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カズヤ
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その昔、某銃器専門月刊誌のライターと、某エアガン専門店での開発、販売を兼務。その後、某出版社に誘われ、エアガン関連ムックの編集に携わる。さらに後、某エアガンメーカーに誘われて入社と、80から90年代にかけて、エアガン業界にどっぷりつかった人生を送るが、ある理由により業界から撤退。
そして2012年、再び鉄砲業界に返り咲き、Gunsmith BATONに入社。充実した日々を過ごす中、2014年には人生初の渡米を果たし、憧れのイチローさんの下で、夢だった実弾射撃をついに体験! もはやこの人生に一片の悔いも無い、52歳の初老ガンマニア。

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2012年11月12日

マルイ電動UZIについて その24 内部構造11

さて書きたいことが山積みなので、前置き無しで参りましょう。

前回の画像多目な解説によりマルイ電動UZIの
エアーノズルの動きはご理解いただけたかと思いますが、
これが正常に動かなくなればBB弾が発射されなくなるのは
至極当然ということも納得出来ますよね。



上は前回も掲載しました、エアーノズルが前進し、
セクターギヤとプッシュロッドの噛合が解かれ、
今まさにピストンが後退して来るという状態を再現した画像です。

この時に前進位置で静止しているエアーノズルは、
下画像赤矢印で示した引きばね(引張コイルスプリング)によって
常に銃口側に向けて引っ張られています。



この時、下画像中青い矢印で指したエアーノズルのフックが
その引っ張る力を引き受けているわけですが・・・



Ver.2メカボ等に使われているタペットプレートスプリングと較べると
線径外径ともに太い「UZI専用引きばね」の強いテンションを、
下画像の見るからにか細いフックが支えているわけで・・・
(赤矢印側のフックは高強度樹脂なのでまず折れません)



フックの付け根がポッキリと折れてしまうのも無理のない話しというものです(涙)





普通に使っているだけで壊れる(撃てなくなる)という
マルイ電動UZIが抱える代表的トラブルのうちのひとつは、
この強度バランスの悪さが原因で起こっていたのですね。

ならばその引きばねを弱いものに交換すれば良い

という方法を実践したのは派遣部隊のヤナギログで有名なヤナギ君。
彼の記事によれば、このスプリングが原因でタペット周りが壊れるという情報を
ネットで調べたとのことですが、私以前にもUZIの検証をされた方がいらした事実に
思わず胸が熱くなってしまうではありませんか(感涙)

といった個人的な感傷はともかくとして、
確かにこの引きばねをテンションの弱い物へと交換するのは
エアーノズルのフックの破損対策としては有効なものだと思います。

しかし、このVer.5メカボに至るまでに4種類もの優れたメカボを開発し、
膨大な実験データとノウハウを蓄積しているであろう天下の東京マルイさんが
わざわざテンションの強いスプリングを採用したのには確かな理由があるハズ。



それはこういうことなんじゃないかと、
ここからはまったくの想像になりますので、
話半分といった感じで読み進めていただければ幸いです。



当記事トップの画像をもう一度ご覧いただく形ですが、
上の状態の直後、本当に一瞬の後に、銃口側に圧縮されていたピストンが
凄まじいスピードを持ってシリンダーヘッドに叩きつけられて来ます。



このあたりの動きは、その15 内部構造2にて詳述しておりますので
皆様ご理解いただけている前提で話しを進めますが、
この時後方に向けて叩きつけられたピストンのショックは、
エアーノズルそのものを後方に動かそうとしますよね。



そしてこの時、問題のエアーノズルは
セクターギア裏面の突起からは開放されているため、
後方に向けて自由に動かせる状態に置かれているのです。

つまり、前述の引きばねのテンションが弱いものだと
ピストンが後退する度にエアーノズルが後方に一瞬動いてしまい、
BB弾の発射に必要なエアーがだだ漏れ状態になるのではないかと。

それ故に、フックが破損する危険性を承知した上で
他のメカボには見られない強力なタペットプレートスプリングを
マルイ技術陣は採用せざるを得なかったのではないかと、
私、出二夢カズヤはそのように推測しているわけなのですよ。

全然ちげーよ!

と、どこかで設計者様が笑い飛ばしていらっしゃるかもですが、
私の足りない頭ではこれ以上の理由を考えることが出来ませんでした。

では、スプリングの強度をそのままに保ちつつ
このトラブルを解消するには、いったいどうすれば良いのか。

その方法を、次回の記事で詳しくご紹介したいと思います。
マルイ電動UZIを「使えるプライマリー」へと仕上げるため、
強引にあみ出した手法をすべて公開いたしますので、
ちょっとだけ楽しみにお待ちくださいませ。

最後にちょっと余談ですが、
マルイ電動UZIの記事も葉隠訓練レポートもともに好調なアクセスを頂戴出来て、
個人的にとても充実した気持ちで毎回のブログを執筆しております。

ただ、やりたいこととやるべきことがあまりにも多すぎて、
自由に使える時間が本当に足りません。
睡眠時間を削ると仕事にはっきりと支障が出るので、
休みの日以外は画像編集や資料集めで精一杯なんです(涙)

今の仕事には本当にやりがいを感じているので、
このブログ同様、絶対に手を抜きたくないんですよね。

のんびりペースではありますが、今後も全力で記事作りに臨みますので、
気長にお付き合いいただければ幸いに存じます。

あ、葉隠訓練レポートの続きは、今週のどこかで必ずアップいたしますよ。
石井名人から訓練当日の素晴らしい画像をご提供いただけたので、
早く書きたくてうずうずしちゃってるんです!
イダッチにモデルを頼んでの撮り起こし画像も潤沢に用意してありますので、
こちらも楽しみにお待ちくださいね!!


ちょっとだけよ(古ッ!)





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この記事へのコメント
ノズルSPが強いのは、発射する為のエアーがノズルを後方に押し下げるからです。
ノズルSPを弱くすると弾速が下がります。
Posted by 呼ばれたようなので。 at 2012年11月12日 21:38
>呼ばれたようなので様

ええッ!?
もしかして、開発者の方なのですかッ!!??

ちょっと・・・いや、わざわざのコメント、真にありがとうございます!!

興奮しちゃってわけわかんなくなってますが、
なるほど、エアーによる後退を防ぐための強いスプリングなのですね!
そちらの発想はまったく浮かびませんでした。

己の無知ぶりがなんともお恥ずかしい限りですが、
このような形で正解を教えていただけて、これ以上の喜びはありません!

次回以降、私なりの対策方法をご紹介してまいりますので、
また何か間違いをやらかした折には、
ご指摘のほど、何卒よろしくお願いいたしますです!
Posted by 出二夢カズヤ(でにむかずや)出二夢カズヤ(でにむかずや) at 2012年11月13日 01:30
「(赤矢印側のフックは高強度樹脂なのでまず折れません)」の部分を見て「えっ」って思いました。
私が持ってるやつで、真っ先に折れたのはこっちだったからです。

そのため、高強度樹脂とはいえフック自体が小さいので、強度そのものには何かしらの不安が隠せないでいます。

しなしながら、細かく見てみると本当に微妙なバランスを保っているなぁ としみじみ思います。
Posted by 砂鷲 at 2012年11月15日 14:13
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