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カズヤ
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その昔、某銃器専門月刊誌のライターと、某エアガン専門店での開発、販売を兼務。その後、某出版社に誘われ、エアガン関連ムックの編集に携わる。さらに後、某エアガンメーカーに誘われて入社と、80から90年代にかけて、エアガン業界にどっぷりつかった人生を送るが、ある理由により業界から撤退。
そして2012年、再び鉄砲業界に返り咲き、Gunsmith BATONに入社。充実した日々を過ごす中、2014年には人生初の渡米を果たし、憧れのイチローさんの下で、夢だった実弾射撃をついに体験! もはやこの人生に一片の悔いも無い、52歳の初老ガンマニア。

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2012年12月11日

マルイ電動UZIについて その26 内部構造13

先週は更新をサボってしまって大変申し訳ございません。
持ち帰っていた仕事に全力投球していたもので、
ブログの記事を書く余力が残らなかったのです。
何しろ無理のきかない年齢なもので・・・(涙)

と、言い訳はこれくらいにして先を進めて行きましょうね。





フックの折れた部分を四角く掘り込んだところに
アルミ板から削り出して作った新たなフックを固定するわけですが、
単純に接着するだけでは必要な強度が得られません。

そこで、四角穴を掘り込んだ部分の下側から、
1mmのピンバイスで2箇所に穴を開けてやります。





ちょっとわかり難いかもしれませんが、
画像に赤くラインを描いた位置に穴を開けています。



しかる後、前回記事で掘り込んだ四角い穴に
アルミ板から削りだしたフックをしっかりはめ込み、
同じく1mmピンバイスで固定用の穴を開けました。

先にエアーノズルに開けた穴をガイドにして、
同じ位置に穴を掘ったわけですね。



加工したエアーノズルとアルミフックをはめ合わせた上で、
太さ1mmの真鍮線をそれぞれの穴に挿し込み、
余分な長さをニッパーで切り落とします。



切断面がエアーノズル側にめり込むように工夫して切断しています。
わざわざ解説しなくても、その方法はわかりますよね。





この状態でもガッチリと固定されていますが、
念のためフックをはめた部分の隙間に瞬間接着剤を流し込みました。
これはアルミと樹脂の接着を期待したわけではなく、
アルミと真鍮線をしっかり固定するために行ったものです。



以上の作業で、折れたフックの再現と強度アップは完了。
マルイ電動UZI最大の弱点とも言える
エアーノズルのフックの脆弱性は解決出来ました。



上は実際に組み付けた状態ですが、
見るからに安心な気がするのは私だけでしょうか(笑)

もちろん今後絶対に折れないとは言い切れませんが、
少なくとも普通の使用で簡単に折れることは無いでしょう。
ちなみに10月の葉隠訓練ではこのパーツを組んだUZIで臨みましたが、
ハードな射撃訓練をまったく問題無く乗り切っております。

ただ、この部分の強度を増したために、
下画像に赤矢印で指したメカボ側のフックが折れる可能性は
間違いなく上がっていると考えられますよね。



コメ欄常連様の砂鷲さんが経験されたトラブルが発生した場合は、
改めてこちらの改良方法も検討し、解決策を探ってみたいと思います。

と、これにてエアーノズルの改良記事は完結なのですが、
ここまでに分解した何挺かのマルイ電動UZIの中から、
ひとつだけ仕様の異なるエアーノズルを発見することが出来ました。



こちらの画像でおわかりいただけるように、
赤矢印の部分にОリングをはめる溝が掘られたものと、
そうでないものとがあったのですね。



こちらがそのダブルОリング仕様のエアーノズルです。

後に詳しく解説いたしますが、ここにОリングがあった方が
シリンダーから送られて来るエアーのロスを減らせるので、
おそらくはどこかで金型に修正を加えたのではないかと思われます。





こうして人知れず製品の改良を進めていながら
特に声高なアナウンスを行わないあたり、
東京マルイというメーカーの良心を感じますよね。

もう1挺のマルイ電動UZIを仕上げる時には
この新型ノズルのフックを強化して組み付け、
旧型のそれとの初速の違い等を検証してみたいと思います。

以上ここまでの記事で、マルイ電動UZIについて
巷で噂されている四つのネガティブポイント

1:初速が極端に低い
2:初速を上げようとすると壊れる
3:純正以外のバッテリーを使うと壊れる
4:普通に使っているだけで壊れる


これらについての検証と対策はすべて終了です。

特にエアーノズルのフックの折れで不動状態に陥っているUZIは
相当数に上るだろうと思われますので、
この記事で少しでも多くの不動品が復活してくれることを望むばかりです。

次回以降は、通常の電動ガンとはちょっと違った
特殊なチェンバーまわりの構造を解説して行く予定です。

マルイ電動UZIの記事、もうしばらくは続きますので、
お付き合いのほどを何卒よろしくお願いいたします。

もちろん葉隠訓練の記事も平行して進めますので、
ちょっとだけ楽しみにお待ちくださいませ!





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この記事へのコメント
UZIのノズル、マイナーチェンジされてたんですねぇ。

そういや私が持ってるのは旧型だった覚えがあるので、メカボ側のフックが折れたのは、経年劣化の可能性もありますね。
Posted by 砂鷲 at 2012年12月13日 21:10
どうも(*^^*)
私のウージー修理の参考にこちらのサイト内容大変参考になりました、今回東京マルイにノズルの注文をしたところ、新型ノズルと注文書に明記したにもかかわらず、シングルoリングのエアノズルが届きました、私が思うにコストダウンの影響などでダブルoリングの物が廃盤になったと思います。
ささやかながら、何かのお役に立てたらと思ってコメさせて頂きました、これからもお忙しい中他のウージーユーザーの為頑張ってください。
Posted by やぽーる at 2013年04月03日 21:45
>やぽーる様

はじめまして!
わざわざのコメント、まことにありがとうございます!!

当ブログの記事を参考にしていただけたとは、
これ以上の喜びはありません。

実はわけあって記事には書いていないのですが、
エアノズルについてはシングルoリングのタイプの方が
改良版かもしれないとの情報があるのです。

しかし、以前私が注文しようとした時は
エアーノズルは品切中とのことだったので、
再生産されたのであれば、シングルタイプが新型なのかもしれませんね。

っていうか、今は注文出来るってことですね!?
明日さっそく私も注文します!
貴重な情報をありがとうございました!!

今はシューティングの記事に注力していますが、
まだまだUZIネタは山積みなので、今後とも何卒よろしくお願いいたします~。
Posted by 出二夢カズヤ(でにむかずや)出二夢カズヤ(でにむかずや) at 2013年04月03日 23:27
…記事を読んでるだけで何故か「我が意を得たり」…!!

もう大好きですこういうの。ABSの粘りとアルミの軽量な剛性(作業的にも)をハイブリッドした見事な構成ですわ>^_^<

解説が素晴らしいです。実際にUZI持ってない、作業してない私ですから苦労は計り知れませんが…

あたかも平行して同パーツを制作してしまったかの様な錯覚に陥って大満足であります…!!(笑)

ますますUZIが欲しくなる昨今ですが…似た形だとイングラム?で我慢(失礼)するしかなさそうですかね…(>_<)

イングラムももちろんカッコイイですが…あれはギャング等のイメージが強い。本来ポリス用なんでしょうか?

やっぱりミリタリー色がより際立つのはUZI…という所ですかね…

しかし決して大きいサイズではないにも関わらず、よくあのスペースに本体にモーターやギアボックスなど入るものですね…

いっそ次世代なんかで出てくれたら…
Posted by tkak at 2014年03月16日 04:22
>tkak様

いつも熱いコメントをありがとうございます!

この記事の工作に関しては、後に判明した事実をご報告しなければならないのですが、なかなか時間が取れず、マルイUZIファンの皆様には申し訳ない限りです・・・

>いっそ次世代なんかで出てくれたら…

UZIファンが夢見て止まない願いですよね~。
まぁ、実現する可能性は限りなくゼロに近いと思いますが(涙)その分、個人レベルで究極のUZIを作り上げたいという想いを強くしております。

いつになるかはわかりませんが、頑張りますよ!
Posted by 出二夢カズヤ(でにむかずや)出二夢カズヤ(でにむかずや) at 2014年03月17日 22:50
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