アクセスカウンタ
プロフィール
カズヤ
カズヤ
その昔、某銃器専門月刊誌のライターと、某エアガン専門店での開発、販売を兼務。その後、某出版社に誘われ、エアガン関連ムックの編集に携わる。さらに後、某エアガンメーカーに誘われて入社と、80から90年代にかけて、エアガン業界にどっぷりつかった人生を送るが、ある理由により業界から撤退。
そして2012年、再び鉄砲業界に返り咲き、Gunsmith BATONに入社。充実した日々を過ごす中、2014年には人生初の渡米を果たし、憧れのイチローさんの下で、夢だった実弾射撃をついに体験! もはやこの人生に一片の悔いも無い、51歳の初老ガンマニア。
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 23人
QRコード
QRCODE

スポンサーサイト


上記の広告は1ヶ月以上記事の更新がないブログに表示されます。
新しい記事を書くことで、こちらの広告の表示を消すことができます。  
Posted by ミリタリーブログ at

2012年08月28日

出二夢カズヤの横浜PMC12th参戦記 その3

前回記事からちょっと間が開いてしまいましたが、
横浜PMC12th参戦記の最終回をお送りいたします。

マッチ当日から丸1週間が経過した今もなお、
毎晩夢に見ているほどに素晴らしいものだった
あの日の体験を、拙い文章力でどこまでお伝え出来ますものか・・・


 トップシューターたちによる7mストロングハンドオンリーの戦い。手前より矢田ちゃん、田中さん、トモちゃん

両手撃ちでの枚数を競うマッチ1を終え、
昼休みを挟んで再開されたマッチ2「アンビデクストラウス」。

こちらの競技での射順はマッチ1で倒した枚数の低い者から
先に撃つ段取りになっていたため、私は早々に自分の番を撃ち終え、
その結果は前回ご紹介した通り(涙)
そこから先は待合室で仲間たちと談笑しつつ、
他の参加者の皆さんの激闘をモニターにて観戦していました。

整然と競技は進み、いよいよマッチ1での満射を果たした
8名のトップシューターの順番が近づいた時、
かの戦うフォトグラファー、長谷川トモちゃんの

「ここからは下で観戦しないと! 彼らの一挙手一投足、
 息遣いに至るまでを直に見ない手はありませんよ。」


という、言葉は正確では無いかもしれませんが、
そんな内容の発言に触発され、
トモちゃんと矢田ちゃんを追うようにして
階下のマッチ会場フロアへいそいそと移動したのです。


 石井名人と鮫島君の芸術的なドロウ。腕以外ほとんどブレていないところに注目です。

昨年末の横浜PMC11thでは自分のことで精一杯で、
また、今年3月の赤羽1stでは会場の狭さ故に、
トップシューター達の射撃を間近で観てはいませんでした。

モニター越しに、また数メートル離れた後方から観た彼らの射撃は、
あまりにも淡々とプレートを倒してのけるが故に、

「あれくらいのレベルになると、当たり前の作業を
機械的に行っているに過ぎないんだろうなぁ・・・」

と、そんな漠とした印象を私に抱かせていました。
それがいかに大きな誤解だったかことか!

毎回のようにマッチ1での48枚を楽々クリーンしている
シューティング業界(?)ではお馴染みの面々が、
自らを落ち着かせるために呼吸を整え、
震えそうな足元をしっかりと踏み固めて、
必死の想いで射撃を行っていたのです。


 毛利名人と小林名人のアンビデクストラウス。毛利名人がウィークハンドシュートのドロウ時、右手の平を外側に向けられていたのが印象的でした。

赤羽1stの際、風邪のため最悪の体調を押して参加されていた
敬愛する毛利名人が、1ステージを終える毎に後ろに下がって
ずびぃと鼻をかみながらも淡々とプレートを倒して行く様は、
まさに神技を目の当たりにした思いでした。

しかしその毛利名人でさえもが、周囲の空間が歪んで見えるほどの
(板垣漫画のワンシーンのように)気迫を全身に漲らせて
プレートに対峙しているのを見た私は、
今までの誤った認識を深く恥じ入りました。

4、5、6mを左右共に危なげなくクリアーしたシューターが、
あと12枚を倒せば満射という精紳の重圧に押し潰され、
思わずプレートを外してしまうその恐ろしい光景、圧倒的な緊張感。

プレートを倒せば倒すほど高まって行くプレッシャーの重さは、
間近で見ている私にも物理的に感じ取れるほどの凄まじいものでした。

この日最下位の私から見たら雲の上の住人である射撃の達人たちの
1発ごとに魂を削っているかのような鬼気迫る射撃は、
私のエアガンシューティングに対する価値観を完全に塗り替えてくれたのです。


 ひと桁名人位をかけ、イチロー検定方式によるシュートオフを戦うヒラノ氏とタケダ氏の雄姿!

この日、わずか2枚を惜しくも外してしまったトモちゃん曰く。

「練習では絶対に出ないトリガーミスが起きるのは何故なのか。
 逆に、この緊張を練習で再現するにはどうしたらいいんだろう。」


インストラクターとしての訓練を受けている彼の言葉は、
それが何気ないひと言であってもストンと納得出来るところが凄いのですが、
こんな私でも練習ではかなりの枚数を倒せるのが、
まぁ銃のトラブルは別として(涙)ハンズアップした両手の指先が
プルプルと震え出すのは、やはり本番のステージだけの現象なんですよね。

おしっこを我慢しながら撃つ! と言っていたのは
LEMサプライ社長の矢田ちゃんだったでしょうか(笑)

下剤を飲んで撃ったらどう? などと下品なのは私ですが(汗)
「練習通りに撃つ」ということを本番で行うための練習は
いったいどのようにすれば良いものか、今の私にはさっぱり見当も付きません。


 トモちゃんの取材を受ける新名人お二人。タケダ氏は故あって顔出しNGです。

遠い昔、コンバットマガジンの駆け出しライター時代に
同じ釜の飯を食った仲の、たまに当ブログにもコメントをくれるT2氏。

彼はかつて本場アメリカのビアンキカップで、
長年に渡って誰も破れなかった日本人最高得点記録を叩き出した
シューティングの実力者なのですが、
その彼が教えてくれたプレート攻略の唯一の方法は、

「プレートの真ん中を狙って、トリガーを自分に向かって真っ直ぐ引く」

この一点だけでした。
そんな当たり前のこと、誰でもわかってるわい!
と言いたいところなのですが、
その当たり前のことが出来ないのが悩ましいところなのですね~。

ま、私の場合は遥かそれ以前の問題なんですけどね(涙)

実はT2氏の教えはこれだけでは無いのですが、
それについては私だけの秘密にさせてもらいましょう。

いや、決してケチるわけではありませんし、
T2氏もここに書くことについて咎めはしないと思うのですが、
それを実践できない私が書いたところで、
説得力のカケラも無いのは目に見えていますからね。

もう少し、いや、最低でもマッチ1の48枚を
見事にやっつけられるその日が来たら、
T2氏直伝の極意について書かせていただこうと思います。


 和やかな閉会式の様子。最下位の私にも暖かい拍手が・・・(感涙)

最後に、今大会にて見事96枚の満射を果たし、
名人位を手にされたヒラノ氏とタケダ氏に心からの敬意と、
素晴らしい体験の場を作ってくださった運営スタッフの皆様、
熱い戦いで魅せてくださった全てのシューターに
心からの感謝を述べさせていただきまして、
出二夢カズヤの横浜PMC12th参戦記を終わります。

最下位シューターの書く拙いレポートにも関わらず、
最後までお付き合いくださった皆様、
本当にありがとうございました。

普通の神経だったら、何かの競技会に出て最下位になどなったら
べっこり凹んで口もきけないほど落ち込むところなのでしょうが、
今回の私はこの日に体験したすべてのことが嬉しくて楽しくて、
最高の上機嫌で帰路についたものでした。


 副賞でいただいたトモ長谷川氏ご提供のTUFFプロ製キャップ。これを被って練習します!

神経が図太いという部分は多少あるにせよ(汗)
ここから新たなスタートを切ることが出来るという発見があったことが
何よりも最高にうれしくて、少年のように心を浮き立たせていたのですよ。
47歳にもなってこんな体験が出来るなんて、
ここまで生きて来て良かったなぁと心底思う次第です。

この記事で新たにシューティングに興味を持ってくれた方が、
ただの一人だけでもいてくれるとうれしいんですけどね~。
鉄砲を趣味とする者として、
この楽しさを体験しないままでいるのは
あまりにもったいないと思うんですよね。

次のマッチは年末の横浜PMC13thか、
それ以前に赤羽2ndになるか、
いずれにせよ必ず参戦するつもりですので、
一から出直しの私がどこまでやれるものか、
生暖かく見守っていただければ幸いであります。


 さらば和田町! また来る日まで!!

まずは壊れない銃を作るところから出直しですね!
とほほ~(涙)

  

Posted by カズヤ at 02:49Comments(9)シューティングマッチ

2012年08月23日

出二夢カズヤの横浜PMC12th参戦記 その2

今日は遅番の割には早く帰って来られたので、
着替える間も惜しんで更新しちゃいます。



一部の仲間に大ウケだった前回の動画でご覧いただいたように、
マッチ前日に破損したハイキャパをとりあえず上の形に組み上げ、
暗澹たる気分で乗り込んだ和田町はYOKOHAMA PCM。
会場に到着するなり、仲間への挨拶もそこそこに試射とサイト調整です。


 待合室に設置されたモニターで試合の様子が観覧可能。

案の定ドットの調整は必要だったものの、
幸いなことにさほど大きな着弾点の狂いは無く、
しっかり狙って撃つ分にはちゃんと当たることが確認出来ました。

この日のマッチは一度に3人並んで撃つ形での開催で、私の順番は7組目。

この「並んで撃つ」という試合形式がまた曲者なのですが、
そのあたりについては改めて書いてみようと思います。

ではここで、前回も掲載した結果表を再度ご覧ください。



まずは両手で構えて撃つマッチ1「フォーリングプレート」

4m4秒6発という最初にして最大の難関ですが、
今回はかなり練習を重ねていたので、
比較的落ち着いてプレートに相対することが出来ていました。

1回目、ドロウして1枚目のプレートに狙いをつけるも
やはりドットが暴れてトリガーが遅れ、6枚目をヒットしたのは
電磁ロックがかかった直後でした。

2回目、初弾が遅れるのは仕方ないと諦め、
2枚目以降を急いで撃とうとスピードアップしたところ、
その2枚目を外してしまうという大失態。
残る3~6枚目を良く落ち着いて撃てたと我ながら感心します。

続く5m5秒6発。
ここは何と2回ともキレイに6枚倒していますね。
事前の練習会での経験と自信が確実に生きているのを実感しました。

6m6秒6発。
1回目はやっつけたものの、2回目で何故かまた2枚目を外します。
途中を1枚だけ外すって、いったいどういうことなのか自分でまったくわかりません(涙)

そしてラストの7m7秒6発。
ここで見事にやらかしました。

会場入り直後の試射で、7メートルからプレートの中心を狙えば
そこにバッチリ着弾することをしっかり確認していたにも関わらず、
壊れる前のハイキャパでのセッティングだったプレートの上端ギリギリを、
練習通りキレイに狙い撃ってしまったのです。

1回目にかろうじて3枚倒れているのはまぐれ当たりに過ぎず、
BB弾がまったく違うところに飛んでいる光景にただただ唖然。
そしてこれに焦った2回目、さらに高いところを狙い撃ってしまい、
ああッ!!と気付いた4枚目から狙点を修正するも時既に遅し・・・

石井名人主催の練習会の際にロングレンジの射撃に自信を付け、
その後も7メートルからの練習に力を入れていたのが
思いっきり裏目に出てしまいました(涙)


 石井名人の美しいウィークハンドシュート!
 このところ石井君にもお世話になりっぱなしで頭が上がりません。


6mまでが自分にしては上手く撃てていただけに
意気消沈して待合室に戻った私だったのですが、
かの戦うフォトグラファー、トモ長谷川氏が
体格に似合わぬ素早さで寄って来て隣に座るなりひと言。

「カズヤさん! 練習しましょう!!」

はい、まったくごもっともでございます・・・(涙)

しかし、ここからが素晴らしい体験だったのです。

私「うーん、僕の射撃は20年以上前の技術だからねぇ・・・」

トモちゃん「いや、20年前とかいう問題じゃなくて、もっと練習しないと」

私「うん・・・」

トモちゃん「・・・・・」

私「・・・・・どう・・・練習すればいいんだろう・・・」

トモちゃん「まず動きに無駄が多過ぎるんですよ、カズヤさんはこうやってドロウしていますけど、
      こうすれば最短距離でグリップが握れて(以下は秘密)」



 名人位がかかった午後のシュートを見守る参加者たち
 撮影直前に何かを感じたのか、トモちゃんがこちらをギロッ!


昔のよしみで、そしてこちらのプライドまで気遣いつつ
的確なアドバイスを与えてくれるトモちゃん。
そのテクニックの解説は人体の構造から脳への血流までを考えた極めて論理的なもので、
自分のシューティングを一から見なおすきっかけと、
今後の練習の方向性をはっきりと指し示してくれました。

どーですかお客さん! メチャメチャ羨ましい話しでしょ!?

もうこれだけでも今大会に参加した甲斐があったというもの。
午後からのマッチ2「アンビデクストラウス」で
その技術を試したくて、ひたすらウズウズしておりました。

とは言え、悲しいけどこれ本番なのよねってぇやつで(笑)
トモちゃんに教わったドロウテクニックは試せたものの、
縦横無尽に暴れるドットを片手ではどうにも制御することが出来ず、
解説の必要も無いほどボロボロの成績をばら撒いて、
私にとってのYOKOHAMA PMC 12thでの戦いは終了いたしました。

なぁに、明日が来ないわけじゃないんだから!(ずん飯尾)

と、この記事を書いている今はまさにそういった心境で、
心は次の大会に向けて熱く燃え盛っております。
実は今日の帰り際も、一周撃って来ちゃったもんね♪(笑)

さて、個人的な結果のご報告はこれにて完結なのですが、
96枚満射の名人位をかけたトップシューターたちの
凄まじい戦いの模様をお伝えしないことには、
このシリーズを終えることは出来ません。

というわけで、もう1回だけこのPMC参戦記に
お付き合いのほどをお願いいたしますです。

嗚呼、あの緊張と興奮のステージに、いつかきっと!!

  

Posted by カズヤ at 02:24Comments(8)シューティングマッチ

2012年08月21日

出二夢カズヤの横浜PMC12th参戦記 その1

一部の皆様にご好評いただいております、
初心者シューター出二無カズヤのPMC参戦記。
今回も張り切ってお届けいたしましょう!



絵に描いたような夏空の広がる8月19日。
横浜は和田町にある横浜PCMさんにて開催された
「第12回プレートマスターズチャンピオンシップ」
その由緒正しきシューティングマッチに、
47歳の初老シューター出二無カズヤが単身挑んで参りました。


 紺碧の空の下そびえ立つ聖地、みかどやビル

1mの高さに25cmの間隔で並べられた
直径10cmの丸いプレートを
いかに正確に撃ち倒せるかを競う、
最もシンプルにして究極にディープなマッチ。



今回の私は、オープンクラスにシングルエントリー。
昨年末の11thでも使用したC-more横置き自作マウントの
マルイハイキャパベース6インチカスタムで参戦いたしました。



なんとなく自分の中で赤羽はタクティカル、横浜はオープンと
それぞれの参加クラスを分けているのですが、
実際会場に1日いると、両クラスを撃ちたくなるんですよね~。
いや、共倒れになるのがわかっているのでやりませんけどね(汗)


 開会式の様子 中央は主催のモウリ名人

さて当日の結果なのですが、
既に石井名人ブログにて発表された結果表を拝借して 
以下にご覧いただきましょう。



石井名人ブログの最新記事では部門別に色分けされた 
さらに見やすい結果表が公開されていますので
そちらも合わせてご覧いただきたいのですが、
50エントリー中48位といういつもながらの不甲斐ない成績。
しかも今回はシングルエントリー中最下位というオマケまで付いて、
いっそ清々しい結果となりました。


 和やかな待合室でのひとコマ

初参加だった昨年末の横浜11thはともかくとして、
使用するBB弾の選択を誤ったがために惨憺たる結果に終わった
今年3月の赤羽1stの時は、己の不甲斐なさに切歯扼腕したものでしたが、
プレート、アンビでのトータル71枚という今回の成績は
紛れも無く現時点での私の立ち位置でしかなく、
この結果を至極当然のことと受け入れております。


 こちらは個人成績の結果表です

ただ、事前の練習会では87枚も倒せていたので 
80枚以上はやっつけたかったのが正直なところだったのですが、
完璧な仕上がりを見せていた自慢の愛銃が実は、
マッチ直前の練習中にぶっ壊れるという悲劇に見舞われていたのです。

さらに何とその瞬間が低画質ながら映像に残されているという
出来過ぎた展開がありましてですね・・・

まずは話しのタネに、その動画をご覧くださいませ。



射撃フォームのチェック用にたまたま撮影していたのですが、
こんな面白くも悲しい動画が撮れるとは夢にも思いませんでした・・・

欠落したパーツを拾った後、
完全に挙動不審になっているのが我が事ながら笑えます。
ここまで動揺をあらわにする人間の姿もなかなか見られませんよね(笑)

そして上の動画でポロリと落ちたのがこちら



これは6インチのインナーバレル先端をささえるために
ハイキャパのスライドを3本も潰して自作したパーツなのですが、
ブローバックするスライドと当たらないよう
クリアランスを綿密に計算して造っていたのです。



昨年末に完成して以来まったく問題なく撃てていたのが、
こともあろうにマッチ前日の夜というタイミングで壊れるとは・・・
「ポロリもあるよ」とはまさにこのことですなぁ(涙目)

で、壊れた愛銃を持って帰宅したのが18日の22時頃だったでしょうか。
もはや欠けた部分の補修は不可能と諦め、
タクティカルクラス用に造ったハイキャパ5.1カスタムから
チェンバーとインナーバレルをそっくり移植。



アウターバレルはかつてサバゲのサイドアームにと組んだ
上画像の固体から流用して、急遽こんな形にでっち上げたのです。



見るからにテールヘビーでアンバランスなのがわかりますよね(泣)

実際、ホルスターからドロウして構えると
フロントが軽すぎてドットがまったく安定せず、
片手撃ちともなれば絶望的なまでに狙いが定まりません。

しかもとりあえずのセットアップが完了した時点で
深夜の1時を過ぎており、自宅での試射はもはや不可能。

またしても弾がどこに飛んで行くかわからない状態で
マッチ本番を迎えるハメに陥っていたのです。


 どうしてこうなった・・・

いや~今回もまたドラマチックな展開ですねェ(もはやヤケクソ)

そんなこんなで迎えた本番当日の模様は、
次回詳しくご紹介したいと思います。

旬を過ぎると台無しなので、
なるべく早いうちに更新出来るよう頑張ります!  

Posted by カズヤ at 00:25Comments(3)シューティングマッチ

2012年08月13日

マルイ電動UZIについて その18 内部構造5

はい、というわけで昨夜の予告通り
頑張って更新いたしました。

ちょっと駆け足になるかと思いますが、
前回の続きを進めて参りましょう。



高電圧バッテリーを繋いだため壊れたという
マルイ電動UZIのメカボックスを開いたところ、
セクターギヤが上画像のように破損していました。

では、このギヤと直接噛みあうプッシュロッドの
ラックギヤ部分はどうなっていたかと言うと



ご覧の通りまったくの無傷なのです。

ちなみにこのプッシュロッドの先端、
ピストンに設けられたシアーと接触する部分を見ると



削れた金属粉とグリスが混ざった汚れは付着しているものの、
大きな傷や変形は生じていませんでした。
ロッドの下面(画像では上)が削れてるのもわかりますね。

さて、高電圧バッテリーを使ったことで
何故セクターギヤがあのような形で壊れたのか。
その理由についてを考察して行きましょう。

過去記事「その15 内部構造2」にて 
詳しくご紹介したように、マルイ電動UZIは
プッシュロッドを介してピストンをコッキングしています。


 コッキング開始直前の状態


 コッキングが完了し、シアーの開放直前の状態

このコッキング動作自体には何の問題も無いのですが、
ラックギヤと一体になったプッシュロッドが
ピストンから一拍遅れて戻ってくるという部分に
破損の原因があるのです。


 ピストンの後退から一拍遅れて…


 プッシュロッドが初期位置に戻ります

上のイラストのように、プッシュロッドが初期位置に戻ってから
セクターギヤの歯が回って来るのが正しいタイミングなのですが、
高電圧バッテリーを使用することでモーターの回転数が上がり、
当然ながらセクターギヤの回転も速くなることで
この絶妙なタイミングに狂いが生じるわけですね。

その結果何が起きるかと言うと…



通常の速度で戻って来たプッシュロッドのラックギヤを
本来よりも速く回って来たセクターギヤが迎え撃つ形になり、
材質の強度に劣るセクターギヤの歯が潰れることになるのです。



と、これはあくまで私の推論に過ぎないのですが、
構造的に考えて、おそらく正解であろうと思います。

ただし、ここで考察した破損に至るプロセスは
フルオートで回した場合に限った話しで、
セミオートの場合はまったく事情が異なります。

これも追って詳しく解説いたしますが、
セミオートの際はセクターギヤの裏面に設けられた突起が
必要なタイミングでカットオフレバーを押し下げ、
スイッチ部分の通電をカットしてくれるので、
セクターギヤがオーバーランをすることはありません。





つまりセミオートモードで撃つ限りにおいては、
前回使用したイメージカットにあるような
ニッケル水素バッテリーやリポバッテリー。
果てはマルシン電動UZIの検証用に購入した
11.1V800mAhのリポバッテリーを繋いでも、
何の問題も無くキレの良い射撃が楽しめるのです。

実際私自身、今年4月1日に開催された葉隠マッチにおいて、
内部は完全ノーマルのマルイ電動UZIカスタムに
ET1製の7.4V1400mAhのリポバッテリーを繋いで参戦。
終日何の問題も無く戦い切って参りましたからね。




 2挺ともにET1リポを使用

以上の検証から導き出される答えは以下の通り。

純正以外のバッテリーを使うと壊れるというのは、
フルオートでトリガーを引きっぱなしにした時の話しです。

セミオートで撃つ分にはニッスイでもリポでも大丈夫だし、
かなりの速射をしたところで
構造上そう簡単に壊れることはありません。




しかし逆に言えば、
モーターの回転数が上がってしまうと
必ず壊れる構造ということでもあるわけで、
フルオートで撃ちまくりたいという向きには
オススメ出来ない電動ガンであることは確かです。

それと、これはあくまで私見ですが、
純正ニカドバッテリーの使用時においても、
ワンマガジンをフルオートで撃ち切るという使い方は
避けた方が賢明のような気がしますね。

3~4発の指切りバーストで戦うのが、
マルイ電動UZIの正しい使い方だと思います。
な~に、良く当たる銃ですから、全然問題無いでしょう!

でも、いざと言う時にフルオートで弾幕を張れないのでは
サバゲのプライマリーウェポンとしてはちょっとなぁ・・・
とお嘆きの貴兄に、その解決方法もちゃんと用意してあるのですが、
それについてはまた後日、項を改めてご紹介したいと思います。

と、前回と今回に渡って考察いたしました
マルイ電動UZIのバッテリーに関する問題。
皆様のご参考になりましたでしょうか。

使い方によっては純正以外のバッテリーでも
全然問題無く行けるんですよね~。

ただ、最後にひとつ残っている問題点。

4:普通に使っているだけで壊れる


実はこれがマルイ電動UZIの抱える最大の弱点であり、
これを解決しないことには、この素晴らしい名銃のエアガンを
安心してオススメ出来ない現実があるのです。

その真偽のほどと解決方法はいかに・・・!?

といったところで、今回はここまで。
随分長い記事になっちゃいましたが、
皆様ついて来てくださったでしょうかね~(汗)

さて、非常に気になる引っぱり方をしておきながら何ですが、
この後2回ほどマルイ電動UZIの記事をお休みさせていただく予定です。

で、UZI以外の何を書くかと申しますと、
来る8月19日に横浜PCMで開催される
第12回プレートマスターズチャンピオンシップへの
参戦記をお届けしようということなんですよ!



前回の不甲斐ない己へのリベンジを果たすべく、
今回も勇躍エントリーしちゃった次第です!

UZIへの愛情には一片の陰りもありませんが、
シューティング無しの人生もまた有り得ません。

前回よりも成長した自分をご披露出来るか、
はたまたコテンパンに打ちのめされて
愚痴を吐露するハメに陥るか(笑)
その結末は神のみぞ知るところであります。

今回は練習もたっぷり出来る環境があるので、
言い訳は一切出来ませんからね~。


 上矢ユイさんと並んで撃つ光栄に! 画像は石井名人ブログより拝借 

何しろ思いっきり楽しんで参りますので、
レポートを(結果には期待せずに)お待ちくださいませ!  

Posted by カズヤ at 22:23Comments(11)東京マルイ電動UZI

2012年08月13日

マルイ電動UZIについて その17 内部構造4

先週は結局時間が取れず、1週またいでの更新になってしまいました。
ネタは山積みなのですが、圧倒的に時間が足りていませんね~(涙)

と、ありふれた言い訳はこれくらいにして、
話しの続きを進めて行きましょう。



マルイ電動UZIに対して世間一般で言われている
代表的な四つの問題点。

1:初速が極端に低い
2:初速を上げようとすると壊れる
3:純正以外のバッテリーを使うと壊れる
4:普通に使っているだけで壊れる


今回はこの三つ目について詳しく解説いたしますが、その前にひとつ。

東京マルイさんのオフィシャルサイトが 
先頃リニューアルされたことは皆様ご存知でしょうか。



実は私、勤務先の社長のブログでこれを知ったのですが(汗)
その報に触れた時、ついに電動UZIがカタログ落ちしたのではないかと
仕事そっちのけでマルイさんのサイトをチェックしました。
するとそこには・・・嗚呼なんということでしょう。

 

「発売中」の表記も鮮やかに、
現行製品としてしっかり残されているではありませんか(感涙)

新たに撮り起こされたと思われる写真のまたカッコイイこと!
バックに敷かれた図面が激しく興味をそそりますよね~。

かなり真面目な話、UZIマニアは綾瀬方面に
朝晩感謝の祈りを捧げないとイカンですなァ。

と、また話しが逸れたように思われるかもしれませんが、
そのUZIの製品紹介ページの「基本情報」の中に、

バッテリーは、「8.4V600mAhミニバッテリーAKタイプ」をご使用ください。
(ニッケル水素AKタイプバッテリーは、メカBOXが破損するおそれがあるため使用できません)


と明記されているのです。

純正以外のバッテリーを使うと壊れるという話しは噂レベルではなく、
メーカーさんからの警告として公表されている文言だったのですね。

しかしこれも先頃マルイさんから、
ニッカドバッテリーは今後生産しないとの発表も行われており、
「ニカドタイプ(黄色ラベル)8.4V600mAhミニバッテリーAKタイプ」
という商品名の純正バッテリーの入手は困難になって行くと思われます。



UZIファンとしては、なんとも困った状況ですねェ(涙)

では純正以外のバッテリーを使用すると、
何故、どこが、どのように壊れるのでしょうか。

それを検証するため1挺つぶす覚悟を固めていたのですが、
「誤って高電圧バッテリーで回したため破損した」というUZIを
実にタイムリーにヤフオクで落札することが出来たのです。
日頃の行いが良いとこういう幸運に恵まれるんですねぇ(笑)

手元に届いたUZIに手持ちのバッテリーを繋ぎ、
セミオートモードにしてトリガーを引いたところ、
「ギーッ!」という異音を発し、
ピストンのコッキングには至っていない状態でした。

で、そのUZIを開けてみたところがこちらです。



パッと見た感じでは大きく破損した部分はありません。
プッシュロッドもピストンもまったくの無傷なので、
やはりギヤまわりがクラッシュしているのでしょう。

そう思いつつスパーギヤを外してみると・・・



意外にもべベルとスパーは無傷なのですが、
案の定セクターギヤがこの通り



ギヤの歯が「欠けた」というより、
「潰れた」という感じになっておりました。

高電圧バッテリーで回したことで、
何故このような現象が起きたのでしょうか。
その原因について、次回詳しく解説いたします。

また来週~と行きたいところなのですが、
ちょっと今後の予定がありますので、
頑張って明日(13日)中に更新いたしますね。  

Posted by カズヤ at 01:35Comments(0)東京マルイ電動UZI

2012年08月05日

マルイ電動UZIについて その16 内部構造3

またしても更新が遅れてしまい、大変申し訳ございません。
毎週1回は更新したいところなのですが、
なんだかんだとやることが多くて
なかなか時間が取れないんですよね~(涙)

と、つまらない前置きはこれくらいにして、
話しの続きを進めて行きましょうね。



マルイ電動UZIの作動メカニズムを解説した前回記事で
だいたいのところはおわかりいただけたことと思いますが、
この特異なメカがどんなメリットとデメリットを生んでいるのか、
今回はそのあたりを考察してみたいと思います。

まずはそのメリットについてですが、
UZIという銃のイメージを一切崩すことなく
電動エアガンとしての製品化を実現したという、
その1点に尽きると言っても良いだろうと思います。



銃本体のほぼ中央にグリップがあり、
そのグリップの中にマガジンを収めるという
非常に特殊なレイアウトを持ったUZIは、
モーターとギアとバッテリーをどこに収めるかの問題で
非常に設計者泣かせの銃と言えるでしょう。

過去記事で詳しくご紹介したマルシン電動UZIも、
フォアグリップを太目にディフォルメして
モーターを内蔵するという苦肉の策を採っていましたね。



逆に言えば、UZIの電動エアガン化が
それだけ大変だということであり、
苦心の末それを実現してくれたメーカーさんに
足を向けては寝られませんよね(笑)

そうそう、ピストンが後ろ向きに前進(?)することで
射撃時のリコイルが味わえるという話しもありますが、
次世代電動ガンがあれだけのウェイトを動かすことで
ようやくリコイルを発生させていることを思えば、
実際の効果がいかほどのものかは想像が付くでしょう。

確かにプッシュロッドの重さも加わりますので、
普通の電動ガンよりは振動が大きいような気はしますけどね。



次に問題のデメリットについてですが、
ここでマルイ電動UZIについて一般に囁かれている
ネガティブな噂の主だったところを挙げてみましょう。

1:初速が極端に低い
2:初速を上げようとすると壊れる
3:純正以外のバッテリーを使うと壊れる
4:普通に使っているだけで壊れる


と、まぁこんなところでしょうかね。

1については、初速100m/sオーバーのチューンが
当たり前のように横行していた
改正銃刀法施行以前の環境で言われていたことで、
箱出し90m/s前後の初速が常識となった現在において
80m/s前後のパワーを「極端に」弱いとは
言えないだろうと思います。

上で書いた80m/s前後という初速は、
私の勤務先で計測した数値なのですが、
このあたりについては後日改めてしっかりと計測して
その結果を詳しくレポートいたしますので、
この件はひとまず置くとしましょう。

2については、その足りない初速を上げようと
強化スプリングを組み込んだ方がいたのでしょう。
前回の解説で既におわかりいただけたことと思いますが、
単純に強いスプリングを組み込むと下イラストの通り。



セクターギアがピストン下面のラックギアを巻き上げる
いわゆる普通のコッキング方式であれば
スプリングの負荷がそれぞれの歯に分散されますが、
このUZIの場合、プッシュロッドとシアーの接触部分が
負荷を一手に引き受ける形になっています。

この過負荷はシアーとピストンを繋いでいるピンの部分に集中し、
樹脂製ピストンのこの部分が破損する可能性が最も高いと思われます。



また、コッキングの際はピストンスプリングと一緒に
プッシュロッドのリターンスプリングも圧縮されるわけですから、
セクターギアの方にかかる負荷も通常の電動ガンより
大きなものとなるわけです。

上記の理由により、初速を上げようとして
強いピストンスプリングを組み込むと、
破損の確立が跳ね上がるという結果につながるのです。

安直なパワーアップを試みると
すぐに壊れてしまうというのは、
安全上実に優れたトイガンと言えますよね。

さて、3のバッテリー問題について。
これに関しても明確な答えを持ち合わせているのですが、
残念ながら今日は他にもやるべきことがありますので、
続きは次回とさせていただきます。

時間が取れたら明日中に更新しようと思いますが、
うーん、どうだろう・・・(汗)
なんとか頑張ってみますです。  

Posted by カズヤ at 22:40Comments(4)東京マルイ電動UZI