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カズヤ
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その昔、某銃器専門月刊誌のライターと、某エアガン専門店での開発、販売を兼務。その後、某出版社に誘われ、エアガン関連ムックの編集に携わる。さらに後、某エアガンメーカーに誘われて入社と、80から90年代にかけて、エアガン業界にどっぷりつかった人生を送るが、ある理由により業界から撤退。
そして2012年、再び鉄砲業界に返り咲き、Gunsmith BATONに入社。充実した日々を過ごす中、2014年には人生初の渡米を果たし、憧れのイチローさんの下で、夢だった実弾射撃をついに体験! もはやこの人生に一片の悔いも無い、52歳の初老ガンマニア。

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2011年08月29日

マルシン電動UZIについて その44 近代化編2

アクセス数ふた桁以下を覚悟していた前回の記事でしたが、
意外にも多くの皆様にご覧いただけたようで、
ちょっとビックリしています。
ウジール・ガル氏のご威光のおかげかな?(笑)

マルシン電動UZIについて その44 近代化編2

UZIにマウントレールなんて・・・と、
顔をしかめる方もいらっしゃるとは思いますが、
銃としてはもっと古いAK47が、マウントレールの装備による近代化で
PMCオペレーター等に使用されているという事実もあります。

60年前に生まれたUZIが近代化によってどんな姿になって行くのか、
騙されたと思って、最後までお付き合いいただければ幸いです。

といったところで、前回の続きを進めます。

マルシン電動UZIについて その44 近代化編2

マルシン電動UZIについて その44 近代化編2

マルシン電動UZIについて その44 近代化編2

上画像でも見られるように、実銃においても
フォアグリップ下部へのレールマウント増設は、
UZIをカスタムする際の定番加工と言えるでしょう。

上の例は、もともとのフォアグリップ下部に
どのようにしてかレールを直接固定していますが、
下画像では、着剣ラグを利用したマウントを装着していますね。

マルシン電動UZIについて その44 近代化編2

マルシン電動UZIについて その44 近代化編2

マルシン電動UZIについて その44 近代化編2

反動の無い電動ガンとはいえ、しっかりと銃を構えられなければ
正確な命中弾をターゲットに送り込むことは出来ませんから、
上の画像のようにマウントレールを増設して
新たなフォアグリップを装着したいところなのですが、
以前にも解説した通り、マルシン電動UZIは
フォアグリップの固定方法がネックでして・・

マルシン電動UZIについて その44 近代化編2

上画像中、黄色く囲ったM3のネジ1本で
フォアグリップを固定しているだけなので、
下方向への引っ張り強度がまったく期待出来ず、
単純にマウントレールを取り付けるわけに行かないのです。

もっともそれ以前に、下画像のように
モーター下部とフォアグリップ内側との間に
隙間がほとんど無いため、マウントレールをネジ止めしようにも
ナットの類を仕込む余裕がありません。

マルシン電動UZIについて その44 近代化編2

となると、上でご紹介している
着剣ラグを利用した固定方法が考えられるのですが、
下画像のような形状のマウントを自作するのは
ちょっと骨が折れる上、強度の確保が難しいように思われます。

マルシン電動UZIについて その44 近代化編2

はてさてどうしたものかと考えたのですが、
下画像中、赤矢印で指した2ヶ所は
ABS版、フルメタル版ともに金属製で、
銃本体と強固に結合されている場所なので、
ここを利用すればなんとか強度が確保出来そうです。

マルシン電動UZIについて その44 近代化編2

方針が決まったところで、部材の準備です。
随分前に、何かに使えないかと買っておいた
東京マルイ製G36C用サイドレールをひっぱり出しました。

マルシン電動UZIについて その44 近代化編2

2本セットで1600円と、価格も手頃ですしね。
ただ、下画像で示した分の長さが必要なところ、
このサイドレールではわずかに届きません。

マルシン電動UZIについて その44 近代化編2

レシーバーカバーに着けた長めのレールとトレードする手もありましたが、
あちらは厚みが足りない感じで、フォアグリップを着けて振り回すには
少々不安だったため、頑丈そうな造りのマルイ製レールで行くことに決定。
長さの足りない分は工夫で乗り切ることにしました。

まずは完全に位置が決まっている
着剣ラグの部分に、3.5mmの下穴を開け、
M4のタップを立ててネジ穴を作りました。
ここでマウントレールの前側を固定することになるわけです。

マルシン電動UZIについて その44 近代化編2

次はマウントレール後ろ側を固定するための工作ですが、
ここでちょっとした工夫を施しましょう。
まず、もともとのフォアグリップをネジ止めしている
ダイキャスト製の土台(?)パーツを外します。

下画像、赤矢印で指したプラスネジを2本外すと、
グリップフレームから土台パーツが取り外せます。

マルシン電動UZIについて その44 近代化編2

マルシン電動UZIについて その44 近代化編2

マルシン電動UZIについて その44 近代化編2

ちょっと工程が飛んでいますが、このパーツの四隅に2mm径の穴を開け、
厚さ2.5mmのアルミ板をM2のネジ4本でガッチリ固定。

マルシン電動UZIについて その44 近代化編2

マルシン電動UZIについて その44 近代化編2

その状態で土台パーツを本体に組み付け、
位置を採寸した上で、マウントレール後ろ側を固定するための
M4のネジ穴をアルミ板に作りました。

マルシン電動UZIについて その44 近代化編2

マルシン電動UZIについて その44 近代化編2

同時に、もともとのフォアグリップ固定用のM3のネジ穴を
3.5mm径のドリルで拡げつつアルミ板まで貫通させ、
M4のタップを立てています。
もともとのフォアグリップの固定を
より強固にしようと企んだわけですね。

次はそのフォアグリップを加工するのですが、
ちょっと長くなったので、続きは次回に。

フェイズ2への加工編、もう1回だけお付き合い願います。

マルシン電動UZIについて その44 近代化編2



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この記事へのコメント
出二無カズヤ様
毎度お世話になります、オヤジGUNです。
[銃としてはもっと古いAK47が、マウントレールの装備による近代化で
PMCオペレーター等に使用されているという事実もあります。]
まさに同感です。特に旧銃が好きというわけではありませんが、世代的にUZIはドストライクでありながらトイガンとして決定版が無いのが残念な所。記事を毎回楽しみにしております。
拙弱ながら前々回ありましたバッテリ問題について私なりにアイデアがありましたので書き込みさせて頂きました。詳細は私のミリブロ記事を参照いただければ幸いです。
Posted by オヤジGUNオヤジGUN at 2011年08月29日 00:21
オヤジGUN様

毎度コメントありがとうございます。

AKのくだりは、極めて個人的な考えなのですが、ご賛同いただけて大変嬉しく想います。

トイガンとしての決定版・・・まさにおっしゃる通り、UZIファンの見果てぬ夢といったところですよね。

今回の近代化編は、UZIという銃の究極形態の実現を目標に進めておりますので、
今後の記事にもちょっとだけご期待いただければ幸いです。

後ほど、オヤジGUN様のブログの方にお邪魔いたしますね。
Posted by 出二無カズヤ出二無カズヤ at 2011年08月29日 01:51
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