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カズヤ
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その昔、某銃器専門月刊誌のライターと、某エアガン専門店での開発、販売を兼務。その後、某出版社に誘われ、エアガン関連ムックの編集に携わる。さらに後、某エアガンメーカーに誘われて入社と、80から90年代にかけて、エアガン業界にどっぷりつかった人生を送るが、ある理由により業界から撤退。
そして2012年、再び鉄砲業界に返り咲き、Gunsmith BATONに入社。充実した日々を過ごす中、2014年には人生初の渡米を果たし、憧れのイチローさんの下で、夢だった実弾射撃をついに体験! もはやこの人生に一片の悔いも無い、52歳の初老ガンマニア。

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Posted by ミリタリーブログ at

2011年10月24日

葉隠マッチにマルシン電動UZIで参戦! 前編

これまで8ヶ月以上の長きに渡って
マルシン電動UZIの魅力を追い続けて来たわけですが、
中身については深く理解出来たものの、
肝心のエアーガンとしての実力については
ほとんど検証出来ないままでした。

どうしたらその実力を証明出来るのか、
どうやってそれを測れば良いのか、
その方法論がどうにも思いつかず悶々と考え続けていたところ、
SATマガジンにて葉隠マッチ開催の告知を発見。


 画像はSAT第2編集部ブログより拝借

本場アメリカで様々な訓練を受け、
最新最高の戦闘技術を身につけている
トモ長谷川氏の指導が受けられるということと、
開催場所が川口という身近な場所
(実家が南浦和なもので)という点に激しく心を惹かれ、
一も二もなく参加を申し込みました。

実戦的なコースで行われるシューティングマッチに参戦し、
過酷な状況における使い勝手を、身をもって検証する。
マルシン電動UZIの実力を確認するのに、
これ以上確実な方法はちょっと考えられませんよね。

問題は、それを使う私という人間が
マルシン電動UZIの実力を確認するだけの腕前を
持っているのかという点ですが、
セッティングを煮詰めた下画像のUZIを相棒に、
ただひたすらに全力でぶち当たって参りました。



マッチの内容については
ハイパー道楽さんの記事ですべて理解出来るのですが
(手抜きじゃありませんよ、いやホント/汗)、
ステージ1のモンスターバリケイドについて
僭越ながら若干の補足をさせていただきます。



上はバリケードとターゲットの概念図です。
ハイパー道楽さんの記事中画像と合わせてご覧ください。

バリケの窓に書かれた番号は
その順番で撃ちなさいという指示で、
1からD、2からA、3からB、4からC
5からB、6からA、7からE、Fと
それぞれのターゲットを狙います。

バリケードのサイズと撃つ順番。
そして撃つべきターゲットの高さを考えて、
実際の動き方を想像してみてください。
何気にこれ、とんでもない難コースです。

特に3と6の窓から撃つA、Bターゲットの高さが
実にいやらしく(失礼!)設定されていて、
とてもスムーズには狙えません。

また、バリケの両側に壁があるため、
2と4の窓から右構えで撃つのを困難にしています。

つまり、1から2への移動時に左構えに。
3の窓からはそのまま撃ったとしても、
4から5への移動時には右構えに、
それぞれスイッチングが必須となるわけです。

私の場合、1から2、2から3、3から4、4から5、
5から6、6から7へと、毎回律儀にスイッチして撃ちましたが、
今にして思えば、これは無駄な動きでしたね。

とにかく、右へ左へ、上へ下へと振り回されつつ
正確なショットを放つことの難しさは筆舌に尽くしがたく、
まさに「モンスターバリケイド」といった感じでした。

バリケを出てからのコース設定は
ハイパー道楽さんで詳しく解説されているので、
是非ともそちらをご覧ください。
いや、ホントに手抜きじゃないですってば!(汗)

さて、この難コースを私がどのように闘ったか。

実は今回、グルーピングテストの記事でも使用した
小型のデジタルビデオカメラを下画像のようにマウントし、
マッチでの射撃の様子を撮影しようと試みました。





初っ端のステージ1はバッチリ撮影出来たのですが、
何が原因だったのかその後電源が入らなくなってしまい、
その1試合しか映像に残すことが出来ませんでした。

参加申し込みが早かったためエントリーナンバーが1番で、
初見のコースをいちばん最初に撃つ羽目になり、
一切のプランが立たないままスタートしたモンスターバリケイド。

我ながら無様な姿を記録してしまいましたが、
その難しさと面白さを是非とも皆様にお伝えしたいので、
恥をしのんで包み隠さず公開いたします。

ちょっと長めの動画ですが、どうぞご覧ください。



下手にも程があるだろうといった感じですが(汗)
その手強さがおわかりいただけたでしょうか。

壁際の小さな窓からという厳しい状況でのエイミングに加え、
当日の暑さでゴーグルが激しく曇って
弾道がまったく見えないという最悪の条件が重なり、
撃ったBB弾がどこにどれだけ外れているのかさえわからず、
冗談抜きでパニック状態に陥っていました。
これぞまさに実戦、といった感じですよね。

移動間射撃でも本来動きながら撃つべきところを、
完全に止まって、しかも見事に外しているのですから
お話しになりません(涙)

幸い最後の人質ターゲット
(当てると300秒プラスのペナルティー!)は
なんとか落ち着いて撃つことが出来たのですが、
最大限のぞきこんでも下のイラスト程度しか見えない
撃つべき的をしっかり倒せたということは
マルシン電動UZIがしっかり仕事をしてくれた証拠で、
前半のドタバタは完全に私の力不足が原因でした。



と、取り急ぎここまでのレポートをアップします。
結果を含め、すぐに続編を書きますので
今しばらくお待ちくださいませ。  

Posted by カズヤ at 21:41Comments(0)サバゲ葉隠

2011年10月24日

マルシン電動UZIについて その65 近距離での命中精度2

実は昨夜遅くに気付いたのですが、
当ブログの総アクセス数がいつの間にか
2万ヒットを超えておりました。

つい先日開設1周年を迎えた矢先の事に、
盆と正月が一度にやって来たような心境であります。
言うことが古いなー(笑)

冗談はさておき、
マルシン電動UZIという過去の製品の記事が
これだけ多くの方々にご覧いただけているというのは、
UZIと同時に、マルシンさんのファンでもある私として、
非常に嬉しい限りであります。

他メーカーのUZIに記事のネタが移っても
同様のアクセスが頂戴出来るよう頑張りますので、
UZIファンの皆様、今後とも何卒よろしくお願いいたします!

それではここから本題です。



やはり命中精度については皆様も関心が高かったようで、
昨夜の記事はかなりのアクセス数でした。
え? 毎回身のある記事を書けって?(汗)

では、もったいつけずにテストの模様をご報告いたしましょう。

ミリブロ内でもかなりの頻度で登場している
赤羽射撃場2階のシューティングレンジ。

今回は標的から9メートルの位置に
下画像のようにカラーボックスを置かせてもらい
UZIをしっかり支えた状態で実射しました。



標的は、狙点として黒丸を描いたB5サイズの紙を使用。
フォーリングプレートの台座にぶら下げています。



ちゃんとプリントアウトした的紙を用意しておいたのに
当日あっさり忘れてしまい、フロンティア近くのコンビニで
ペンとノートを買って即席の的紙としました(汗)

テストに使用したのは下の2挺。



言うまでもなくどちらもマルシン電動UZIなのですが、
両方ともに以前の記事でご紹介した気密アップ処理を施しています。

ワイヤーストックの方にはKM企画さんの
カスタムシリンダーが入っていますが、
グルーピングにはあまり関係無さそうですよね。

まずはドットサイトのゼロインから始めたのですが、
そもそも不安定なレシーバーカバーに載せているため、
今ひとつ決定的なポイントが得られず、
かなりの時間を費やしてしまいました。

ちなみに前回ちらっと書きました、
ホロサイトタイプのドットサイト。
9メートルの距離からB5サイズの紙を見ると、
下のような雰囲気になります。



よく見ると小さいドットが中央の縦に3個並んでいるのですが、
咄嗟のサイティングではとても見つけられるものではなく、
少なくとも10メートル以上の精密射撃には
不向きであることがわかりました。

あくまで安物レプリカの一例に過ぎない話ですけどね。

そんなわけで改めてあれこれと組み替え、
下画像の姿にセッティングし直しました。



どこがどう変わったのかさっぱりだろうと思いますが(涙)
実は前出の2挺をほぼ全バラした上での組み替えなのです。

とにかく最良の1挺を仕上げることが目標なので、
出来ることは全部やろうという意気込みで頑張っております。

さらに地味な変更ですが、
ドットサイトのマウントを下画像の物に変えました。



このマウントでドットサイトを載せたことで、
下画像のようにもともとのアイアンサイトが
ギリギリ使えるようになっています。



画像ではフロントサイトにピントが合っていませんが、
肉眼であればしっかりとサイティング出来るので、
ドットサイトにトラブルが起きても闘いを続けられるわけですね。

と、なんだかんだと長くなってしまいましたが、
さんざん時間をかけてゼロインした後
前述の条件にて真剣に撃ち込んだグルーピングが下画像です。



5発のつもりが勢いあまって6発撃っておりますが(汗)
大体手のひらサイズといったところでしょうか。
正直、もうちょっと当たって欲しいところですよね。

そこで、命中精度にかなりの影響を及ぼすアウターバレルを、
自作のサイレンサーアダプター仕様の物から
未加工の純正パーツに付け替えてみました。

その結果がこちらです。



条件を同じくするため、こちらも6発撃っています。
着弾点が若干下がったものの、
グルーピングは確実に向上しましたね。
どうやら自作アダプターは精度が出ていなかったようです(涙)

ちなみに上の的紙、
赤くマーキングした場所以外にも穴が開きまくっていますが、
これはグルーピングテスト後に撃ったもので、
精度とは直接関係ありませんので念のため。

アウターバレルの付け替えに手ごたえがあったので、
ドットサイトのエレベーションを調節し、
同じ距離からのスタンディングで撃った結果がこちらです。



1秒1発程度のテンポで適当に撃ちこんだのですが、
あのチェンバーの構造を考えたら、
これだけ当たれば上等といったところでしょうかね・・
現状ではこれ以上の精度は望めないものと判断し、
ここでセッティング完了としました。

最後に下の動画をご覧ください。
小型のビデオカメラをアウターバレルの上に左手で固定して、
約8メートルから実射している様子です。



的紙のどこに当たっているかは見えないものの、
下画像のフォーリングプレートを確実に倒せるだけの精度は
なんとか出ているのがおわかりいただけると思います。



ちなみに、上の標的よりもふたまわり大きい
スチールプレートも撃ってみましたが、
こちらはよほどのヘマをしない限り百発百中でした。



合計3時間半に及ぶ苦闘の末、
私の持つマルシン電動UZIの中で最も精度の高い1挺が、
下のような形でようやく仕上がりました。



さんざんあれこれいじり倒した結果、
意外にオーソドックスな姿に納まりましたね。

余った(?)パーツでこんなUZIも組んでいます。



ホロサイトタイプで狙い難くはありますが、
そこそこタイトなグルーピングを出せるように仕上げています。

こちらは、先の1挺にトラブルが発生した時のための
予備のつもりで組み上げました。
そう、何があってもUZIで闘うために・・・

前回からの記事でご覧いただいたように
必死でセッティングを煮詰めたのは、
ストライク アンド タクティカルマガジンさん主催の
第1回「葉隠マッチ」に、
マルシン電動UZIで参加するためだったのです。

ハイパー道楽さんが既にレポートを上げてくださっているので
(YASさん仕事速過ぎ!!)
是非ともご覧いただきたいのですが、
あの超絶難易度のステージにマルシン電動UZIは通用したのか?
それ以前に、私、出二無カズヤは太刀打ち出来たのか??

その結果は、次回詳しくご報告いたしますので、
ちょっとだけ楽しみにお待ちくださいませ!!  

Posted by カズヤ at 01:11Comments(0)性能、検証