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カズヤ
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その昔、某銃器専門月刊誌のライターと、某エアガン専門店での開発、販売を兼務。その後、某出版社に誘われ、エアガン関連ムックの編集に携わる。さらに後、某エアガンメーカーに誘われて入社と、80から90年代にかけて、エアガン業界にどっぷりつかった人生を送るが、ある理由により業界から撤退。
そして2012年、再び鉄砲業界に返り咲き、Gunsmith BATONに入社。充実した日々を過ごす中、2014年には人生初の渡米を果たし、憧れのイチローさんの下で、夢だった実弾射撃をついに体験! もはやこの人生に一片の悔いも無い、52歳の初老ガンマニア。

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Posted by ミリタリーブログ at

2012年09月24日

マルイ電動UZIについて その20 内部構造7

この週末はいきなり涼しくなっておりますが、
皆様は体調を崩したりされていませんでしょうか?
そういう私は何だか調子が優れません・・・(涙)

と、そんなことはさておき、
トリガーバーの強度問題についての話しの続きを
さっそく進めさせていただきましょう。

ちょっと間が開いてしまいましたが、
その分飛ばして参りましょうかね~。



前回解説しましたように、上画像中黄色く囲った部分の
リターンスプリングが必要以上に強いのと、
トリガーバーの、そのテンションを受ける部分が
非常に折れやすい形状をしていることから、
トラブルを招く原因となっているこの部分の問題。



これを出来るだけ簡単な方法で解決すべく、
いつものように無い知恵を振り絞ってみました。

この点について、ミリブロガー仲間の1人にして
なんと母校(小学校)が同じだったという奇遇のお方、
「派遣部隊のヤナギログ」のヤナギ君がかつて実践されていたのは、
このリターンスプリングを弱いものに交換するという方法でした。

「柳は出来ておるのう・・・」

と感服すると同時に、この検証記事を準備中だった身の上としては

「・・・やってくれた喃・・・!!」

とも思ったものでしたよ。
いや、冗談だからねヤナギ君(笑)


 逆に怖いわ!!

話しを戻しまして、このリターンスプリングを
テンションの弱い物に交換するというのは非常に有効な手だと思うのですが、
トリガーバーの例の部分が折れやすいという問題は、
この方法では残念ながら解決出来ません。



上画像で示しているように、赤い矢印で示したスプリングのテンションを、
下側から黄色い矢印のようにより大きな力で支えてやれば、
問題の弱い部分の折れやすさを解消出来るという理屈ですよね。

ヤナギ君のようなインテリジェンスに欠ける私はチカラ技で勝負!
ということで、以前使ったアルミアングル材の余りを使い、
トリガーバーをダイレクトに補強することにいたしました。



方針が決まれば後は手を動かすのみ!
まずはトリガーバーのスプリングがハマる突起の中央に
卓上ボール盤で1.6mmの下穴を開けます。





こんな風にね。

この下穴にM2のタップでネジを切っておきます。
このタップも25年くらい使ってるかな~。



お次は下画像のように細書きのサインペンでアングル材にアタリをとって・・・



先に開けたトリガーバーのネジ穴と対応する位置に
こちらは2mmの穴を開けておきます。



あとは黙って削り出すのみ!
サインペンのあたりを目安に現物あわせでゴリゴリやること十数分。
下画像のような補強パーツが出来上がりました。





なんだかちょっと可愛いかも(笑)

このパーツを下画像のようにトリガーバーに固定することで



下画像中上方からの負荷を斜め右下側から支えてやり、
破損を防ごうと言う寸法なのでありますよ。



私の頭ではこれが一番確実な補強方法だと思うのですが、
他に良いアイディアをお持ちの方がいらっしゃいましたら、
是非ともお知恵を授けてやってくださいませ。
私の技術で実践出来る範囲であれば、
別の固体で試させていただきますので!

と、補強パーツが出来たところで、
これを取り付けるに当たってのちょっと面倒な作業については
次回詳しくご紹介いたします。

10年使えるマルイ電動UZIの完成まで、もうちょっとです!!  

Posted by カズヤ at 00:07Comments(4)東京マルイ電動UZI

2012年09月22日

ハイパー道楽「カスタムガンコンテスト2012」終了によせて

既に5日も経ってしまいましたが、
ハイパ~道楽さん主催による「カスタムガンコンテスト2012」
今年も大きな盛り上がりの中、無事に終了しましたね。

まずは何より、私の応募作品に投票してくださった皆様に
心よりのお礼を申し上げます。

あのような地味~な作品に貴重な票を投じていただき、
本当にありがとうございました。

最終的には30票ほど頂戴していましたので、
自分の1票を除くと(笑)29名もの方が
私の作品を支持してくださったということで、
皆様には本当に感謝の言葉もございません(感涙)

お礼と言うには拙い写真で大変恐縮なのですが、
コンテストに応募した3枚+オマケの画像を
大きめのサイズでアップいたしますので、
よろしければお持ち帰りくださいませ。
(サムネイルをクリックすると別窓に表示されます)


166KB


194KB


188KB


257KB

自分としては全力を注ぎ込んで製作した
最強のカスタムグロックと自負しているのですが、
コンテストに参加するにしては華が無さ過ぎましたね(汗)

来年は今回間に合わなかったカスタムUZIを仕上げて
長物部門にエントリーしようと思いますです。
え? どっちにしても華が無さそうですって??(笑)

と、ちょっと鬼が笑いそうな話はさておくとして、
自信作であるカスタムグロックの全貌については
すべての加工、修正作業を記録にとっておりますので、
当ブログにて追々ご紹介して行く予定でございます。



まずは現在進行中のマルイ電動UZIの徹底検証に
ひと区切りをつけてから、というところですね。

最後になりましたが、
「ハイパ~道楽」主宰のYAS様に厚く御礼申し上げます。

毎年コンテストという発表の場所をご提供くださり、
真にありがとうございます。
また来年もUZIでエントリーしたいと思いますので、
その折にはまた、何卒よろしくお願いいたします!

※UZIファンの皆様、メカボ検証の続きは日曜深夜に更新いたします!  

Posted by カズヤ at 02:52Comments(0)雑記

2012年09月10日

マルイ電動UZIについて その19 内部構造6

横浜PMC参戦記カスタムガンコンテストエントリーのご報告と、
一ヶ月弱もの間が開いてしまいましたが、
マルイ電動UZIの内部構造に関するレポート、
今回より再開させていただきます。



まずは「その18」までのおさらいも兼ねて、
マルイ電動UZIについて巷で噂されている
ネガティブポイントをもう一度書き出してみましょう。

1:初速が極端に低い
2:初速を上げようとすると壊れる
3:純正以外のバッテリーを使うと壊れる
4:普通に使っているだけで壊れる


上記の1~3については既に詳しく解説しましたので、
当ブログ読者の皆様なら、これらについての真実は
ご理解いただけたことと思います。

今回からは4番目の

4:普通に使っているだけで壊れる

この大問題について真正面から取り組んで参りましょう。

マルイ電動UZIを正しく使用する上で発生するトラブルで、
もっとも代表的なケースは以下の2つ。

A:トリガーを引いても動かない、またはトリガーがロックして引けなくなる。

B:メカボはちゃんと動いているのに弾だけが出ない。


この他に多く見られるトラブルとして、
トリガーそのものが折れるというケースがありますが、
これはセーフティーがかかった状態で
無理やりトリガーを引くことで起きるものなので、
今回は特に触れなくても良いでしょう。

前述したA、B二つのケースは、純正バッテリーを使っていようが
セミオートのみで撃っていようがお構いなしに起きるもので、
使用する側には何の落ち度も無い、言わば
(あまり言いたくないのですが…)構造的欠陥が原因で発生する
マルイ電動UZI固有の必然的トラブルなのです。

って、自分で書いててちょっと恐ろしいのですが(汗)
まずはトリガーが機能しなくなる場合の原因について
詳しく解説してみましょう。



上の画像はUZI本体から取り出したメカボックスの左側、
スイッチ周りを撮影したものですが、
赤矢印で示したトリガーバーに注目してください。



このトリガーバーを銃口側に動かすと、
スイッチ部分の電極が接触してセミオートの動作が行われます。



実際にはグリップフレーム内部に設けられている
トリガーと連動したパーツによって銃口側に押されるのですが・・・









上の一連の画像でその動作がイメージ出来ますでしょうか。

この際、トリガーバーは上の画像中黄色い円で囲っている
小さいリターンスプリングを圧縮しながら前進するのですが、
これがサイズの割りにかなり強めのスプリングなので・・・



上画像の黄色い矢印で指した部分に大きなストレスがかかるのです。

トリガーバーは亜鉛ダイキャストによるパーツなので、
上で示したような形状の場所に連続したストレスがかかれば
どんなことになるかは考えるまでもなくわかりますよね。



はいご覧の通り、あっさり折れてしまうのですね~(涙)



折れていないトリガーバーと並べてみれば、
そこが折れるべくして折れていることが
より明確におわかりいただけると思います。

素人が軽々しく言うことではありませんが、
この点については設計に問題があったと考えざるを得ないでしょう。

そしてこの部分が折れてしまうことによって
前進したトリガーバーが後退しなくなり、
セミオートの場合はトリガーを引いても通電せず、
フルオートの場合は最悪、モーターが回りっぱなしになるという
異常事態を引き起こすことに繋がります。

私が遭遇したケースは、
トリガーバーの欠損部分とリターンスプリングが噛みあって
トリガーそのものがまったく動かなくなるというパターンでした。
おかげでこの記事が書けたというものではありますけどね(笑)



さて、ではどのようにしてこの問題を解決すべきなのか。
次回はその検証と、具体的な方法についてを
詳しくご紹介してみたいと思います。

「10年は戦えるマルイ電動UZI」の完成を目指して、
一歩ずつ着実に進んで参りますので、
今しばらくのお付き合いをお願いいたしますです!
  

Posted by カズヤ at 23:34Comments(3)東京マルイ電動UZI

2012年09月03日

理想のグロックを求めて 序編



ハイパ~道楽さん「カスタムガンコンテスト2012」経由で
当ブログにご来訪くださった皆様、はじめまして!

この記事の更新が遅くなったため、
グロックの画像を見てこちらに飛んでくださった方は
ほとんどUZIの記事しかない奇妙なブログで
さぞや驚かれたのではないかと思います。

「UZI SIX MILLIMETER」と名付けた当ブログは、
世界一UZIを愛する私、出二夢(でにむ)カズヤが
ウージーという銃のトイガンをメインテーマにお送りする、
偏見と偏愛に満ちた内容のブログでございます。

今回の「カスタムガンコンテスト2012」も、
本当はUZIのカスタムガンで長物部門にエントリーしたかったのですが、
昨年の同コンテストのアンケートにて

「ハンドガン部門も設置してください!」

と書いた私の希望を叶えてくださった
ハイパ~道楽主宰のYAS氏へのお礼の気持ちを込め、
まだどこにも発表していなかった渾身のカスタムグロックにて
エントリーさせていただいたという次第です。



人気投票の受付が始まったばかりということもありますし、
コンテスト外の当ブログで極端なアピールを繰り広げるのは
ちょっとした選挙違反(?)のような気がするので、
まずはご来訪くださった皆様へのご挨拶と、
どこをどういじったか良くわからないであろう
私のグロックカスタムの改修ポイントを、
ほんのちょこっとだけご紹介させていただきます。



話せば長くなるので今回は話さない(汗)諸々の事情により
ヤフオクにて入手した中古のマルイ製グロック17。

前のオーナーさんがどれくらい撃たれたのか、
どういう使い方をして来られたのかもさっぱりわからない、
けっこうくたびれた印象のこのグロック17が、
手元に届いたまんまの状態にガスと弾を込めて撃ってみたところ、
5メートルからの10発がほぼワンホールという
驚異のグルーピングを叩き出したのです。

シューティングマッチで戦うためにと心血注いで作り上げた
マルイハイキャパカスタムと同等かそれ以上の命中精度を、
中古の箱出しであっさり実現してしまう
マルイ製グロックの性能を目の当たりにして、、
なんだか色々とバカバカしくなってしまいました(涙)
  


で、そのマルイ製グロック17(以下、G17)を前にして、

「この性能でG19のサイズだったら、まさに理想のコンパクトキャリーガンじゃないの」

という、誰もが考えつくであろう発想に辿り着き、

「どうやら誰もやってないみたいだから、最初に発表したらウケるかも・・・」

これが今回のカスタム製作にあたっての動機だったというわけですね。
47歳にもなる大人の考えとは思えないような短絡的発想ですよね~(笑)

では以下に基本であるG17からG19への改修作業のさわりの部分を、
画像を中心にちらっとご紹介いたしましょう。。



まずマガジンについてですが、これは中国のエアガンメーカー
「クラシックアーミー」が発売しているG19用の物をネット通販にて購入。
ある程度の加工調整は覚悟していたのですが、そのまますんなり使えました。



このマガジンのサイズに合わせてG17のグリップをバッサリ切断。



G17のマガジンを挿入すると、どれくらいカットしたのかがわかりますね。





スライドとアウターバレルは切り詰めて使うことになるので、
慎重に寸法を測ってサイズを決定。
上画像中、赤矢印で示した部分が不要となります。



ノコギリでゴリゴリと惜しげもなく切断。



ご覧のように黄色いテープ(マスキングテープ)をガイドに若干長めに切断し、
この後切断面をヤスリでキレイに整えます。



もちろんフレーム先端も同様に切り詰めちゃってます。



そして切り詰めたパーツをそれぞれ接着したのが上画像の状態です。
あまりに自然なバランスなので、最初からこのサイズだったかのようですね。



KSC製のG23Fと並べてみると、確かに短くなったのがわかります。
KSCグロックがもっと当たってくれればこんな苦労は・・・(涙)

と、ここまでの流れでマルイ製G17をどう加工しているのか、
大体のところはお分かりいただけたかと思います。

とは言え、本当に大変だったのはここから先の作業でして、
特にグリップまわりの形状変更については
気の遠くなるような時間と手間がかかりました。

 

ターゲットに向けて銃をまっすぐ突き出した時に、
フロントサイトが上を向いてしまうグリップアングルが
どうしても許せなかったのと、
誰も造ったことのないグロックカスタムが欲しかったのとで、
完全にむきになってましたからね~(笑)

そのあたりについては今回のコンテストが終了した後で、
改めてじっくりご紹介して行きたいと思います。

って、あくまでご要望があればの話しですけどね。
人気投票の結果で、ニーズの有無は一目瞭然ですからね(汗)

現物を握っていただかないことには
このG19カスタムの持ち味はお分かりいただけませんが、
私なりに気張って撮ったコンテスト用画像が
どれだけのご支持を頂戴出来るものか、
年甲斐も無くドキドキしながら結果を待つ日々でございます。

以上、ハイパ~道楽さん「カスタムガンコンテスト2012」
エントリーにあたってのご挨拶と作品の簡単なご紹介を
これにて終えさせていただきます。

いつものUZIネタを期待しておいでくださった常連の皆様には、
突然のこのような記事で大変失礼いたしました。

「出二夢カズヤがグロックとは・・・日和りやがったもんだぜ」

などといったお叱りの声が聞こえて来そうで怖いのですが(汗)
私なりの偏執的なこだわりをタップリと詰め込み、
精魂込めて造ったカスタムグロックですので、
コンテスト終了後の紹介記事にちょっとだけご期待くださいませ。

次回からは中断しておりましたマルイ電動UZIの
内部構造の検証記事を再開いたしますです。
  

Posted by カズヤ at 02:15Comments(8)ハンドガンカスタム