気密アップ処理等、
打てる限りの手はすべて打ったと自負しております。





それでも満足の行く命中精度が得られない現状、
辿り着く結論はただひとつ。

マルシン独自のスーパーソニックバレルの構造。
これがBB弾の直進性を損ねていると
言わざるを得ないでしょうね。



いや、勿論わかってはいたんですよ?

それでも少しでも何とかならないかと
ここまで足掻いて来たのですが、
やっぱりダメなものはダメでしたね~(涙)

では、マルイ製品が良く当たるのは何故なのか。
マルシン電動UZIを当たる銃にするためには
どうすれば良いのか。

次回はその可能性を探ってみようと思います。

マルシン電動UZIの話し、いよいよラスト間近です!  

Posted by カズヤ at 20:59Comments(2)性能、検証