アクセスカウンタ
プロフィール
カズヤ
カズヤ
その昔、某銃器専門月刊誌のライターと、某エアガン専門店での開発、販売を兼務。その後、某出版社に誘われ、エアガン関連ムックの編集に携わる。さらに後、某エアガンメーカーに誘われて入社と、80から90年代にかけて、エアガン業界にどっぷりつかった人生を送るが、ある理由により業界から撤退。
そして2012年、再び鉄砲業界に返り咲き、Gunsmith BATONに入社。充実した日々を過ごす中、2014年には人生初の渡米を果たし、憧れのイチローさんの下で、夢だった実弾射撃をついに体験! もはやこの人生に一片の悔いも無い、52歳の初老ガンマニア。

読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 25人
QRコード
QRCODE

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上記事の更新がないブログに表示されます。
新しい記事を書くことで、こちらの広告の表示を消すことができます。  
Posted by ミリタリーブログ at

2013年07月17日

出二夢カズヤの第1回ELITE OPERATORS参戦記 後編

動画の編集などやっていたら、結局こんな時間になってしまいました。
エリオペ参戦記の後編、サクッと進めて参りましょう。


 会場で購入した特製パッチと、セカンダリとして使用したマルイハイキャパ5.1。マコリンバレルが入ってます。

昨夜書いたような理由により、このマッチを有利に戦えると確信した私は、
トレーニングパートナーであるイダッチと2人、テクニックの細かい見直しを図り、
よりスムーズで正確な高速スイッチングの完成を目指しました。

今大会の閉会式でヒラノさんも言っておられましたが、
エリートオペレーターズという競技は、アンビステージでの枚数が勝利のカギであり、
そこでより多くのプレートを倒すためには、素早いスイッチングが必須なのです。

以下の動画は、6月某日に勤務先レンジで行ったイダッチとの練習を収めたものですが、
この撮影の前にイダッチが指摘してくれた、ある改良ポイントを念頭に置いて撃った結果、
アンビ4mでの7秒が長く感じられるほどの高速の世界が見えたのです。

アンビでの4~5mがどうにも間に合わない(トランジッション後の2発が)と
お悩みの方や、さらなるスピードアップを図りたい方は、是非ともご覧ください。
ちょっと長い動画ですが、必ずや技術向上のためのヒントが見つかると思います。



本番でその成果を発揮出来なかった以上、何の意味も無いことですが、
上の動画の技術を身に付けて以降、練習での4~5mからのアンビは、
何十回続けて撃っても1発たりとも外さないレベルに達していました。
試合前最後の1週間は、長物、ハンドガンともに1~2枚を外してしまう
6m以降の精度アップだけを求めて練習を重ねていたのです。


 開会式でのルール説明に聞き入る参加者の皆様。

と、参戦記だというのに事前練習のことばかり書いておりますが、
開催告知からさほどの時間が無かった今大会。
勤務先にシューティングレンジがあって、公式プレートが常設してあるという
夢のような環境に恵まれていた私は、おそらく全ての参加者中
最も多くの練習を積むことが出来た1人だと思うのです。

それなのに、ああそれなのに、最終的な結果はフリー44枚、アンビ38枚の
合計82枚で、全37名中9位というなんとも微妙で不甲斐ない順位。


 横浜PCM名物の観戦モニター。このおかげで待機場が素晴らしく盛り上がるのです。

賞品まで頂戴していながら何を贅沢なとお怒りの向きもありましょうが、
UZIの調子は完璧、ハイキャパもマコリンバレルで文句の無い命中精度を見せており、
さらに最高の練習環境と最高のパートナーを得て、濃密な特訓を積み重ねた結果が、
練習でもめったに出すことのない低スコアーに終わったわけで、
自分としては情けないにもほどがあると、ガックリ落ち込んでいるのです。

フリーの44枚というのは、練習でのアベレージに試合本番割引(笑)が入っての、
現時点での実力からすれば、まあ順当なスコアーだったと思います。
流石にプレッシャーはあったものの、それぞれの距離で狙うべきポイント
(パララックスを考慮した上での)をしっかり意識しながら撃てたので、
比較的自分をコントロール出来ていたという実感があったからです。


 フリーのスコアーを元に組まれたアンビのシューティングオーダー。ピンボケですみません(汗)

それがアンビを撃つという段になった時、「トータル90枚という成績を残すには、
ここで46枚、つまり2ダウンしか許されないわけだ」
などと色気を出し、
かつて何度も体験している、競馬で言うところの“入れ込んだ”状態で4mを撃ち、
2回ともスイッチングからの左端プレートを残してしまい、初っ端から2ダウン。

ここからは1発も外せないと焦りに焦り、鍛え抜いたテクニックはどこかに消し飛び、
すべての距離でまんべんなく外しまくって10ダウンの38枚という惨憺たる結果。
どれだけスイッチングが速かろうが、当てなければ何の意味も無いという、
練習中に何度も言っていたセリフを自ら体現してしまいました(涙)


 モニター越しに写した、テラロッサさんとフジヌマ君のSATマガジンスタッフ師弟対決。

かのイチローさんが過去に何度も書かれているように、シューティングマッチに出場して、
その都度思い知らされるのは、自分のメンタルのあきれるほどの弱さです。
こちらも人一倍の練習を重ねているPMCにおいて、両手撃ちでの満射まで
あと1~2枚がなかなか倒せずもがき苦しんでいるのも、心が弱いが故のこと。

今回のエリートオペレーターズでは、撃つ前に結果のことを考えていたという、
試合が終わってみれば、何でそんなバカな真似をと呆れてしまうようなことを
一切の疑問も無くやらかしていたわけで、そりゃあ満足に撃てるはずなどありません。


 主宰の矢田ちゃんと競技委員長のヒラノさん。最高に楽しいマッチをありがとうございました!

試合を戦うにあたってやるべきことはただひとつ。

ターゲットを正確に、最後まで狙い、
トリガーを自分に向かってまっすぐ引き絞る。


特にプレートマッチにおいては、これさえしっかり出来ていれば、外す道理が無いのです。
もちろん、それを体現出来るだけの練習量は必須ですけどね。

やるべきことをわかっていながら、完全に意識からすっぽ抜けた状態で撃ってしまった今大会。
37人中9位という今回の成績は、数字だけ見れば充分上等なものですが、
私にとっての第1回エリートオペレーターズは、完全な負け試合に終わりました。


 勤務先の社長が撮ってくださった9位入賞の記念撮影。フロッグルブのお試し版をいただきました。

それでも、勤務先レンジでアホほど(汗)練習してくれたアベちゃんが3位入賞を果たしたことや、
散々一緒に練習を積んだイダッチが6位という好成績を残したのは、実にうれしい限りです。
Gunsmithバトン代表として一緒に参加した社長も7位に食い込む健闘を見せ付けたのですが、
社長は社長で結果にまったく納得しておらず、次の大会への闘志を燃やしております。

かく言う私は、射撃の技術を磨くのはもちろんのこと、最近の大きなテーマである、
「そのミスの原因はいったいどこから来たのか」
という部分を、もっと深く掘り下げて行きたいと思います。

何を言ってるのか意味がわかりませんよね。大丈夫、私もよくわかってないんです(笑)


 第1回大会の1位から10位までの入賞者で記念撮影。テラロッサさんが撮ってくださいました。

以上、出二夢カズヤの第1回ELITE OPERATORS参戦記、これにて完結とさせていただきます。
今回は参戦記というより、反省文といった内容の記事になってしまいましたが、
エリートオペレーターズという新しいマッチは、練習の段階も含めて最高の充実感を与えてくれました。

ルール考案者のヒラノさんと、主催者の矢田ちゃんには心からの感謝を。
そして、すべてにおいてスムーズな運営で我々を楽しませてくださったスタッフの皆様に、
深く深くお礼申し上げる次第です。素晴らしい試合を、本当にありがとうございました!!

それでは最後に、モニター越しに撮影したフリーでの一戦。
常勝シューターサメシマ選手と、今一番勢いのある若手、アベちゃんとのイケメン対決を
待機場の好き勝手な実況も合わせてお楽しみくださいませ。



アベちゃん、サメシマ君、すまんです!!(笑)  

Posted by カズヤ at 03:30Comments(5)シューティングマッチ