2011年12月31日
横浜PMC11thでの使用銃 その2
あと数時間で年明けというところで
この記事を書いております。
2011年は全世界的に未曾有の出来事がいくつも発生し、
新しい年を迎えるにあたって
明るい希望を見出し難い社会情勢ではありますが、
無力でちっぽけな一個人として、
親しい人たちの健康と幸せを願うばかりです。
特に今、この記事をご覧くださっている皆様にとって、
来年が良い年でありますように・・・
と、柄にも無いことを書いてしまいましたが、
私個人にとっての2011年は、
年始にシューティングへの取り組みを決意し、
葉隠マッチと横浜PMCという大きな競技に
参加することが出来て、大変に意義深い年になりました。
健康面での問題をいくつか抱えてはおりますが、
PMCで1枚でも多くのプレートをやっつけるため、
そして葉隠マッチで1秒でもタイムを縮めるために、
精進を重ねて行こうと考えております。
と、またしても前置きが長くなってしまいましたね(汗)
今回はグリップまわりのカスタムについて
詳しくご覧いただきたいと思います。

そもそものきっかけは
コンバットマガジン2010年6月号に掲載された
HIROさんによるS.V.I.インフィニティ
タラン・バトラーカスタムの記事でした。

上の画像はタラン・バトラー氏のサイトから
拝借して来たものですが、
マッチガンでありながら競技用然としていない
その言い知れぬ迫力にすっかり魅せられ、
記事を読んだその日のうちに
マルイハイキャパのグリップを削り始めていました(笑)


上の画像は別個体の加工途中なのですが、
無加工のグリップからどの程度削り込んでいるかが
おわかりいただけるでしょうか。
単にグリップ前面のエッジを丸めただけではなく、
必要な強度は充分確保した上で
これ以上は削れないというところまで
余分な肉厚を削ぎ落としてあります。
トリガーガード下面も、
サポートハンドが無理なく決まるよう
強度が許すギリギリまで薄く削りました。

さらに、こちらは加工前の画像が無いのですが、
グリップセフティまわりも徹底的に削り込んでいます。


上記の加工後、ヤスリの切削痕を丁寧に仕上げ、
金属部分にはブルーイングを、
樹脂部分には半田ごてによる滑り止めを施して
カスタムグリップの完成。


見た目は極めて地味ですが、
シングルスタックの1911とほとんど変わらぬ握り心地と
究極のハイグリップを可能としている、
ちょっと自慢のグリップです。


外観についてはこういった加工を施していますが、
トリガーメカニズムをはじめとする中身については
すべて純正パーツを使っており、
各々の接触面を軽く磨いた以外ほとんど手を加えておりません。
チェンバーパッキンはKM企画さんの
ウレタンラバーチャンバー Gホップ45を、
インナーバレルは、ライラクス製の
ハンドガンバレル内径6.03mmをそれぞれ使用しています。
バレル先端を押さえる加工も手伝い、
7mから500円玉を狙い打てるだけの命中精度を
実現出来ているのですが、
今回のマッチでは射手の技術が伴わず、
宝の持ち腐れとなってしまいました(涙)
もっとも、良く当たる銃がなければ
射撃の腕を磨くことも出来ませんからね。
ベテランシューターの方がご覧になったら、
「足りないものに満ち溢れている」ことと思いますが、
来年はこの自家製カスタムと共に、
技術の向上を目指したいと思います。
といったところで、
横浜PMC11thタクティカルクラスで使用した
ハイキャパカスタムのご紹介は終了です。
ほんの少しでもどなたかの銃作りの
参考になる部分がありましたら幸いです。
次回はオープンクラスで使用した
ダットガンをご紹介いたしますが、
年内の更新はさすがにこれにて終了ですね。
来年も何らかのお役に立てる記事作りを目指して頑張りますので、
当ブログを何卒よろしくお願いいたします。
それでは皆様、よいお年を!!
この記事を書いております。
2011年は全世界的に未曾有の出来事がいくつも発生し、
新しい年を迎えるにあたって
明るい希望を見出し難い社会情勢ではありますが、
無力でちっぽけな一個人として、
親しい人たちの健康と幸せを願うばかりです。
特に今、この記事をご覧くださっている皆様にとって、
来年が良い年でありますように・・・
と、柄にも無いことを書いてしまいましたが、
私個人にとっての2011年は、
年始にシューティングへの取り組みを決意し、
葉隠マッチと横浜PMCという大きな競技に
参加することが出来て、大変に意義深い年になりました。
健康面での問題をいくつか抱えてはおりますが、
PMCで1枚でも多くのプレートをやっつけるため、
そして葉隠マッチで1秒でもタイムを縮めるために、
精進を重ねて行こうと考えております。
と、またしても前置きが長くなってしまいましたね(汗)
今回はグリップまわりのカスタムについて
詳しくご覧いただきたいと思います。

そもそものきっかけは
コンバットマガジン2010年6月号に掲載された
HIROさんによるS.V.I.インフィニティ
タラン・バトラーカスタムの記事でした。

上の画像はタラン・バトラー氏のサイトから
拝借して来たものですが、
マッチガンでありながら競技用然としていない
その言い知れぬ迫力にすっかり魅せられ、
記事を読んだその日のうちに
マルイハイキャパのグリップを削り始めていました(笑)


上の画像は別個体の加工途中なのですが、
無加工のグリップからどの程度削り込んでいるかが
おわかりいただけるでしょうか。
単にグリップ前面のエッジを丸めただけではなく、
必要な強度は充分確保した上で
これ以上は削れないというところまで
余分な肉厚を削ぎ落としてあります。
トリガーガード下面も、
サポートハンドが無理なく決まるよう
強度が許すギリギリまで薄く削りました。

さらに、こちらは加工前の画像が無いのですが、
グリップセフティまわりも徹底的に削り込んでいます。


上記の加工後、ヤスリの切削痕を丁寧に仕上げ、
金属部分にはブルーイングを、
樹脂部分には半田ごてによる滑り止めを施して
カスタムグリップの完成。


見た目は極めて地味ですが、
シングルスタックの1911とほとんど変わらぬ握り心地と
究極のハイグリップを可能としている、
ちょっと自慢のグリップです。


外観についてはこういった加工を施していますが、
トリガーメカニズムをはじめとする中身については
すべて純正パーツを使っており、
各々の接触面を軽く磨いた以外ほとんど手を加えておりません。
チェンバーパッキンはKM企画さんの
ウレタンラバーチャンバー Gホップ45を、
インナーバレルは、ライラクス製の
ハンドガンバレル内径6.03mmをそれぞれ使用しています。
バレル先端を押さえる加工も手伝い、
7mから500円玉を狙い打てるだけの命中精度を
実現出来ているのですが、
今回のマッチでは射手の技術が伴わず、
宝の持ち腐れとなってしまいました(涙)
もっとも、良く当たる銃がなければ
射撃の腕を磨くことも出来ませんからね。
ベテランシューターの方がご覧になったら、
「足りないものに満ち溢れている」ことと思いますが、
来年はこの自家製カスタムと共に、
技術の向上を目指したいと思います。
といったところで、
横浜PMC11thタクティカルクラスで使用した
ハイキャパカスタムのご紹介は終了です。
ほんの少しでもどなたかの銃作りの
参考になる部分がありましたら幸いです。
次回はオープンクラスで使用した
ダットガンをご紹介いたしますが、
年内の更新はさすがにこれにて終了ですね。
来年も何らかのお役に立てる記事作りを目指して頑張りますので、
当ブログを何卒よろしくお願いいたします。
それでは皆様、よいお年を!!
Posted by カズヤ at 22:00│Comments(2)
│シューティングマッチ
この記事へのコメント
カズヤ先輩
ここ数日、何度もお邪魔しお騒がせして申し訳ありません。じつは鈴木6代と何度かメールで話し合いを持ちまして、今回タクティカルクラスでご使用になられたこの銃は、今後もタクティカルクラスでお使いになれ、また「11th」に於いても全くルール違反ではなかった、という結論に達しましたのでご報告申し上げます。3.20の「赤羽1st」ではもう少し明確に表記したいと思います。
それでは良いお年を!
ここ数日、何度もお邪魔しお騒がせして申し訳ありません。じつは鈴木6代と何度かメールで話し合いを持ちまして、今回タクティカルクラスでご使用になられたこの銃は、今後もタクティカルクラスでお使いになれ、また「11th」に於いても全くルール違反ではなかった、という結論に達しましたのでご報告申し上げます。3.20の「赤羽1st」ではもう少し明確に表記したいと思います。
それでは良いお年を!
Posted by ishii
at 2011年12月31日 22:59

ishii様
うああ・・色々とお手をわずらわせてしまって
本当に申し訳ございません。
でも、ルールに反していなかったとのことで
正直ホッといたしました。
わざわざお知らせくださり、真にありがとうございます。
「赤羽1st」は心から楽しみにしております。
今度はご面倒おかけしないよう最善を尽くしますので、
何卒よろしくお願いいたします。
ishii様ご夫妻もどうか良いお年を!
うああ・・色々とお手をわずらわせてしまって
本当に申し訳ございません。
でも、ルールに反していなかったとのことで
正直ホッといたしました。
わざわざお知らせくださり、真にありがとうございます。
「赤羽1st」は心から楽しみにしております。
今度はご面倒おかけしないよう最善を尽くしますので、
何卒よろしくお願いいたします。
ishii様ご夫妻もどうか良いお年を!
Posted by 出二無カズヤ(でにむかずや)
at 2011年12月31日 23:31

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