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カズヤ
カズヤ
その昔、某銃器専門月刊誌のライターと、某エアガン専門店での開発、販売を兼務。その後、某出版社に誘われ、エアガン関連ムックの編集に携わる。さらに後、某エアガンメーカーに誘われて入社と、80から90年代にかけて、エアガン業界にどっぷりつかった人生を送るが、ある理由により業界から撤退。
そして2012年、再び鉄砲業界に返り咲き、Gunsmith BATONに入社。充実した日々を過ごす中、2014年には人生初の渡米を果たし、憧れのイチローさんの下で、夢だった実弾射撃をついに体験! もはやこの人生に一片の悔いも無い、52歳の初老ガンマニア。

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Posted by ミリタリーブログ at

2012年11月06日

マルイ電動UZIについて その23 内部構造10

個人的に書きたい話しは後回しにしまして、
前回お休みをいただいたマルイ電動UZIの話しを
ご紹介して行きたいと思います。



上画像は前回記事で取り出したエアーノズルの
別固体を撮影したものです。

このノズルの、画像向かって右側にフックがあります。



こうして角度を変えて見ると良く分かりますね。
このフックは、前回解説したVer.2メカボのそれと同様に、
タペットプレートスプリングを引っ掛けるためのものです。



Ver.5メカボに組みつけられている時は
下画像の青矢印で指した部分に顔を出し、
タペットプレートスプリングを引っ掛けているわけですね。



このスプリングがエアーノズル(タペットプレート)を
常に銃口側に引っ張っているので、
静止状態のマルイ電動UZIのエアーノズルは前進位置に保たれます。


 この状態がエアーノズルの前進位置。

これをセクターギヤの裏側に設けられた突起が
回転しながら押し下げることにより、
エアーノズルが後退して発射サイクルが始まるのですが・・・


 セクターギヤ表面 

 セクターギヤ裏面

上記の動作の流れを連続写真で解説してみたいと思います。



まずは初期状態です。
エアーノズルは前進位置にあり、
マガジンから上がって来るBB弾を押さえています。



セクターギヤが時計回りに回転を始め、
プッシュロッドを前方(画像右方向)に送り出すと同時に
エアーノズルを後方にひっぱり始めます。



ノズルの後退と共にBB弾が上がって来て・・・



このタイミングでBB弾がチェンバー内に飛び込みます。
そのチェンバーのパーツは解説の都合上取り除いていますので、
空想を豊かにしつつ読み進めていただければ幸いです(汗)



チェンバーにBB弾が入ったその直後、
エアーノズルはセクターギヤのプレッシャーから開放され、
タペットプレートスプリングのテンションにより前方(画像右側)に戻り始めます。



エアーノズルに押されたBB弾はこのタイミングで
チェンバーパッキンに押し込まれています。



エアーノズルはこれ以上前進出来ませんが、
セクターギヤはさらに回転を続け、プッシュロッドを前方に押し続けます。



そしてこのタイミングでセクターギヤとプッシュロッドのラックギヤの噛合が解け、
ピストンスプリングに押されたピストンが画像左方向へと勢い良く後退して来るわけですね。

セクターギヤの回転とピストンの圧縮の向きが
いわゆる通常のメカボと真逆であることを別にすれば、
割と当たり前な給弾方法であること。

そして、ちょっと変わった形状のエアーノズルが
Ver.5メカボの中でどのような役割を果たしているかを
ここまでの解説でご理解いただけたかと思います。

しかしこの「割と当たり前な」給弾方法と
「通常のメカボと真逆」なピストンの動きとの組み合わせが、
メカボはちゃんと動いているのに弾だけが出ない
というトラブルを生み出す要因と考えられるのです。



といったところで、今回はここまで。

次回以降、そのあたりについての私の考察とその解決方法についての詳細を、
順を追って詳しくご紹介して行く予定です。

さて、ここからは後回しにした前書き(?)なので、
読み飛ばしていただいても結構です。

前回記事をアップした翌日あたりだったでしょうか。
全てのアクセス数が10万件に迫っていることを、
親しい鉄砲仲間がメールで教えてくれました。


※画像提供:だぶー君

そして今、この記事を書いている時点のアクセス数は
ミリブロ管理画面上で、101,036となっています。

記事一覧をさかのぼって見れば
第1回目の記事投稿は2010年10月16日。
自分ではまったく意識していなかったのですが、
当ブログは先月で開設2周年を迎えていたんですね。

UZIという銃への愛だけを頼りにブログを始めてみたものの、
当初はひと月50アクセスにも満たない不人気振りで、
心が折れそうになったことも何度かありました(涙)

それが今や10万アクセスを数えるまでに成長出来たのは、
ひとえに毎回閲覧して下さっている皆様のおかげです。
頑張って書いた記事を誰も見てくれなかったら、
とてもここまでは続けられなかったでしょうからね。

今後も、読者の皆様への感謝の気持ちと、
UZIという銃への偏愛を忘れることなく(笑)
楽しくて役立つ記事作りを目指して頑張りますので、
末永く、何卒よろしくお願いいたしますです。

久々に書いちゃおうかな!

UZI王に
俺はなる!!
(笑)
  

Posted by カズヤ at 03:13Comments(4)東京マルイ電動UZI