アクセスカウンタ
プロフィール
カズヤ
カズヤ
その昔、某銃器専門月刊誌のライターと、某エアガン専門店での開発、販売を兼務。その後、某出版社に誘われ、エアガン関連ムックの編集に携わる。さらに後、某エアガンメーカーに誘われて入社と、80から90年代にかけて、エアガン業界にどっぷりつかった人生を送るが、ある理由により業界から撤退。
そして2012年、再び鉄砲業界に返り咲き、Gunsmith BATONに入社。充実した日々を過ごす中、2014年には人生初の渡米を果たし、憧れのイチローさんの下で、夢だった実弾射撃をついに体験! もはやこの人生に一片の悔いも無い、52歳の初老ガンマニア。

読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 25人
QRコード
QRCODE

2011年12月23日

マルシン電動UZIについて その80 命中精度向上計画7

年末が近付いて人並みに忙しく、
ちょっと更新頻度が下がり気味ですが、
この項を終えないことには新年を迎えられません。
さっそく続きを進めて行きましょう。

前回最後に用意した、
ガラスチューブ入りのチェンバーパッキン。

マルシン電動UZIについて その80 命中精度向上計画7

これをチェンバーブロックに挿入した上で、
末端をカットしたインナーバレルを
通常通り組み付けます。

マルシン電動UZIについて その80 命中精度向上計画7

マルシン電動UZIについて その80 命中精度向上計画7

まずはシリコンチューブ使用案の時と同様、
給弾口からBB弾を1発入れて給弾ノズルを押し込み、
BB弾が保持されるかを確認したのですが・・

マルシン電動UZIについて その80 命中精度向上計画7

狙い通り下画像の位置にバッチリ留まっていました。

マルシン電動UZIについて その80 命中精度向上計画7

このインナーバレルユニットを、
前回と同じく、葉隠マッチを戦った
マルシン電動UZIに組み込みました。

マルシン電動UZIについて その80 命中精度向上計画7

さて、ドキドキの実射テストなのですが、
今回は時間の都合もあって
赤羽射撃場まで出かけられなかったため、
自宅の端から端までを斜めに使い、
なんとか確保した8メートルの距離にて
グルーピングテストを行いました。

もちろん、女房がちょこっと出かけた隙を狙っての
決死の屋内射撃でございます(汗)

まずは窓から見える雑木林に向かって撃ち、
適正ホップを出した上で初速テストです。

使用したBB弾は前回同様、東京マルイ製の
パーフェクトヒット ベアリング研磨0.2g。
結果は下の通りです。

マルシン電動UZIについて その80 命中精度向上計画7

同条件で6発撃ってみたのですが、
ノーマル状態での結果よりも
若干初速が低下していました。

ガラスチューブの抵抗が増えたのが原因なのか、
理由は定かではありませんが、
その検証はひとまず置くとして
いよいよグルーピングテストです。

室内ということもあり、
BB弾が飛び散らずとても便利な
東京マルイ製プロターゲットを使用。

マルシン電動UZIについて その80 命中精度向上計画7

これにA4サイズのコピー紙を挟み、
UZIを椅子にレストした状態で
8メートルの距離から射撃を行いました。

その1回目の結果がこちらです。

マルシン電動UZIについて その80 命中精度向上計画7

まず中央の黒円を狙って撃ったところ、
左下の黄色く囲った部分に着弾。
そこで、画像中に描いた青円部分
(プロターゲットの枠の右上の角)に
狙点を移して5発撃った結果が赤く囲った弾痕です。

狙点とする黒円が無い状態で撃っているので
この段階ではっきりしたことは言えませんが、
着弾が縦方向に散っているものの、
左右へのブレがほとんど無いのは実に好感触。

ここでコピー用紙を取替え、
黒円をターゲット枠内の右上に描いて
(先のプロターゲットの画像の状態です)
行った2回目の射撃結果が下画像です。

マルシン電動UZIについて その80 命中精度向上計画7

最も離れた着弾点同士の中心距離が
およそ50mmという数字は、
長物としては正直寂しいものの、
当たらないと悲観するほどでは無いように思えます。

さらに用紙を換えての実射テスト3回目なのですが、
実はここでトラブルが発生。

8発目のトリガーを引こうとした瞬間、
プロターゲットの枠のロックが外れて、
ターゲット用紙が手前に倒れて来たのです。

さらにその直後、外から女房が帰って来たため
実射テストは強制中断(涙)

ちょっと消化不良に終わってしまったのですが、
その3回目の結果が下の画像です。

マルシン電動UZIについて その80 命中精度向上計画7

画像中黄色く囲った弾痕が上述の8発目で、
当然ながらこれは結果から除外ですが、
残る7発の最も離れた着弾点同士の中心距離は
今回45mmにまとまっていました。

この結果を、ノーマルパッキンでの
10発のグルーピングと較べたものがこちらです。

マルシン電動UZIについて その80 命中精度向上計画7

上は10発、下は7発しか撃っていない上、
画像処理ソフトで比率を合わせた画像なので
正確なデータにはなり得ませんが、
命中精度が向上しているという
判断材料にはなるかと思います。

現時点で結論付けるのはひとまず避けておきますが、
インナーバレル末端をカットしてのガラスチューブ使用案で
良好な結果が得られたことは間違いありません。

年内は無理だと思いますが、
近いうちにこのガラスチューブ仕様UZIを
赤羽射撃場に持ち込み、
納得行くまで命中精度を確認した上で、
改めて結果をご報告させていただきますね。

ガラスチューブを使用したことで
何故グルーピングが小さくなったのか。
さらなる命中精度向上のためには何が必要なのか。

検証すべきことはまだまだ山ほどあるのですが、
マルシン電動UZIの命中精度向上計画、
これにてとりあえずの完結です。

タフなギアボックスとシンプルな構造で、
決して最新の電動ガンにも引けを取らない
マルシン電動UZIの「もうひとつ当たらない」
という、唯一とも言える弱点を
克服出来そうな道筋は見えましたでしょうか。

記事に出来るかどうかはわかりませんが、
今後もアルティメットなUZIの完成を目指して
あれこれ手を尽くして行くつもりです。

さてさて、もうちょっとだけネタが残っているのですが、
年内のマルシン電動UZIの話しシリーズはこれにて終了。
次回から何回かはUZI成分ゼロな話題でお届けする予定です。

チラッと予告画像をば・・・

マルシン電動UZIについて その80 命中精度向上計画7

46歳、新たな挑戦を始めております!



同じカテゴリー(自作カスタム)の記事画像
マルシン電動UZIについて その82 命中精度向上計画9
マルシン電動UZIについて その81 命中精度向上計画8
マルシン電動UZIについて その79 命中精度向上計画6
マルシン電動UZIについて その78 命中精度向上計画5
マルシン電動UZIについて その77 命中精度向上計画4
マルシン電動UZIについて その76 命中精度向上計画3
同じカテゴリー(自作カスタム)の記事
 マルシン電動UZIについて その82 命中精度向上計画9 (2012-01-25 21:02)
 マルシン電動UZIについて その81 命中精度向上計画8 (2012-01-24 21:07)
 マルシン電動UZIについて その79 命中精度向上計画6 (2011-12-19 00:01)
 マルシン電動UZIについて その78 命中精度向上計画5 (2011-12-15 00:26)
 マルシン電動UZIについて その77 命中精度向上計画4 (2011-12-12 00:01)
 マルシン電動UZIについて その76 命中精度向上計画3 (2011-12-11 00:01)
Posted by カズヤ at 01:12│Comments(3)自作カスタム
この記事へのコメント
プロジェクトお疲れ様でした。
マルシン関連のプロジェクトとしては
前代未聞だったのではないでしょうか。
来年はぜひ一緒にサバゲで性能チェック
したいですね。
Posted by R100RS at 2011年12月25日 15:39
メリークリスマス。

カズヤ様にアイディアというギフトがあらんことを。
Posted by キータイ at 2011年12月25日 23:16
R100RS様

毎度コメントありがとうございます!

前代未聞であったことは間違いないと思うのですが、
単に今まで誰も興味を持たなかっただけのような・・・(汗)

ともあれ、まだまだ煮詰める必要はありますので、
来年は是非ともご一緒させてくださいませ。

シークレットオフもまたやりたいですね~!

キータイ様

メリークリスマス。
素敵なお言葉をありがとうございます!

キータイさんは素敵なクリスマスを過ごされましたでしょうか?

私の場合、ある問題についての解決策を、
考えて考えて、それはもう考え抜いたあげくに
突然ひらめくというパターンが多いのですが、
それこそが「ギフト」なのかもしれませんね。
いっくら考えてもなーんにも思いつかないこともありますからね(汗)
Posted by 出二無カズヤ(でにむかずや)出二無カズヤ(でにむかずや) at 2011年12月25日 23:39
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。