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カズヤ
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その昔、某銃器専門月刊誌のライターと、某エアガン専門店での開発、販売を兼務。その後、某出版社に誘われ、エアガン関連ムックの編集に携わる。さらに後、某エアガンメーカーに誘われて入社と、80から90年代にかけて、エアガン業界にどっぷりつかった人生を送るが、ある理由により業界から撤退。
そして2012年、再び鉄砲業界に返り咲き、Gunsmith BATONに入社。充実した日々を過ごす中、2014年には人生初の渡米を果たし、憧れのイチローさんの下で、夢だった実弾射撃をついに体験! もはやこの人生に一片の悔いも無い、52歳の初老ガンマニア。

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Posted by ミリタリーブログ at

2012年02月06日

マルシン電動UZIについて その87 総括と今後3



さてさて、今回も前置き無しで参りましょう。

少ない手間と安いコストで手軽に出来て、
わずかながら確実に命中精度が向上するという、
ガラスチューブを使ったチェンバー部分の改良法。





「その82 命中精度向上計画9」にて
その効果のほどは詳しくご紹介しておりますが、
ここに至るまでの過程において
最も悩ましかったのは、
グルーピングチェックの度にかかる
ドットサイトのゼロインの手間でした。



上は、以前にもご覧いただいた
ノーマルパッキンとガラスチューブ使用時との
それぞれのグルーピングを並べた画像です。

チェンバーパッキンが違うとは言え、
同じ銃、同じドットサイトで撃っていながら、
画像上半分では狙点から左上に、
下半分では大きく左下方にと、
着弾点がずれているのがわかりますね。




上は毎回のテストで使用して来たドットサイトです。

葉隠マッチの参戦記にも書いたのですが、
安物の中華レプリカであるこの製品を
マッチ用として信頼することはとても出来ません。

赤羽射撃場に出向いてのグルーピングテストの度に
着弾点を修正しなければならないのも、
電車とバスでの移動の際に、
振動や衝撃で調整が狂っているのだと思っていました。

だったらUZI本体のアイアンサイトで
狙って撃てばいいだろうと思われるかもしれませんが・・・





そもそも近距離戦用のサブマシンガンだけあって、
簡素な造りのフロント、リアの両サイトでは、
銃を固定しない状態での8mからの精密射撃は
さすがに無理というものです。



と、ちょっと話しが逸れたのですが、
ガラスチューブの投入でとりあえずの成果が見られた
今年初めての赤羽根射撃場でのテストの際、
ゼロインを行いながらふと気が付いてしまいました。

「そもそもマウント方法に問題があるんじゃね?」

過去記事で詳しくご紹介しておりますが、
私のマルシン電動UZIは、
レシーバーカバーにネジ止め用の穴を開け、
ガッチリ固定した20mmレールマウントを介して、
ドットサイトを搭載しています。



ドットサイトのマウントも
ノーベルアームズ製品を奢って、
万全の固定方法だと安心しきっていたのですが・・



それを載せているレシーバーカバーが
ラッチひとつで簡単に脱着出来るという事実が
完全に頭から抜け落ちていました。

どれだけしっかりドットサイトを固定しても、
それをマウントしているレシーバーカバーを
毎回カパカパと開閉していたら、
ドットサイトを脱着しているのと変わりませんよね。



何故こんな簡単なことに気が付かなかったのかと、
己の間抜けぶりにしばし呆然としてしまいました。

高価なドットサイトを買う前に気付いたのが
せめてもの救いと言えるかどうか・・・(汗)

気が付いた後で改めて確認してみたところ、
閉じた状態のレシーバーカバーに
上下のガタはまったく見られなかったのですが、
リアサイト下のラッチで固定された部分が
わずかに左右に動くことがわかりました。



せいぜいが0.3mm程度のブレなのですが、
8m先の着弾点に影響を及ぼすには
充分過ぎる誤差と言えるでしょう。

ドットサイトの信頼性を云々する以前に、
自分の意識の低さにこそ問題があったわけで、
己の仕事の詰めの甘さに、
今更ながら大いに反省いたしました(涙)

ではどうすればその誤差を解消して、
安定した着弾を得られるのか。

これについての解答をなんとかひねり出したのですが、
残念ながらここでお時間となりました。

・・というのは冗談ですが、
その解答をご紹介するにはいくらなんでも長過ぎるのと、
昨日ヤフオクにてマルシン電動UZIに関わる
とんでもない品物を落札してしまいましてですね・・

「入魂のラスト記事」などと書いておきながら
なんとも気恥ずかしい限りなのですが、
総括と今後についての話し、
次回もう1回だけお付き合いお願いいたします。

今度こそ最後です!
って、どこかで聞いたコピーだな~(汗)  

Posted by カズヤ at 23:24Comments(2)性能、検証