アクセスカウンタ
プロフィール
カズヤ
カズヤ
その昔、某銃器専門月刊誌のライターと、某エアガン専門店での開発、販売を兼務。その後、某出版社に誘われ、エアガン関連ムックの編集に携わる。さらに後、某エアガンメーカーに誘われて入社と、80から90年代にかけて、エアガン業界にどっぷりつかった人生を送るが、ある理由により業界から撤退。
そして2012年、再び鉄砲業界に返り咲き、Gunsmith BATONに入社。充実した日々を過ごす中、2014年には人生初の渡米を果たし、憧れのイチローさんの下で、夢だった実弾射撃をついに体験! もはやこの人生に一片の悔いも無い、52歳の初老ガンマニア。

読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 23人
QRコード
QRCODE

2012年07月23日

マルイ電動UZIについて その15 内部構造2

15~16日のはずだった更新予定が随分遅くなってしまいましたね。
楽しみにお待ちくださった皆様には大変申し訳ございませんでした。

ちょっと仕事が忙しかったのと、
今回掲載のイラストの描き起こしに手間取ったのとで
更新が遅れた次第であります。

さ~て、準備に時間をかけた分、
濃い目の内容でお送りしましょう!



上は前回開いたVer.5メカボの画像に、
コッキングメカニズムの解説に必要なパーツを
イラストとして上書きしたものです。

そして、ここからベースの画像を除いたものがこちら。



相当に簡略化しておりますが、
このメカボ特有のコッキングの仕組みをご理解いただくには
これで充分足りると思います。



まずはコッキング開始前の初期状態です。

念のため書きますが、この際銃口は右側に向いています。
つまり、ピストンとピストンスプリングの向きが
通常の電動ガンとは間逆になっているわけですね。



トリガーを引き、モーターが回り、
べベル、スパーギアを介してセクターギアが
時計回りに回転を始め、セクターギアの歯が
プッシュロッドのラックギアに当たります。
ギアの回転方向が通常メカボと逆である点に注目です。



セクターギアと連動する形でプッシュロッドが前進し、
シアーで引っ掛けられたピストンのコッキングが始まります。



セクターギアの回転と共に、
ピストンスプリングを圧縮しながらピストンが前進して行きます。



この際、プッシュロッドがリコイルスプリングも
同時に圧縮しているところにも注目しておいてください。



セクターギアがコッキングに必要な分の回転を終える直前、
ピストン末端上部に設けられたシアーが、
メカボックスに固定された解除ピンに接触します。



上はこの時点でのシアーと解除ピンとの位置関係を
クローズアップしたものです。



上の状態の一瞬後、
解除ピンによってシアーがプッシュロッドから開放され、
ピストンが後退(シリンダー内エアーの圧縮)を始めます。



上は、解除ピンによってシアーが押し下げられた状態の
クローズアップです。





シアーから開放されたピストンとプッシュロッドは
それぞれのスプリングの力により後退を始めますが、
当然ながらピストンの後退速度の方が速いため、
プッシュロッドは一拍遅れて移動する形になります。



ピストンが後退し切った一瞬後に・・



プッシュロッドも初期位置へと戻り、
コッキング開始前の状態になるわけですね。

と、各部の動きについてを解説したところで、
それぞれの現物の画像をご覧いただきましょう。



まずはプッシュロッドです。
これは後半のラックギアと、
円柱状のプッシュロッド部分との2ピース構造になっています。



こちらはラックギアの歯の部分。
通常、ピストン下面に設けられているラックギアが
このような形で取り出されていると考えれば良いでしょう。

大概のノーマルピストンはラックギアが樹脂製のところ、
最初からフルメタルティースになっているあたり、
強度的に無理があることを物語っているように思います。



上はピストンに設けられたシアーです。

このシアーは、下側(ピストン側)から
スプリングで常に押し上げられています。



そのシアーが、先のプッシュロッド先端部に
ひっかかっている状態がこちらです。

先の解説を画像で再現すると、このように・・・







シアーが解除ピンに押し下げられるプロセスが
おわかりいただけたでしょうか。

この、シアーが開放される直前。
ピストンスプリングが最大に圧縮され、
ピストンのコッキングがほぼ完了している状態が
下の画像になります。



撮影の都合上、リコイルスプリングは取り外し、
ピストンスプリングも実際に圧縮はされていませんが、
セクターギアからプッシュロッドへ、
そしてプッシュロッド先端からシアー、
シアー付け根からピストン中心部へと連なる
力の伝達の複雑さと無駄の多さが良くわかりますよね。

と、久しぶりの更新で思わず長くなりましたが、
次回、この構造から来る作動上の問題点についてを
詳しく解説してみたいと思います。

今回省略したチェンバーまわりの構造についても、
追々ご紹介するつもりですので、
どうか気長にお付き合いくださいませ~。





同じカテゴリー(東京マルイ電動UZI)の記事画像
マルイ電動UZIについて その27 前出し配線
マルイ電動UZIについて その28 未知のトラブル2
マルイ電動UZIについて その27 未知のトラブル1
マルイ電動UZIについて その26 内部構造13
マルイ電動UZIについて その25 内部構造12
マルイ電動UZIについて その24 内部構造11
同じカテゴリー(東京マルイ電動UZI)の記事
 マルイ電動UZIについて その27 前出し配線 (2014-04-02 02:46)
 マルイ電動UZIについて その28 未知のトラブル2 (2013-11-03 01:47)
 マルイ電動UZIについて その27 未知のトラブル1 (2013-11-01 10:05)
 マルイ電動UZIについて その26 内部構造13 (2012-12-11 02:48)
 マルイ電動UZIについて その25 内部構造12 (2012-11-20 02:12)
 マルイ電動UZIについて その24 内部構造11 (2012-11-12 20:21)
この記事へのコメント
なっなんと分かりやすい絵なんでしょう!!

マルイUZIの中身がこんな構造になっていたとは知らなかった・・・


ちなみに自分はあのシールを剥がす勇気がなかったですf(^_^;
Posted by 鯖鯨 at 2012年07月23日 13:33
>鯖鯨様

毎度コメントありがとうございます!

分かりやすいと、そう言っていただけて何よりでした。
あのイラストを描くのにけっこう時間をかけましたからね~(笑)

次回以降、さらに突っ込んだ内容をお届けいたしますので、
どうかちょっとだけ楽しみにお待ちくださいませ。

それと、例のサイレンサーの件については
現物をお見せしたので、コメント承認しなくてもいいですよね?

なんとも個人的なやりとりでアレですが(汗)
Posted by 出二夢カズヤ(でにむかずや)出二夢カズヤ(でにむかずや) at 2012年07月23日 20:20
現物を見せて頂いたので解決出来ました!

ありがとうございますm(__)m
Posted by 鯖鯨 at 2012年07月23日 22:43
私は、今トリガーレスポンスのみの向上を図るため低電圧・低アンペアーのリポバッテリーの導入を考えています。
候補は7.2V600mAのリポバッテリーで
セミオートのトリガーレスポンスの向上を図っています。
また、配線の抵抗を極力下げるために電線の線径を上げることと、金具類の金メッキ化を考えています。あとおいおいメカボの耐久性UPも手をつけねばと考えています。
Posted by 親爺スナイパー親爺スナイパー at 2012年07月25日 21:57
>親爺スナイパー様

毎度コメントありがとうございます!
承認とレスが遅くなって大変申し訳ございません。

親爺スナイパー様には私と異なる角度からのアプローチで
マルイ電動UZIの解析を進めていただき、
大いに刺激を受けております。

同じ銃を愛する者として、今後も何卒よろしくお願いいたします。
メカボの耐久性アップ、楽しみにしておりますね!
Posted by 出二夢カズヤ(でにむかずや)出二夢カズヤ(でにむかずや) at 2012年08月05日 22:54
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。