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カズヤ
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その昔、某銃器専門月刊誌のライターと、某エアガン専門店での開発、販売を兼務。その後、某出版社に誘われ、エアガン関連ムックの編集に携わる。さらに後、某エアガンメーカーに誘われて入社と、80から90年代にかけて、エアガン業界にどっぷりつかった人生を送るが、ある理由により業界から撤退。
そして2012年、再び鉄砲業界に返り咲き、Gunsmith BATONに入社。充実した日々を過ごす中、2014年には人生初の渡米を果たし、憧れのイチローさんの下で、夢だった実弾射撃をついに体験! もはやこの人生に一片の悔いも無い、52歳の初老ガンマニア。

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2012年08月28日

出二夢カズヤの横浜PMC12th参戦記 その3

前回記事からちょっと間が開いてしまいましたが、
横浜PMC12th参戦記の最終回をお送りいたします。

マッチ当日から丸1週間が経過した今もなお、
毎晩夢に見ているほどに素晴らしいものだった
あの日の体験を、拙い文章力でどこまでお伝え出来ますものか・・・


 トップシューターたちによる7mストロングハンドオンリーの戦い。手前より矢田ちゃん、田中さん、トモちゃん

両手撃ちでの枚数を競うマッチ1を終え、
昼休みを挟んで再開されたマッチ2「アンビデクストラウス」。

こちらの競技での射順はマッチ1で倒した枚数の低い者から
先に撃つ段取りになっていたため、私は早々に自分の番を撃ち終え、
その結果は前回ご紹介した通り(涙)
そこから先は待合室で仲間たちと談笑しつつ、
他の参加者の皆さんの激闘をモニターにて観戦していました。

整然と競技は進み、いよいよマッチ1での満射を果たした
8名のトップシューターの順番が近づいた時、
かの戦うフォトグラファー、長谷川トモちゃんの

「ここからは下で観戦しないと! 彼らの一挙手一投足、
 息遣いに至るまでを直に見ない手はありませんよ。」


という、言葉は正確では無いかもしれませんが、
そんな内容の発言に触発され、
トモちゃんと矢田ちゃんを追うようにして
階下のマッチ会場フロアへいそいそと移動したのです。


 石井名人と鮫島君の芸術的なドロウ。腕以外ほとんどブレていないところに注目です。

昨年末の横浜PMC11thでは自分のことで精一杯で、
また、今年3月の赤羽1stでは会場の狭さ故に、
トップシューター達の射撃を間近で観てはいませんでした。

モニター越しに、また数メートル離れた後方から観た彼らの射撃は、
あまりにも淡々とプレートを倒してのけるが故に、

「あれくらいのレベルになると、当たり前の作業を
機械的に行っているに過ぎないんだろうなぁ・・・」

と、そんな漠とした印象を私に抱かせていました。
それがいかに大きな誤解だったかことか!

毎回のようにマッチ1での48枚を楽々クリーンしている
シューティング業界(?)ではお馴染みの面々が、
自らを落ち着かせるために呼吸を整え、
震えそうな足元をしっかりと踏み固めて、
必死の想いで射撃を行っていたのです。


 毛利名人と小林名人のアンビデクストラウス。毛利名人がウィークハンドシュートのドロウ時、右手の平を外側に向けられていたのが印象的でした。

赤羽1stの際、風邪のため最悪の体調を押して参加されていた
敬愛する毛利名人が、1ステージを終える毎に後ろに下がって
ずびぃと鼻をかみながらも淡々とプレートを倒して行く様は、
まさに神技を目の当たりにした思いでした。

しかしその毛利名人でさえもが、周囲の空間が歪んで見えるほどの
(板垣漫画のワンシーンのように)気迫を全身に漲らせて
プレートに対峙しているのを見た私は、
今までの誤った認識を深く恥じ入りました。

4、5、6mを左右共に危なげなくクリアーしたシューターが、
あと12枚を倒せば満射という精紳の重圧に押し潰され、
思わずプレートを外してしまうその恐ろしい光景、圧倒的な緊張感。

プレートを倒せば倒すほど高まって行くプレッシャーの重さは、
間近で見ている私にも物理的に感じ取れるほどの凄まじいものでした。

この日最下位の私から見たら雲の上の住人である射撃の達人たちの
1発ごとに魂を削っているかのような鬼気迫る射撃は、
私のエアガンシューティングに対する価値観を完全に塗り替えてくれたのです。


 ひと桁名人位をかけ、イチロー検定方式によるシュートオフを戦うヒラノ氏とタケダ氏の雄姿!

この日、わずか2枚を惜しくも外してしまったトモちゃん曰く。

「練習では絶対に出ないトリガーミスが起きるのは何故なのか。
 逆に、この緊張を練習で再現するにはどうしたらいいんだろう。」


インストラクターとしての訓練を受けている彼の言葉は、
それが何気ないひと言であってもストンと納得出来るところが凄いのですが、
こんな私でも練習ではかなりの枚数を倒せるのが、
まぁ銃のトラブルは別として(涙)ハンズアップした両手の指先が
プルプルと震え出すのは、やはり本番のステージだけの現象なんですよね。

おしっこを我慢しながら撃つ! と言っていたのは
LEMサプライ社長の矢田ちゃんだったでしょうか(笑)

下剤を飲んで撃ったらどう? などと下品なのは私ですが(汗)
「練習通りに撃つ」ということを本番で行うための練習は
いったいどのようにすれば良いものか、今の私にはさっぱり見当も付きません。


 トモちゃんの取材を受ける新名人お二人。タケダ氏は故あって顔出しNGです。

遠い昔、コンバットマガジンの駆け出しライター時代に
同じ釜の飯を食った仲の、たまに当ブログにもコメントをくれるT2氏。

彼はかつて本場アメリカのビアンキカップで、
長年に渡って誰も破れなかった日本人最高得点記録を叩き出した
シューティングの実力者なのですが、
その彼が教えてくれたプレート攻略の唯一の方法は、

「プレートの真ん中を狙って、トリガーを自分に向かって真っ直ぐ引く」

この一点だけでした。
そんな当たり前のこと、誰でもわかってるわい!
と言いたいところなのですが、
その当たり前のことが出来ないのが悩ましいところなのですね~。

ま、私の場合は遥かそれ以前の問題なんですけどね(涙)

実はT2氏の教えはこれだけでは無いのですが、
それについては私だけの秘密にさせてもらいましょう。

いや、決してケチるわけではありませんし、
T2氏もここに書くことについて咎めはしないと思うのですが、
それを実践できない私が書いたところで、
説得力のカケラも無いのは目に見えていますからね。

もう少し、いや、最低でもマッチ1の48枚を
見事にやっつけられるその日が来たら、
T2氏直伝の極意について書かせていただこうと思います。


 和やかな閉会式の様子。最下位の私にも暖かい拍手が・・・(感涙)

最後に、今大会にて見事96枚の満射を果たし、
名人位を手にされたヒラノ氏とタケダ氏に心からの敬意と、
素晴らしい体験の場を作ってくださった運営スタッフの皆様、
熱い戦いで魅せてくださった全てのシューターに
心からの感謝を述べさせていただきまして、
出二夢カズヤの横浜PMC12th参戦記を終わります。

最下位シューターの書く拙いレポートにも関わらず、
最後までお付き合いくださった皆様、
本当にありがとうございました。

普通の神経だったら、何かの競技会に出て最下位になどなったら
べっこり凹んで口もきけないほど落ち込むところなのでしょうが、
今回の私はこの日に体験したすべてのことが嬉しくて楽しくて、
最高の上機嫌で帰路についたものでした。


 副賞でいただいたトモ長谷川氏ご提供のTUFFプロ製キャップ。これを被って練習します!

神経が図太いという部分は多少あるにせよ(汗)
ここから新たなスタートを切ることが出来るという発見があったことが
何よりも最高にうれしくて、少年のように心を浮き立たせていたのですよ。
47歳にもなってこんな体験が出来るなんて、
ここまで生きて来て良かったなぁと心底思う次第です。

この記事で新たにシューティングに興味を持ってくれた方が、
ただの一人だけでもいてくれるとうれしいんですけどね~。
鉄砲を趣味とする者として、
この楽しさを体験しないままでいるのは
あまりにもったいないと思うんですよね。

次のマッチは年末の横浜PMC13thか、
それ以前に赤羽2ndになるか、
いずれにせよ必ず参戦するつもりですので、
一から出直しの私がどこまでやれるものか、
生暖かく見守っていただければ幸いであります。


 さらば和田町! また来る日まで!!

まずは壊れない銃を作るところから出直しですね!
とほほ~(涙)





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この記事へのコメント
私も弾ポロがおきにくい銃を作らないと…。
Posted by へろへろかぢや at 2012年08月28日 07:44
カズヤさん。
トップシューター2人に挟まれて撃っている田中です。
まさか本番でこのような状況になってしまうとは…しかも真ん中。
邪魔にならないか心配でした。
矢田さんとは、練習をご一緒させてもらった事があるのですが
ドロウスピードの違い、Gunや弾への考え等いろいろ気づかせてもらいました。
私はPMCが大好きです。
石井師匠、毛利名人、スタッフの方、いつもありがとうございます。
また練習して自分なりの課題を見つけ
挑戦したいと思っています。
よろしくお願いします。
Posted by TNK at 2012年08月28日 11:19
カズヤ君にアドバイスしたのはいいけど、
その本人が全然できてなくて笑い話になってますな(汗)
Posted by T2 at 2012年08月28日 22:29
>へろへろかぢや様

おおー! コメントありがとうございます!!
今回はお互い銃トラブルで痛い目を見ましたが、
なぁに、これで次回への対策が練れるというものですよ。

ましてかぢや君は若くて才能に溢れているんだから、
あっという間に駆け上がって行くでしょう!

次回、青いM9A1での活躍を期待してますよ!!
>TNK様

わざわざコメント頂戴しまして、まことに恐縮であります!
昨年末、横浜PCMでの初めての練習の際、
PMCの試合の段取りをご教授いただいたご恩は
忘れられるものではありません。

私がここまでプレートマッチにのめり込んでいるのは、
その入り口に田中さんがいてくださったことも大きな要因なのです。
私も練習に励み、挑戦を続けてまいりますので、
今後とも何卒よろしくお願いいたします!!

>T2様

毎度コメントありがとう!
せっかく最高のアドバイスをもらいながらそれをまったく活かすことが出来ず、申し訳ない限りでございます(涙)

しかし今回は本当に多くのことを学べた大会でしたよ。
一歩ずつではあるけれど、確実に前進している実感は掴んでいます。

再会が果たせた折には、また色々と教えてやってちょうだいね!!
Posted by 出二夢カズヤ(でにむかずや)出二夢カズヤ(でにむかずや) at 2012年08月29日 11:26
あのー、「その本人が全然できてなくて笑い話になってますな(汗)」って私自身の事だからねー。勘違いさせちゃった? 
つーかあんまりハードル高くしないでくれー(笑)
Posted by T2 at 2012年08月29日 18:13
出二夢カズヤ様
毎度お世話になります、オヤジGUNです。
プレートマッチ、楽しそうですね!
文面からもひしひしと空気感が伝わってきます!
この歳になって(失礼!)新しい感動とは
うらやましく思います。
ところで「今さら聞けない」系の質問なのですが、
プレートマッチはガスブロでないとダメなのでしょうか?
恥を忍んで質問いたします・・・

以上、よろしくお願いいたします。
Posted by オヤジGUNオヤジGUN at 2012年08月30日 00:37
>T2様

いやいや大丈夫、わかってますって。
それがT2君のおおいなる謙遜であることはね・・・( ̄ー ̄)ニヤリッ

>オヤジGUN様

毎度コメントありがとうございます!

こちらはなかなかコメント出来ないというのに、恐縮の極みでございます。
でも毎回必ず拝読してますよ。
読者登録しちゃってますしね!

さて、ご質問いただきました件ですが、
恥も何もご存じなくて当然です。

PMCの規定は以下のようになっていまして

■ ガン規定
① ガスブローバックオート:発射時にスライドストローク20㎜以上 リキッドチャージのみ
② ガスリボルバー:シリンダーが回転 外部パワーソース使用可
③ 電動ハンドガン

上記①~③に当てはまり、いかなる観点においても銃刀法に抵触しないこと

となっておりますので、マルイさんの電ハングロックでも93Rでも大丈夫です。
あ、93Rだとホルスターが厳しいかな?

言ってしまえば、マルイの電ポコハンドガン(単4電池使用)でも参加出来ると思うのですが、
プレートを倒すだけのパワーが無いと思いますので、
現実的には無理そうですね。

はッ! もしかしてまた何か妖しいたくらみをッ!?(汗)

いやしかし、本当に楽しくて完全に夢中になっておりますよ。

オヤジGUN様にも是非一度お試しいただきたく思いますので、
今度ご来店の折には撃っちゃってみてくださいね!
Posted by 出二夢カズヤ(でにむかずや)出二夢カズヤ(でにむかずや) at 2012年08月30日 01:37
体調が優れてないにしても確実に的を射抜けるのはすごいと思います。
これも名人と呼ばれる理由の1つなのかもしれませんね。

なるほど、リボルバーや電動ブローバックでも参加できるのですね。
とはいえ、参加者は基本的に内装・外装いずれかに何かしら手を加えてるだろうから、フルノーマルでの参戦は、まず無い・・・かな?

文章で得られるものも多いとは思いますが、もっと確実に吸収するなら、やはり実際に参加したほうがよさそうですね。
Posted by 砂鷲 at 2012年08月30日 13:28
>砂鷲様

毎度コメントありがとうございます!

フルノーマルでの参戦、まったく問題ありません。

「いっこうにかまわん!!」

というアレですやね(笑)

タクティカルクラスという部門でしたら、
いわゆる普通のホルスターさえ用意出来れば
フルノーマルのガンでオッケーですよ。

まぁ、7mから直径10センチのプレートに当てられるだけの性能は最低限必要になりますが、
今のマルイ製品なら、どれを買ってもそれくらいは軽々と当てられますからね。

私の文章なんぞを100ぺん読むよりも、
たった一度のマッチ参加で得られるものの方が
遥かに多いのはもはや言うまでもありません。

砂鷲さんも、是非こちらの世界に飛び込んで来てくださいませ!
Posted by 出二夢カズヤ(でにむかずや)出二夢カズヤ(でにむかずや) at 2012年09月03日 02:22
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