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カズヤ
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その昔、某銃器専門月刊誌のライターと、某エアガン専門店での開発、販売を兼務。その後、某出版社に誘われ、エアガン関連ムックの編集に携わる。さらに後、某エアガンメーカーに誘われて入社と、80から90年代にかけて、エアガン業界にどっぷりつかった人生を送るが、ある理由により業界から撤退。
そして2012年、再び鉄砲業界に返り咲き、Gunsmith BATONに入社。充実した日々を過ごす中、2014年には人生初の渡米を果たし、憧れのイチローさんの下で、夢だった実弾射撃をついに体験! もはやこの人生に一片の悔いも無い、52歳の初老ガンマニア。

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2012年02月29日

理想のガバメントを求めて 5

理想のガバメントを求めて 5

上はかのSmith & Wesson社が発売している
SW1911 Tactical Rail Seriesの実銃画像です。

ガバメントなのにS&Wの刻印がバシッと入っているところが
何とも言えずカッコイイではないですか!

レール部分の複雑な造型がまた魅力的ですよね~。
これを再現するのはちと遠慮したいところですが(汗)

と、前置きはこれくらいにして、
前回の作業の続きを進めましょう。

理想のガバメントを求めて 5

ABS板を切った貼った(笑)して作った
レールマウント部分を、
マルイ製デザートウォーリアのフレームと
いかにして合体させるかが今回の課題です。

理想のガバメントを求めて 5

まずは自作レールにタクティカルライトを取り付けて、
ライト装着時の位置関係を確認します。

理想のガバメントを求めて 5

レール裏側(フレームと接触する側)の
出っ張った部分が当たる場所を、
上画像のように油性ペンでマーキングしました。

ちなみにこのデザートウォーリアのフレームですが、
表面を耐水ペーパーでひと磨きしたところ、
塗装されていたことがわかりました。

理想のガバメントを求めて 5

そもそもデザートカラーに近い色で
成型されてはいるのですが、
おそらくは樹脂っぽさを隠蔽するために
同系色で塗装しているのでしょう。
これなら多少の傷がついても目立ちませんしね。

と、ちょいと話が逸れましたが、
先のマーキングを頼りに、
フレームをゴリゴリと削って行きます。

理想のガバメントを求めて 5

レールマウントを接着してしまうので
仕上がりも何も関係ありませんが、
余分なところに傷をつけないよう注意して
作業を進めております。

理想のガバメントを求めて 5

最終的には下のような状態になりました。

理想のガバメントを求めて 5

理想のガバメントを求めて 5
もともとの状態からどの程度削ったかが
おわかりいただけるでしょうか。

トリガーガード付け根付近に穴が開いているのは、
接着作業のために新たに設けたものです。

この作業と平行して、
自作レールマウントの方にも手を加えます。

理想のガバメントを求めて 5

ウェスタンアームズ製キンバーウォーリアの
レール先端部分を参考に、自作レールマウントの
厚み方向の形状を整えたわけですね。

ここまでの作業を終えたところで、
いよいよフレームとレールを合体させるのですが、
ここで唐突に1本のアクリルパイプが登場。

理想のガバメントを求めて 5

いったい何年前に買ったものか忘れましたが、
この外径16mmのアクリルパイプが、
マルイ製フレーム先端の内側のアールに
ドンピシャで収まるサイズだったのです。

理想のガバメントを求めて 5

理想のガバメントを求めて 5

つまりはこのパイプを、
レールとフレームを接着する際の
冶具にしようという寸法です。

透明の梱包テープを貼り付けておけば、
アクリルが接着剤に侵されることもありませんからね。

そしてこの際、
レールマウント内側の削り過ぎで
開いてしまった穴の部分に、
表側からセロテープの細切りを貼り付けておきます。

理想のガバメントを求めて 5

ここを塞いでおかないと、
接着用のプラリペアが漏れ出して
大変なことになりますからね(汗)

理想のガバメントを求めて 5

ここまでの段取りが済めば、
後は迷わず進むのみ。

毎度お馴染みプラリペアセットを用意した上で
自作レールをタクティカルライトに取り付けます。

理想のガバメントを求めて 5

然る後レール裏側のへこんだ部分に
プラリペアの粉末を盛り付けて、
専用リキッドを加えます。

画像が無くて恐縮ですが、
この際、専用リキッドを加え過ぎると
ライトの方に流れ出す恐れがあるので、
リキッドの量には細心の注意を払います。

専用リキッドを加えたところで、
レールとフレームを素早く合わせるのですが、
この際下画像のように、
前述のアクリルパイプで位置を決めるわけです。

理想のガバメントを求めて 5

理想のガバメントを求めて 5

作業の雰囲気がおわかりいただけますよね?

上のように位置を合わせたまま
2~3分ほどしっかり押さえていると、
手を離しても両者が外れない程度に
プラリペアが半硬化します。

そのタイミングで冶具のアクリルパイプと
タクティカルライトを外し、
今度は上方向から見た際にキッチリ平行が出るよう、
平面が出ている角棒等の冶具で、
レールとフレームの位置関係を矯正します。

理想のガバメントを求めて 5

上の画像で作業内容がご理解いただけるでしょうか。

フレームと冶具(真鍮とベークライトの角棒)との隙間が
左右均等になるよう調整した状態で、
クランプで挟み込んで固定しています。

この段階で手を抜くと
完成後にライトを取り付けた際、
光軸が狂って使い物にならなくなりますので、
最も気を使うべき工程と言えるでしょう。

完璧に位置が決まっていることが確認出来たら
最低でも2日は放置し、完全硬化を待ってから
次の工程に進むのですが、今回はここまでです。

次回は合体したレールとフレームを
違和感なく馴染ませる作業をご紹介します。



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この記事へのコメント
(;゜0゜)
こんな、大・改・良‼
してたの…
すんごいね!
今度自分のも是非‼
Posted by だぶー at 2012年02月29日 22:02
>だぶー君

ひさしぶりのコメントありがとう!

途中経過を見せただけじゃ伝わらなかったか(笑)

まぁ大改良って言うか、必要な作業を
淡々と施しただけなんだけどね。

>今度自分のも是非‼

うむ、まかせておきたまえよ。
その代わりまたあちこち連れてってね~。
Posted by 出二夢カズヤ(でにむかずや)出二夢カズヤ(でにむかずや) at 2012年02月29日 22:35
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