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その昔、某銃器専門月刊誌のライターと、某エアガン専門店での開発、販売を兼務。その後、某出版社に誘われ、エアガン関連ムックの編集に携わる。さらに後、某エアガンメーカーに誘われて入社と、80から90年代にかけて、エアガン業界にどっぷりつかった人生を送るが、ある理由により業界から撤退。
そして2012年、再び鉄砲業界に返り咲き、Gunsmith BATONに入社。充実した日々を過ごす中、2014年には人生初の渡米を果たし、憧れのイチローさんの下で、夢だった実弾射撃をついに体験! もはやこの人生に一片の悔いも無い、52歳の初老ガンマニア。

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Posted by ミリタリーブログ at

2013年01月27日

更新遅延のお詫びと葉隠予備校開催のお知らせ

まずは先週に引き続き、まともな更新が出来ないことを
皆様に深くお詫び申し上げます。

息子が持ち帰った風邪を見事に受け取ってしまい、
先週からずーっと体調不良が続いておりまして、
今日も寝たり起きたりを繰り返す半病人状態だったのです。

各方面に多大なご迷惑をおかけしており、
まったくもって申し訳無い限りであります。
ちょっと疲れが出たのかもしれませんね。
なにしろもう若くないものでして・・・(涙)

そんな状態ではありますが、これだけは何としても告知せねばと
微熱でぼんやりする頭でキーボードを叩き始めました。
2月3日、来週の日曜日になりますね。
大久保にありますインドアサバイバルゲームフィールド
&シューティングレンジのMMS(mini mini space)さんにて、
午前10時から午後4時までの6時間を使い、
葉隠予備校なる催しををやっちゃうことにいたしました。



まずは「葉隠予備校」とは何なのかをご説明いたします。

つい先日発売されたSATマガジンにて、
4月7日の開催予定が告知された2013年度の葉隠マッチ。

言わずと知れた国内最強のフォトグラファー、
トモ長谷川氏が考案したシンプルにしてディープなマッチ内容は、
総合的な射撃能力なくしては到底太刀打ち出来ない難易度です。

葉隠予備校とは、葉隠マッチで要求されるテクニックを
基礎から見つめなおし、繰り返し練習することで
射撃の総合能力を高めるとともに、
あわよくば葉隠マッチで好成績を取ってやろうじゃないかと(笑)
そういった趣旨で行う言わば練習会であります。



もちろんトモ長谷川氏にちゃんと話しは通してありますし、
SATマガジン編集部からもやっちゃって良しとのお許しを
ちゃ~んといただいて「葉隠」の名を冠しておりますよ。
このあたり、昔からのコネというのはありがたいものですな(笑)

さてここで注意していただきたいのは、
これはあくまで「予備校」であって、
トモ長谷川氏をお招きするわけではありません。

将来的には色々と考えておりますし、
トモちゃんご本人にも承諾を得てはいるのですが、
今回はあくまでも素人だけの自主練習会でしかありませんので、
そのあたりはご理解いただきたいと思います。

そしてここが最も重要な点かもしれませんが、
私、出二夢カズヤは単なる幹事であって、主催者ではありません。
何故なら、参加者の皆様に指導が出来るような腕前などは
これっぽっちも持ち合わせていないからなのですね。

この「葉隠予備校」は、参加者全員の経験地を持ち寄って、
あーでもないこーでもないとやる中でお互いを高めあい、
全員で作り上げる練習会にしたいと考えている次第です。



スペース的なこともあり、初回は10名くらいで
こぢんまりと開催したいと考えておりまして、
現在既に7名ほどの参加希望をいただいております。

最大12名として、あと5名ほどご参加いただける見込みですので、
興味のある方は当ブログ左サイドバーの「オーナーへメッセージ」
のボタンをクリックしてメッセージをお送りください。
先着5名様のみに折り返しご案内を返信させていただきます。

参加資格はズバリ、4月7日の葉隠マッチに必ず参加する方です。

ちなみに参加費用は、MMSさんの6時間貸切料金の35,000円を
参加人数分で均等に割った額となります。
もちろん私も支払いますよ~。
10人集まれば幹事さんはタダ的なことはやりませんからね(笑)

と、はぁ・・・たったこれだけのことを書くのに5時間とか(涙)
頭が半分以上ボケた状態でのご案内でしたので、
ご不明な点が多々あるかと思いますが、
それでも参加して練習したい!という
熱い同志の方を心よりお待ち申し上げます。

そうそう、出来れば4月の本番までに
もう1回は開催したいと考えているのですが、すべては来週の結果次第。

皆様のご協力を、何卒よろしくお願いいたしますです。
  

Posted by カズヤ at 23:56Comments(7)サバゲ葉隠

2013年01月15日

出二夢カズヤの横浜PMC13th参戦記 その2

さてさて、前置きなしで続きを進めましょうね。

この日2番目の撃ち順でレンジに入った私。
今までのPMCではふわふわと浮き足立った感覚にとらわれ、
撃つ前から結果のことを考えているような精神状態だったのが、
この時は自分でも不思議なくらい落ち着いていたように思います。


 PMCの先輩、田中さんの気迫漲るシュート!

それは言うまでもなく、石井名人とT2ちゃんからの指導で、
今からやるべきことがしっかり頭に叩き込まれていたが故でした。

「上手く撃てるかな・・・また外しちゃったらどうしよう・・・」

そういった心境でシューティングラインに立っていた
過去のマッチと違い、前回も書いた以下のタスク。

射撃直前の呼吸と目のコンディションに注意する。

トリガーを引いた瞬間、ダットがどこにあったか毎回全力で把握する。

トリガーを引ききる最後の瞬間まで狙い続ける。


これだけを実行すれば良いのだというはっきりした目的意識が、
それまでに無い落ち着きを与えてくれたことは間違いありません。


 取材中の石井名人を後ろから取材(笑)

もうひとつ、これは幸運と言うべきことですが、
上の画像で見た奥の方、大久保MMSのオーナーDさんが撃たれている
3番レンジが割り当てられたということ。

やはり上の画像でわかるように、撃ち順を次に控えたシューターが
すぐ横で見守っている手前側の1番レンジで撃つのは、
私のようなビギナーには非常に厳しいものがありますからね(汗)

そういった意味で、この日初っ端の射撃が3番レンジでというのは
実にラッキーだと感じられたのです。
もしかして、競技委員長の鈴木6代名人が
チキンハートな私に気を遣ってくださったのかな??


 ある試合でのROのお三方。リナさんおみ足の行儀が…(汗)

この撃ち順3人の準備が整い、いよいよマッチ1の開始です。

最初は4メートルからの4秒6発。
まずはブザーの音だけを鳴らしての、
1回限りのドロウとサイティングの練習です。

ホルスターはしっかり固定されているか? OK!
ドットはちゃんと点灯しているか? OK!
今からやるべきことは覚えているか? もちろんオッケー!!

そして練習が終わり、ROによる合図が飛びます。

LOAD AND MAKE READY!

ポケットで暖めたマガジンを取り出し、
BB弾がキレイに並んでいるのを確認して銃に挿入。
マグキャッチのかかり具合もしっかり確認します。

スライドを引き、チェンバーに初弾を送り込み、
サムセーフティをかけて、銃をホルスターに戻し、
右手でグリップを握ったまま、プレートに視線を移します。


 極限の緊張が襲う射撃直前の一瞬!

まずは左手を顔の横まで引き上げ、
右手はグリップの真上から外れないよう意識しながら、
肘の高さをそのままに、顔のやや前方まで持ち上げます。

SHOOTERS READY!

いったん眼を閉じ、多目の瞬きをしながら、息を静かに吐き出します。

STANDBY!

眼をかっと見開き、ターゲットを見つめるとともに、
胸いっぱいに大きく息を吸い込みます。
さぁ、勝負だ!!

BEEP!!

・・・と、盛り上がったところで申し訳ないのですが、
ここから先はしっかり描写出来るほどの記憶がありません。

ただただトリガーを引いた瞬間のダットの位置を見定め、
プレートが倒れる瞬間まで狙い続けることだけを意識して、
全身全霊を捧げた6発を撃ったとしか言いようが無いのです。

しかし、1回目で5枚目を、2回目で3枚目を外したことは
もちろんはっきりとわかりました。
狙えていない状態でトリガーを引いてしまったのが原因です。

ダットの位置を確認、つまりはしっかり狙って撃たねばという意識が、
オーバータイムの恐怖に負けた結果だと思うのですが、
要するに4秒で6発を撃つことの練習が足りていなかっただけの話ですね。


 トップシューターたちの力強くも美しい射撃フォーム。

続く5メートルは2回ともにクリーン。
思えば5メートルという距離は二十数年前にもっとも多く練習した、
自分にとって馴染み深い距離と言えるかもしれませんね。
毎回しっかりプレートの中央付近にドットを乗せて、
BB弾が当たったことを確認しながら撃ち切ることが出来ていました。

そして6メートル。
4、5メートルからの射撃は時間との戦いでしたが、
ここからは距離との戦いに突入して行くことになります。
単純にプレートの見え方が小さくなるので、
より正確な射撃が要求されるというわけですね。

しかしここでも、石井名人とT2ちゃんの教えは私を支えてくれました。

時間は充分にある。
ダットをプレートの中心にしっかり合わせて、
トリガーを引き切る瞬間までその狙いを絶対に外さないこと。


射撃の最中、頭の中はこの考えだけで占められていました。

するとどうでしょう。
ここに来て初めて気付いたのですが、
今までのマッチで例外なく起きていた両手のどうしようもない震えが、
一切発生していないではありませんか。


 最高難易度のタクティカルクラスを撃つベテランシューターたち。

それだけでなく、やはり今までのマッチでは悩まされていた
隣のシューターの射撃ペースに引っ張られてしまうという現象も、
起きる起きない以前に、自分の撃っている音以外は
一切耳に入っていないということに気が付いたのです。

やばい! 楽しい!!

マッチの最中、撃つことがこんなに楽しく思えたというのは、
今まで一度も味わったことの無い経験でした。

そんな気分の中で撃った6メートルステージ。
1回目は危なげなくクリーンを果たし、気分はさらに高揚します。
ところが物事そうそう上手くは行かず、
2回目は初弾を思いっきり外しての5枚倒しに終わりました。

原因はわかっています。
距離が離れるほどに初弾を急いでしまうという、
練習中にも散々やらかした悪い癖が出たのですね。


 奥のレンジ、そしらぬ顔で立つ憎いプレートが1枚…

そして最後の7メートルステージでも同じことをやらかします。
1回目、またしても初弾を外しての5枚倒し。
ただ、この日はこのミスがまったくダメージになりませんでした。

7メートルステージの2回目。
心をこめて丁寧に狙い撃った全身全霊のシューティング。
1発たりともまぐれの無い、過去最高の射撃が出来たように思います。

UNLOAD SHOW CLEAR!

お疲れ様でした!!

ROの合図と労いのお言葉が聞こえた瞬間、世界が戻って来ました。
隣のレンジでもシューターが撃っていたこと、
多くの人たちが自分たちの射撃を見守っていたこと等が、
完全に意識からシャットアウトされていたのですね。

PMCという大会でこんなにも集中して撃つことが出来たのは、
間違いなく生まれて初めての経験だったと思います。

ROからスコアシートを受け取り、集計を担当されていた
鈴木名人にお渡しして待合室に上がった時には、

結局何枚外して、全部で何枚倒したんだっけ?

といった、これも今まで味わったことのない感覚に包まれていました。
あくまで自分の中だけでの話しではありますが、
現時点での最高の射撃が出来たという満足感とともに、
シューティングが楽しくてたまらなくなっている自分を、
ちょっと笑っちゃうような気分で見つめていたのです。


 マッチ1の結果、トータル44枚、連続4枚

といったところで、続きは次回です。
筆(指?)の赴くままにキーを叩いていたら、
結構な長さになってしまいましたね。
読者様方が退屈していなければ良いのですが・・・

引き続きPMC13th参戦記をお送りするつもりなのですが、
その前にいくつか告知したいことがあるので、
近日中にプチ更新(?)をしたいと思います。

うー、お伝えしたいネタが多過ぎて困っちゃう~(汗)  

Posted by カズヤ at 02:20Comments(7)シューティングマッチ

2013年01月12日

出二夢カズヤの横浜PMC13th参戦記 その1

先週は更新をサボってしまい、大変申し訳ございませんでした。
一部の方々から大変なご好評をいただいております
初心者シューター出二無カズヤのPMC参戦記。
今回も張り切ってお届けいたしましょう。



灰白色の冬空が広がる昨年12月23日。
横浜は和田町にある横浜PCMさんにて開催された
「第13回プレートマスターズチャンピオンシップ」
その由緒正しきシューティングマッチに、
今年48歳になる初老シューター出二無カズヤが単身挑んで参りました。


 寒空の下にそびえ立つシューターの聖地、みかどやビル

1mの高さに25cmの間隔で並べられた直径10cmの丸いプレートを
いかに正確に撃ち倒せるかを競う、最もシンプルにして究極にディープなマッチ。



今回の私は、オープンクラスにシングルエントリー。
昨年末の12thでは本番直前の練習中に突然壊れて
一部の皆様に大ウケだった(涙)C-more横置き自作マウントの
マルイハイキャパベース6インチカスタムを
「絶対壊れない仕様」に改良して参戦いたしました。



上の画像は改良前の物なので、
後日改めていじった点等含めてご紹介したいと思います。


 モウリ名人による開会式のお言葉。

さていつも通り、まずは今回のリザルトをご覧いただきましょう。


 スズキハルノブ名人製作のリザルト表です。

石井名人ブログでは部門別に色分けされた 
さらに見やすい結果表が公開されていますので
そちらも合わせてご覧いただければ幸いです。


 待合室で出番を待つシューターたち。

総エントリー数62という大規模マッチの中、
今回の私は41位という成績を収めることが出来ました。
シングルエントリー中最下位だった前回大会に較べれば
個人的には大躍進といったところでありますね。

そして今大会のスコアシートがこちら。



相変わらず大したことのない成績ではありますが、
下のように1年間の成績を振り返ってみるとですね・・・

2011年12月25日Yokohama PMC11th 36-38-74(OP)
2011年12月25日Yokohama PMC11th 41-30-71(TC)
2011年3月20日 Akabane PMC1st  37-29-66(TC)
2012年8月19日 Yokohama PMC12th 39-32-71(OP)
2012年12月23日Yokohama PMC11th 44-37-81(OP)

まさに低迷としか言いようの無い成績を並べた1年間の最後の試合で、
やっとの思いでトータル80枚の壁を越えることが出来たというのは、
私にとってはとてつもなく喜ばしい結果でした。


 このプレートたちと1年間戦ったのです。

思い起こせば初参加のYokohama PMC11thでは
弾が出なくなるという恥ずかしいガントラブルに見舞われ、
続くAkabane PMC1stでは弾の重さのチョイスを誤ったばかりに
狙ったところに弾が飛ばないという最悪の事態を招き、
さらにYokohama PMC12thでは試合直前の練習中、
銃が壊れるという信じ難いトラブルに遭遇し・・・

納得の行く状態で撃てた試合は、Yokohama PMC11thでの
タクティカルクラスだけだったように思うのですが、
それすらアンビは30枚しか倒していないという低迷ぶりの連続でした。


 過去最悪の戦いだった赤羽1stでの射撃

そういえば、今まで人前での両手撃ちで40枚以上を倒したことが無いと
何人かのシューター仲間に話したのですが、初参加の横浜11thで、
しかもタクティカルクラスで41枚を倒していたことに驚きました。

もっとも、その後のアンビで30枚という大安売りをしたことからも
マグレ以外の何物でもない結果なのは火を見るより明らかなので、
無かったことにしちゃった方がいっそすっきりしますよね(汗)


 待合室のモニターでの観戦がまた熱いのです。

と、過去を振り返るのはこれくらいにして、
ここからは当日の私の心境を赤裸々に語って行きましょう。

前回までの記事で書いたように、今大会の私は
石井名人による対プレッシャー対策の訓練と、
「最後まで狙うべし」というアドバイスを。
そしてT2ちゃんからの集中すべき3つのタスクを
それぞれ授かって会場に乗り込んでいました。


 天国の扉か地獄の門か。横浜PCMシューティングレンジへの入り口。

石井名人のブログで事前に発表されていた
シューティングオーダーによれば、私はこの日2番目の撃ち順。

「順番が早かろうが遅かろうがプレッシャーの大きさに変わりは無い」
と、かのトモ長谷川氏は言っていましたが、
私としては前述の教えを早く実践したかったので、
開会早々の撃ち順はちょっと嬉しいところでした。

トリガーを引いた瞬間、ダットがどこにあったか毎回全力で把握する。
射撃直前の呼吸と目のコンディションに注意する。
そして、トリガーを引ききる最後の瞬間まで狙い続ける。


待合室で試合開始を待つ間、私は上記のことを絶対に忘れないよう
何度も頭の中で何度も繰り返し復唱していました。
プレートを前にすると、頭の中が真っ白になっちゃうのが常でしたからね。


 いつも試合結果の集計を一手に引き受けてくださるスズキ名人。

午前11時6分過ぎ。
ほぼ予定通りの進行で私の順番が来ました。

待合室では心臓がドキドキと鼓動を早めていたのですが、
いよいよ撃つとなった時は不思議と落ち着いていました。
レンジに入る直前に会場近くのドラッグストアで買った目薬を
しっかりさして、眼の潤いも万全です。

前日勤務先レンジにてじっくり時間をかけてゼロインを行い、
マガジンの弾上がりも入念にチェックした愛用のハイキャパカスタムも、
今回はトリガーを引くに当たって何の心配もありません。

4メートルのシューティングラインに立った私の心には、
何をどう撃てばいいのか完全にわからなくなっていた
あのどんよりとした不安は、微塵も残っていませんでした。


 トップシューターたちの気迫漲るシュート!

といったところで、続きは次回です。
今度こそはこの週末の休みを使って必ず更新いたしますので、
ちょっとだけ楽しみにお待ちくださいね。

それにしても、UZIの内部構造と葉隠訓練レポートとPMC参戦記と、
他にもあれこれお伝えしたいネタがどんどん積もって行くばかりで、
本当に時間が足りなくて困ります(泣)

次回記事を更新した後くらいに、
諸々のお知らせをアップしようと思いますので、
そちらもちょっと楽しみにお待ちくださいませ~。  

Posted by カズヤ at 02:29Comments(7)シューティングマッチ

2013年01月02日

出二夢カズヤの横浜PMC13th参戦記 序の2

昨夜は予告どおりに更新出来ず、大変失礼いたしました。

当記事の執筆に必要な資料を探すのに手間取りまして、
まぁ、夜中にゴソゴソやっていたら女房に怒られただけですが(汗)
今朝から雑誌と書籍の山をひっくり返し掘り返ししてようやく発見。
こうして続きを書き始めたという次第であります。

その資料というのがこちら。



オールドファンの方なら目にしたことがあるでしょう。
1990年に、今は無きトイガンメーカーMGCが
創立30周年記念にと発行したカタログ本で、
スチールチャレンジとビアンキカップに主題を置いた
極めて濃厚なシューティングマッチ特集本なのです。



その素晴らしい内容についてはいずれ項を改めてご紹介するとして、
ビアンキカップ(もちろん本場アメリカの!)の特集記事の中で、
このマッチに挑戦するためだけに渡米し、射撃にすべてを捧げている
日本人シューターたちが紹介されているのですが、
そこに前回最後に書いたメールの送り主であるT2氏の姿があるのですよ。



T2氏は当時、地元の三重から単身上京して働きながら、
ケンや私のレポート作りに協力してくれた仲間でした。
あの因縁のシューティングマッチ「プラチナカップ」も、
彼がいなければ決して成立しなかったでしょう。



そんな彼が、本場のビアンキカップに出場すると決意し、
決して多くない給料を必死で切り詰め、費用を貯めながら、
英語学校にまで通って英会話を学ぶ姿を、
当時の私は冷めた視線で見つめていたところがありました。

「みんなケンに乗せられちゃって、ホントにそれでいいんだろうか?」

T2氏だけでなく、熱に浮かされたように
シューティングへと打ち込む多くの仲間たちにたいし、
私は一歩引いた立場をとり続けていたのです。

と、このあたりの事情は今回の本題から外れるので、
またいずれ詳しく書いてみようと思うのですが、
その、MGCのカタログ本、イチローさんの記事に登場している
T2氏という人物は、この後もビアンキへの挑戦を続け、
日本人シューターとしての最高得点記録を打ち立てるという
偉業を成し遂げてしまった人なのですよ。


 右がT2氏。赤いポロシャツはプラチナカップスタッフの証なのです。

そういえばいつかのSATマガジンでイチローさんが、
T2氏のナイツM4を預かっているというような話しを書かれていましたが、
つまりはそういった大変な人物が、この出戻りへたっぴシューターの私に
大変貴重なアドバイスを授けてくれたという話しなのです。

「よー、カネちゃん明日はいよいよPMCだねェ。」

そういえば前回書き忘れていましたが、
カネちゃんというのは私の本名を略した愛称でして、
この呼び方をしてくれるのは今やT2氏だけになりましたよ(笑)

上記の書き出しから始まるメールの全文を、
今回はご本人の許可をいただいた上でここに掲載いたしますので、
今一歩伸び悩んでいるすべての初心者シューター様は、
是非ともじっくり読んでいただきたいと思いますです。

よー、カネちゃんいよいよ明日はPMCだねぇ。
どうやらプレッシャーに手こずってるようだねぇ。
分かる、わかるぞーその気持ち。
私も散々痛めつけられたからねぇ。
本番では嵐の中の小舟の上で撃たされているような精神状態になるわけで、
自分を何もコントロール出来ないまま、ただプレッシャーの激流に翻弄され、
流され、沈められていくさまを愕然としながら体験する事になりがちだよねぇ。

さて、前に書いたかもしれないけど、射撃中は当たるか当たらないか、
当てられるか当てられないか、といった考えで頭が一杯になってしまうよねぇ。
それは仕方のない事だがそいつは感情を乱し感情の乱れは
プレッシャーを増幅すると同時に集中力を消滅させてしまう。
集中力無しでは正確な動作はできないから、結果外しまくる事になっちゃうよねぇ。
分かっちゃいるけど止められないよねぇ。
で、必要なのは結果の事で頭を一杯にする事ではなく、
その瞬間その瞬間に何をしなければならないかを考え続ける事だと思うんよ。
次はこれ、次はこれと、あたかもプログラムを実行するCPUのようになれれば、
結果について考える余裕がなくなり、感情も動きにくくなる。
でもこれって、最も大変な事なんだよね。
できりゃ苦労しねーよ、ってヤツだ(笑)

で、提案なんだけど射撃中考える事をもっとシンプルにして、
その事だけ意識するってのはどうだろう。具体的には、
「トリガーを引いた瞬間、ダットがどこにあったか毎回全力で把握する。」って事。
繰り返すけど、ぜーんーりょーくーでだよ。
トリガーを引いた瞬間ダットがどこにあったか言えたらたとえ外してもカネちゃんの勝ち。
逆に当てても、ダットの最終位置を把握できなかったらカネちゃんの負けって事だからね。
明日はこの一点のみに意識を置いて撃ってみてくんない?
石井君がカネちゃんの先生をやってくれてるから、
あまり横から口を出すのは良くないかもしれないけど、
カネちゃんに効果があるのか試したい。実験台になってくだされ。
健闘を祈る。

T2


さらに、この後で送られて来たもう1通がこちら。

ちょっと付け足し。

石井君や朋ちゃんに教わっていると思うけど、
試合中は呼吸と眼のコンディションに気を付けよう。
呼吸は腹式呼吸、つまり腹を膨らませて息を吸い、腹をへこませて息を吐くやつね。
静かに深くやる事。順番が来たら特に意識してする事。
試合中は緊張で瞬きの回数が減り肝心な時に視力が低下しがちなので、瞬きも意識してする事。
なんなら生理食塩水の目薬を使ってもいい。

いよいよ射撃直前、ROのスタンバイのコマンドで息を吐き、レディで息をたっぷり吸う。
その間、瞬きを多目にし、目が乾かないようにする事。
後は例のダットの事だけ考えてくれ。
とりあえず今度の試合でやる事はその三つだけ。やるべき事はそれだけだからね。

Good Luck!

T2


実際にシューティングマッチを経験した人間でなければ、
このメールに込められた深い意味はまったく伝わらないだろうと思います。
逆に、一度でもマッチプレッシャーを味わったことがある方ならば、
この文章が素晴らしい道標であることがおわかりになることでしょう。

言うまでも無く、このメールを読んだだけで
劇的にシューティングが上手くなることなどは有り得ません。
しかしPMC13thを明日に控えながら、何をどうやって撃てば良いのか
完全に道を見失っていた私にとっては、
まさに地獄に垂れた蜘蛛の糸に等しい、一筋の光明だったのです。

以下は、このT2氏に対する私の返信メールです。
こちらは何の参考にもなりませんが(汗)
PMC前夜の痛々しい心境と本番に向けた決意が書かれておりますので、
斜め読みで結構ですので、ご一読いただければ幸いです。

うひょー!
このタイミングでアドバイスをくれるなんて、
さすがT2ちゃん、頼りになるぜ‼
店のブログを見てくれたんだね?
昨日の射撃は本当に酷くてさぁ。
先週みたいな手足の震えは無かったんだけど、
絶対当たらないとわかっているのにトリガーを引いちゃって、
外しまくってしまったのよ。
店にプレートが出来てからは結構真面目に撃ち込んで来て、
そこそこ倒せるようにはなって来たんだけどね。
他人が見ている状況になると、とたんに当てられなくなるというか、
自分がコントロール出来なくなるんだな。

落ち着いて時間いっぱい使えばいいのに、
やたら焦って撃っちゃって、ボロボロに外す。
身体が勝手にトリガーを引いちゃってる感じ?

そう言えば昨日のマック堺氏は本当にギリギリいっぱい使って撃ってたなぁ。
6枚目のヒットとブザーがほぼ同時ってくらいゆっくり撃ってた。
あれだけ速く撃てる人なのにね〜。

もうね、明日の本番を前にして何をどうすればいいのかわからず、
ほぼあきらめモードに陥ってたんだけど、T2ちゃんのおかげで闘志が蘇ったよ。

トリガーを引いた瞬間、ダットがどこにあったか毎回全力で把握する。
明日はこれだけを考えて撃ってみるよ。

って思っていても、プレートを前にすると頭ん中真っ白になるから(笑)
T2ちゃんのメールを撃つ直前まで読み返して、全力でそれだけに集中してみます。
心の迷いを吹き飛ばしてくれて、本当にありがとう!
結果がどうあれ、真っ先にT2ちゃんに報告するぜ!

(中略)

よし!
明日の準備をして、今日はさっさと寝ることにするよ。
最高のアドバイスを本当にありがとう!
楽しんで来るぜい‼p(^_^)q

カズヤ


冷静に考えると、個人的なメールのやりとりを
ブログで晒すのってどうなのよ?とも思いますが(汗)
すべてはこの素晴らしい体験を皆様に知っていただくためです。

日本シューティング界の大御所T2氏のアドバイスをもらった
YokohamaPMC12th最下位シューターの私が、
翌日のPMC13thでどのような戦いを繰り広げたのか。

出二夢カズヤの横浜PMC13th参戦記、
いよいよ次回から「その1」が始まります。



明後日が仕事始めなので、明日の更新は難しいかもしれませんが、
出来るだけ早くアップ出来るよう努力いたしますので、
ちょっとだけ楽しみにお待ちくださいね!  

Posted by カズヤ at 21:16Comments(11)シューティングマッチ

2013年01月01日

出二夢カズヤの横浜PMC13th参戦記 序の1


 画像は石井健夫氏ブログより拝借

当ブログ読者の皆々様、新年明けましておめでとうございます。

年末を人並みに忙しく過ごしておりましたため、
ブログを更新する時間がまったく取れず、
年が明けてからのご挨拶となってしまいましたことを
まずは深くお詫び申し上げます。

昨日までの2012年は、皆様にとってどのような年だったでしょうか。
私個人としましては、昨年は大変に実り多き一年となりました。

シューティングマッチへの参戦を決意し、
成績はともかくとして、PMCにフル出場出来たこと。
マッチへの参加を通して、多くのシューターと交流が持てたこと。
そして旧知の仲間との再会を果たし、新たな目標が出来たこと。

また、二十数年ぶりで鉄砲業界にカムバックを果たし、
Gunsmithバトンアキバ店で働けているということ。

これだけ充実した日々を過ごしたというのは
いったい何年ぶりのことだったかと驚くとともに、
毎日が楽しくて幸せなことを心から感謝している次第です。

やっぱり自分は、根っからの鉄砲バカなんでしょうね(笑)

と、私事が随分と長くなってしまいましたが、
ここからPMCに関する本題へと話しは進んでまいります。

私が初めてエントリーした本格的マッチが2011年末のYokohamaPMC11th

「70枚も倒せれば御の字」

とのつもりで臨んだ初めてのマッチは、
オープンで74枚、タクティカルで71枚を倒し、
一応の目標を達成することが出来ました。


 YokohamaPMC11thのリザルト

しかし、それが単なるビギナーズラックであったことを
後のマッチで嫌と言うほど味わうことになるのは、
過去の記事にお付き合いくださった皆様ならご存知の通り(涙)

2012年中の80枚越えを目指してみたは良いものの、
どうしても本番でその壁を乗り越えることが出来ず、
惨敗の歴史を積み重ねるばかりでした。

勤務先に公式規格のフォーリングプレートが常設されているため、
早番の日は開店前に、遅番の日は閉店後に96発を撃ち、
一発勝負の記録を取って自分の弱点を探っていたのですが、
毎回違うところを外しているような体たらくでまったく傾向が掴めません。


 Gunsmithバトンアキバ店シューティングレンジにて。
 画像は石井健夫氏ブログから拝借。


しかし、第3代名人石井健夫氏主催のPMC練習会(12月14日)でのこと。
参加者全員に加え、勤務先の社長までもが見守る中という
ある意味本番以上のプレッシャー下での私の射撃を
ほとんど真横でじっと見つめていた(これがまたプレッシャーで/汗)
石井氏から、こんなアドバイスを頂戴したのです。

「カズヤさんはトリガーに圧をかけ始めた瞬間に狙うのをやめちゃってますよ。」

狙うのをやめちゃってる??
そんな馬鹿なことがありえるものなのでしょうか。

「トリガーを引き始めた瞬間に意識をシャットダウンしちゃってる。
目玉がこう、ひっくり返っちゃってるんですよ。」


そう言いながら大げさに白目をむいて見せる石井名人(笑)
でも、自分が撃つ時にそんな風になっているなんて、
俄かに信じがたいというのが正直なところでした。

「最後まで狙って撃つんですよ。トモちゃんなんてこう、グワーッと歯を食いしばって撃ってるでしょ?」


 画像はPMC12thでのトモ長谷川氏(画像奥側)のシュート。手前は田中さん。

これは実際、過去に何度も目撃しているので納得が行きました。
でも・・・狙うのをやめているって・・・???

「最後の瞬間まで狙って撃たなきゃダメです。」


 石井名人のウィークハンドシュート!

このアドバイスを胸に刻み、翌日から自主練習に励んだのですが、
意識の上で狙うのをやめているという自覚がまったく無かっただけに、
どれだけ撃っても今ひとつ上達の実感が掴めません。

本番直前の12月21日に勤務先のレンジにて行われた、
第3代名人石井健夫氏によるPMC形式記録会でも
70枚台前半というボロボロの低スコアをばら撒き、
もう目標達成は無理かもしれんと、半ば以上心が折れていました。


 Gunsmithバトンアキバ店シューティングレンジにて。
 画像はLEMサプライ矢田氏mixiより拝借。


その記録会の様子と自分の情けない状態を
勤務先のブログでありのままに書いたところ、
マッチ前日の夜にある1通のメールが届きました。

「よー、カネちゃん明日はいよいよPMCだねェ。」

そんな軽い調子の書き出しのメールの送り主は、
JSC 2012見学記の記事でご紹介した古くからの友人、
当ブログコメ欄常連さんでもあるT2氏その人だったのです。



そのメールにどんなことが書かれていたのか、
続きは次回のお楽しみ、なのであります。

明日の深夜には更新したいと思いますので、
ちょっとだけ楽しみにお待ちくださいね。  

Posted by カズヤ at 04:17Comments(0)シューティングマッチ