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カズヤ
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その昔、某銃器専門月刊誌のライターと、某エアガン専門店での開発、販売を兼務。その後、某出版社に誘われ、エアガン関連ムックの編集に携わる。さらに後、某エアガンメーカーに誘われて入社と、80から90年代にかけて、エアガン業界にどっぷりつかった人生を送るが、ある理由により業界から撤退。
そして2012年、再び鉄砲業界に返り咲き、Gunsmith BATONに入社。充実した日々を過ごす中、2014年には人生初の渡米を果たし、憧れのイチローさんの下で、夢だった実弾射撃をついに体験! もはやこの人生に一片の悔いも無い、52歳の初老ガンマニア。

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Posted by ミリタリーブログ at

2011年08月24日

マルシン電動UZIについて その41 マガジン編2



あんた一体、マガジン何本持ってんの!?
と、思わずツッコミたくなる画像ですが、
これが実物だというところが、果てしなく羨ましい限りですよね。

と、余談はさておき、ドラムマガジンの製作。
前回の続きを進めて行きましょう。

まずはマルイ製ドラムマガジンの、
マガジンハウジングに挿入される部分の側面に見える
2本のネジを外し、下画像のように分解します。



上で言う、マガジンハウジングに挿入される部分が
下画像のパーツなのですが、どうやらこのマガジン、
先に発売されていた、同社の電動スコーピオン用の
ドラムマガジンに、新規設計のパーツを追加することで
MP5用として発売しているようですね。



事の真偽はともかく、ドラム部分から上がって来たBB弾は
下画像に見える四角い断面の給弾パイプを通って、
リップに導かれる構造になっています。



要は、この給弾パイプをSTAR製マガジンに置き換えて、
リップ部分をマルシン製に挿げ替えようというわけですね。

まずは先に分解したリップまわりのパーツを
下画像のように上面ギリギリを切り飛ばします。



上画像中、左にあるパーツが、先に切断したSTAR製マガジンと
マルイ製ドラムマガジンとを繋ぐ役割を果たすことになるので、
切断面がよれないように注意します。

ここから先は、完全なる現物合わせ。
どこを何ミリ削って~といった作業ではありませんので、
解説も非常に困難なのですが、
途中画像を交えつつ、ざっとご説明いたします。

先に切断したSTAR製マガジン内部の給弾通路と
ドラムマガジン側の給弾パイプの出口が上手くつながるよう、
調子を見ながら両者を削って形状を合わせます。









ある程度目処が立ったら、実際にBB弾を入れて
スムースに弾が上がるよう調整します。





弾上がりが確認出来たら、STAR製マガジンの方と
下画像赤丸で囲ったパーツを、プラリペアで接着固定です。



後は、マルシン製マガジンから外したリップを、
STAR製マガジンに取り付ける工作です。

リップ側にプラリペアでナットを固定したり、
マガジン側にネジ穴を開けたりと、
ここも現物合わせの適当工作なので、
だいたいの流れを画像から読み取っていただければ幸いです。





この際、STAR製マガジン側の給弾通路の出口と
リップ側の出口の位置が微妙にズレており、
ちょっとばかり調整に手間取りました。

このあたり、遥か昔カートリッジ式のエアコキ銃をケースレス化するために、
あれこれやった時の経験が活きている感じがします。
まぁ、人生の役には立っていませんけどね(汗)

ともあれ、リップの固定に成功すれば、
作業は完了したようなもの。
あとは、先に分解した時と逆の要領で、
ドラム部分とSTAR製マガジン部分とを組み立てます。

この際、もともとのネジが1本使えなくなっている
(先の加工でネジ穴がひとつ塞がった)ので、
結合強度を上げるため、下画像のように
ネジ止めのための台座を5mm径のABS棒で増設してやりました。
言うまでも無く、これもプラリペアでガッチリ固定しています。



ドラムマガジン側にも、下画像のように
位置を合わせて5.5mm程度の穴を開けます。



上述した5mm径のABS棒が、この穴を通るわけですね。



次に、台座を設けた方と逆側のパーツの、
ABS棒の台座に対応する位置に、下画像のように
ネジを締めこむための穴を設けます。



あとは元通り組み立てるだけなのですが、
UZI本体に装填した際、マガジンキャッチがかからないことが判明。
下画像中に赤く記した部分を、カッターの刃先でちょいちょいと削り、
マガジンキャッチのツメがしっかり引っかかるよう調整しました。



以上でマルシン電動UZI用ドラムマガジン、ようやくの完成です。







表面仕上げ等、凄まじく大雑把なままですが、
使えればいいや! と開き直っちゃってます(汗)

で、UZI本体に装填した姿が、下の画像です。
せっかくなので、前回作ったワイヤーストックとの
取り合わせでご覧ください。









有り物のドラムマガジンを流用しているため、
ドラム部分の大きさや、グリップ底部に突き出した部分の長さが
全体のバランスを崩していて、今ひとつ美しさに欠けるのですが、
マルシン電動UZIの持つポテンシャルを、このマガジンが
最大限に引き出すのは間違いないでしょう。

さて、その実射テストを撮影した動画をご覧いただきたいのですが、
テストの中で予想外の事態が発生しまして・・・

その詳細をお伝えするため、ここで一旦終わりとし、
マガジンに関する記事、もう1回だけお付き合いお願いいたします。
次回記事はすぐにアップいたしますので、
ちょっとだけお待ちくださいませ。  

Posted by カズヤ at 00:02Comments(0)マルシン電動UZI