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カズヤ
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その昔、某銃器専門月刊誌のライターと、某エアガン専門店での開発、販売を兼務。その後、某出版社に誘われ、エアガン関連ムックの編集に携わる。さらに後、某エアガンメーカーに誘われて入社と、80から90年代にかけて、エアガン業界にどっぷりつかった人生を送るが、ある理由により業界から撤退。
そして2012年、再び鉄砲業界に返り咲き、Gunsmith BATONに入社。充実した日々を過ごす中、2014年には人生初の渡米を果たし、憧れのイチローさんの下で、夢だった実弾射撃をついに体験! もはやこの人生に一片の悔いも無い、52歳の初老ガンマニア。

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Posted by ミリタリーブログ at

2011年11月18日

マルシン電動UZIについて その69 ギアボックスの再検証4



上のイラストはネットで拾ったものですが、
こうして見ると、UZIという銃が
いかにシンプルな構造なのかが良くわかりますね。

かつてモデルガンのUZIを撃ちまくっていた頃は、
当然ながら毎回完全に分解掃除していたので、
目をつぶってでも組み立て出来るレベルに達していました。
今となっては何の役にも立ちませんけどね(笑)

いずれモデルガンのUZIもご紹介したいところですが、
さすがにニーズは少ないかな・・・??
それ以前に、実家のどこかに埋もれてしまった
いくつかのパーツを掘り起こさねば・・・

と、いつも通り前置きが長くなる前に本題に入りましょう(汗)
今回はトリガースプリングの組み付けをご紹介いたします。



トリガースプリングに触れる前に、
下画像中央に見える真鍮製の軸を
ギアボックスに挿し込んでおきます。



この軸にトリガーをセットすることになるので、
先に用意しておく必要があるわけですね。

では、トリガースプリングの組み付けに移りましょう。

まずはトリガー右側面に
下画像の形でスプリングをセットします。



上の位置関係を保ったまま、
トリガーをギアボックスに組み付けます。



次に上画像の赤矢印で指したスプリング先端を
下画像のように引き上げて・・



下のようにギアボックスから生えている
円柱状のボスに引っ掛けます。



これでトリガーまわりの組み付けは完了。
特に悩むようなところはありませんよね。

ちなみに完成状態のスプリングは
下画像のような形に納まっているはずです。



と、以上でスプリング類の組み立てはすべて完了。
以前の分解編と合わせてお読みいただければ、
マルシン電動UZIの分解で迷う部分は無いと思います。

タペットプレートや逆転防止ラッチについては
解説を省略させていただきましたが、
これらはネジ1本で止まっているだけですし、
通常、分解の必要は無い部分ですからね。

最後に、今回の検証でわかったことをひとつだけ。

ギアボックスに組み付けられている軸受け部分は、
磁石がくっつくところを見るとスチール製のようです。







この、いわゆるメタル軸受けですが、
かなりの工作精度でハメ込まれているので、
自然に外れて来た場合はともかく、
しっかりハマっている物については
下手に外さない方が良いと思われます。

私は一箇所だけどうにもまっすぐにハマらなくなり、
ハンマーで打ち込むことになったのですが、
どう考えても好ましくない事態ですので(涙)
皆様は充分気を付けてくださいね。

以上、これにてギアボックスの再検証編は終了です。

先にも書きましたが、過去の記事との合わせ技で、
「マルシン電動UZI解体新書」と言えるだけの内容は
ご紹介出来ただろうと自負しております。

しかし、徹底検証を進める中で判明した、
BB弾を保持するパッキンが存在しないという
チェンバー部分の特殊な構造。



これをなんとか出来ないものかと、
日々足りない知恵を絞りまくっているのですが、
流用出来るゴムパッキンがなかなか見つからないんですよね(泣)

長さ8mm、内径6mm、外径8mmの
チェンバーパッキンを使っている市販の銃。
もしくは同等のゴムホースの小売情報を
ご存知の方がいらっしゃいましたら、
是非ともご一報くださいませ。

パワーロスを減らした上で、
命中精度をもうひと息高めるためのアイディアを
是非とも試してみたいので、
皆様のご協力を何卒よろしくお願いいたしますです。

次回のネタは今のところ未定ですが、
まだちょっとだけ美味しいネタが残っておりますので(笑)
マルシン電動UZIの話、今しばらくお付き合いくださいませ。  

Posted by カズヤ at 00:01Comments(0)性能、検証