アクセスカウンタ
プロフィール
カズヤ
カズヤ
その昔、某銃器専門月刊誌のライターと、某エアガン専門店での開発、販売を兼務。その後、某出版社に誘われ、エアガン関連ムックの編集に携わる。さらに後、某エアガンメーカーに誘われて入社と、80から90年代にかけて、エアガン業界にどっぷりつかった人生を送るが、ある理由により業界から撤退。
そして2012年、再び鉄砲業界に返り咲き、Gunsmith BATONに入社。充実した日々を過ごす中、2014年には人生初の渡米を果たし、憧れのイチローさんの下で、夢だった実弾射撃をついに体験! もはやこの人生に一片の悔いも無い、52歳の初老ガンマニア。

読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 25人
QRコード
QRCODE

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上記事の更新がないブログに表示されます。
新しい記事を書くことで、こちらの広告の表示を消すことができます。  
Posted by ミリタリーブログ at

2013年11月13日

出二夢カズヤのJANPS2013参戦記 その2 プラクティコゥ

競技開始から30分以上も遅れて会場に到着した私を、
顔見知りの仲間だけでなく、私が一方的に存じ上げているシューターの皆さんまでもが、
なんとも暖かい笑顔で迎えてくださいました。

ここに遅れてきたブワカモノがおり、
JANPSオフィサーに
「大丈夫! 間に合いますから。準備できたら知らせてください」
の暖かい一言に救われたのがいるよーです(^o^)


この文章は皆様ご存知、イチローさんのブログからの引用ですが、
このブワカモノが誰あろう私だったわけでして(汗)
JANPSオフィサーの方にかけていただいたこの優しいお言葉は、
トモちゃんによれば、「アメリカのビアンキでもまったく同じこと言われますよ」とのお話し。

部下の遅刻という恥をかかせてしまった勤務先の社長からも、
「いいから早く準備準備!」
とのお言葉をいただき、大急ぎでリグを着け、試射レンジで着弾点の最終確認。
前日の勤務先レンジでのゼロイン通り、愛銃RED VALLEYは今日もバッチリ当たります。



準備が整ったところで、JANPSオフィサー福袋さんによるガンチェック。
初速は確か70m/s(0.28g)だったでしょうか、勤務先で測った数値より若干高めですが、
レギュレーション的には問題なしで、グリップ、マニュアル両セーフティの機能もオッケー!
スライド右側面に、上画像のInspected(検査済)シールを貼り付けていただきました。
うーん、このシールは記念にずっと貼っておきたいですね!



そしてついに、私のJANPS初挑戦がスタート。
最初のステージはプラクティコゥ、この人生で初めてのターニンターゲットとの対決です。

上の画像は、これから撃つことになるターゲットを記念撮影したもの。
この紙の中に全弾撃ち込むことが出来るだろうかと、ドキドキしながら撮りました。



こちらは社長が撮ってくださった、プラクティコゥを撃つ私の後ろ姿ですが、
遅刻したことによりスクワッドの最後、独りでシューティングラインに立った私を、
直接の師匠である石井名人と、かのマック堺さんがカメラで狙っているという、
“スターシューター”と社長にからかわれた(笑)恐ろしい状況で撃つハメになったのです。

マック堺さんが製作されたJANPS2012のDVDと、youtubeに上がっている高橋名人の動画
プラクティコゥというステージがどのようなものかは必死で予習して来ましたが、
実際に回転するターゲットと対峙した時、果たしてちゃんと反応出来るのかどうか。
2秒2発というスピードで撃とうとした時、ガンドロップや暴発をやらかさないかどうか。
大会の3日前、勤務先レンジで1回シミュレーションを行っただけで迎えた本番は、

「まずは2秒2発、次は3秒4発で・・・あれ? ホントにそうだったか??」

などと、身体だけでなく頭の中までガチガチになっていました。

そんな私に、それぞれの距離での段取りを懇切丁寧に教えてくださったのは、
今年のPMC第1戦、名古屋天龍大会で初めてお会いした生駒さん。

哲也君に教えてもらった話しによれば、私と同じ年齢とのことですが、
年相応の落ち着きなどまるでない私と違って(汗)
見るからに柔和な、人を安心させてくれるオーラをまとった素晴らしい方で、
初めてのJANPSの、初めてのステージのROが生駒さんだったことは、
私にとって最高にラッキーな出来事でした。



上はやはり社長が撮ってくださった引きの画像ですが、
なんとなんと、私の敬愛する最強タクティカルシューター今村さんが
後方で静かに見守ってくださっていたのですね!!
さらにその前に立っていらっしゃるのはナリタさんでしょうか。
この事実に気が付いた時はめちゃめちゃ感激いたしました(感涙)

お二人ともこんな私に会場で声をかけてくださって、
今村さんにいたってはバリケイド直前の私に・・・
おっと、このエピソードは後の更新のために温存させていただきましょう(笑)

不安と緊張の中、なんとか無事に48発を撃ち終えることが出来た私のターゲットはこちらです。



私はドロウした後、左側から撃っていたのですが、
その左ターゲットに5点圏に飛ばした4発があるのは、
初っ端の2秒2発の初弾か、同じく4メートルからのウィークハンド5秒6発のうちの3発か、
おそらくはそのあたりだと思うのですが、撃っている最中はどこに当たっているのか
まったくわからなかったので、ただこの現実を受け止めるしかありません。

エックス×6 10点×11 8点×3 5点×4 左ターゲット合計214点 

対して右側ターゲットは、ガンを勢い良く振ってから撃つ上、
残り時間も意識しつつの射撃になる分難易度が高くなっているはずなのに、
5点圏に飛ばしたのは1発のみという不思議なスコアになっています。

エックス×6 10点×9 8点×8 5点×1 右ターゲット合計219点

まともな練習もせずに臨んだたった1回のこの結果では、
自分の射撃の傾向などわかるはずもありませんが、
全体的にまんべんなく散っているのは射撃が下手な証拠です。

この部分を鍛えるにはどうすれば良いかと言えば、
これはもうAPSに力を入れるしか無いのですが、
まずは手首の故障を直さぬことには力の入れ様もありませんからね。

っと、故障についてはエリオペ2ndのレビューに詳しく書く予定でした(汗)

ともあれ、かろうじてDスクワッドの時間枠に間に合った私のプラクティコゥは
規定の48発すべてをターゲットに当てて終えることが出来ました。

ではここで、自分の撃ち順を待つ間に撮影させていただいた
トップシューターたちの息詰まるシーンをご紹介いたしましょう。



皆様ご存知、JSC2013の覇者でもある早撃ちチャンピオン、マック堺さんです。



スティールチャレンジと同じ(と思われる)スタンスで撃たれているのが印象的でした。
精力的に取材をしながらの参戦で、集中を保つのが難しかったことと思いますが、
いざシュートとなればさすがの落ち着きを見せてくださいました。





こちらは葉隠の師匠、トモちゃんによる高速プローンの様子です。
あの堂々たる体躯で、音も無くスパッと伏せるその技術は、
欧米人が見たら忍者の末裔だと思ってしまうに違いないでしょう(笑)



今回はすべてのステージの全距離をスタンディングで撃った私ですが、
不動の大地にガンを預けて撃つことが出来るプローンの姿勢は
極めれば絶対的な優位に立てるわけで、来年までには必ず身に付けると心に誓いました。

最後は動画のご紹介です。
今年最もお世話になって来た石井名人と、私をシューティングへと誘ってくれた矢田社長の、
トップシューター同士の緊張感漲るプラクティコゥとの戦いをノーカットでご覧くださいませ。



この動画、おそらく来年に渡って何十回と繰り返して見ることになるでしょう。
スリムな石井君は当然として、矢田ちゃんがあの身体(失礼!)で素早く伏せる様子は
そこにどれだけの鍛錬があったのかと、ぞくぞくするものを感じずにはいられません。
私もやりますよ! まずは手首を直してからですが・・(汗)

そしてここでROを務めていらっしゃるのが、前述の生駒さんです。
私の時はとにかく優しく丁寧に案内してくださったのですが、
すべてわかっているシューターの時は、こうして淡々と進行されるんですね。
その節はお手数を頂戴しまして、本当にありがとうございました。



撃ち終えたターゲットをチェックしながら談笑するトップシューターのお三方。
こんな凄い人たちから大先輩と呼ばれる私は、果たしてそんなご大層な人物なのでしょうか??
その事実に見合った人間になれるよう、真面目に生きなきゃと思いますよねホントにね~(汗)

と、以上でプラクティコゥのご紹介は終了。
次回はムーバーステージの様子をレポートいたします。

ちょっと力尽きたので、コメントへのレスは明日つけさせていただきますね。  

Posted by カズヤ at 03:25Comments(7)シューティングマッチ