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カズヤ
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その昔、某銃器専門月刊誌のライターと、某エアガン専門店での開発、販売を兼務。その後、某出版社に誘われ、エアガン関連ムックの編集に携わる。さらに後、某エアガンメーカーに誘われて入社と、80から90年代にかけて、エアガン業界にどっぷりつかった人生を送るが、ある理由により業界から撤退。
そして2012年、再び鉄砲業界に返り咲き、Gunsmith BATONに入社。充実した日々を過ごす中、2014年には人生初の渡米を果たし、憧れのイチローさんの下で、夢だった実弾射撃をついに体験! もはやこの人生に一片の悔いも無い、52歳の初老ガンマニア。

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Posted by ミリタリーブログ at

2011年10月22日

マルシン電動UZIについて その64 近距離での命中精度1



今回はちょっと予定を変更しまして、
今まで触れることが出来なかったマルシン電動UZIの
近距離での命中精度についてレポートいたします。

以前、チェンバーまわりの構造を検証した際、
チェンバーパッキンがBB弾を保持しないという
独特な構造が判明したわけですが、
その構造で命中精度が望めるのかという点が
記事を書いて以来の気がかりでした。



長物電動ガンとして最低限の精度が出ていないとしたら、
それは飛距離を云々する以前の問題で、
これを解決しなければマルシン電動UZIに未来はありません
(もうとっくに生産されていませんが/涙)。

このモヤモヤした気持ちにケリをつけるため、
10月某日、皆様ご存知の赤羽射撃場に下画像の2挺を持ち込み、
じっくりと命中精度の検証を行って参りました。



前回記事の最後でもご覧いただいた画像ですが、
実はこれ、赤羽射撃場で撮ったものだったのです。

やはり実際にレンジで撃ってみると、
机上では見えなかった事実が明らかになるものですね。

ホロサイトタイプのドットサイトが
プレートマッチには不向きなことや、
10メートルの距離ではバックアップサイトの狙点と
実際の着弾点の差があまりに大きいため、
使い物にならないこと等がわかりました
(さすがにこれは予測出来ましたけどね)。

また以前の記事で、面ホップの効果を狙って
ABSチップを入れた件についてですが、
これも飛距離を云々する以前に、
約10メートル先のB5サイズの標的すら
まともにヒット出来ないことが判明しました(涙)



どうもホップ用ラバーを不規則に変形させているらしく、
弾道が一発ごとに右へ左へ、上に下にと乱れに乱れて、
まったく話しにならないのです。

ABSチップを用いた面ホップ効果の実験は
どうやら失敗だったと考えるのが妥当でしょう。

下手の考え休むに似たりとはまさにこの事ですが、

「この方法が上手く行かないことがわかったのだから、
失敗ではなく、成功なのだよ!」

と、昔の発明王も言ったことですし(笑) 
実際、失敗の中から見えたこともありました。


 そんなこともあるよね~(汗)

テスト中、ホップ調整ネジの回転をワンクリック誤ると
即、弾詰まりが発生するため、その都度レシーバーカバーを開けて
給弾用のパイプスプリングをチェンバーブロックから外していました。

その時は「困ったもんだ」くらいにしか思わなかったのですが、
これがサバゲやマッチの最中だと考えたら、
かなり致命的なことではありませんか。



一般的な構造の電動ガンであれば、
マガジンを抜いてレシーバーを叩くことで
チェンバーの弾詰まりを解決出来る可能性がありますが、
マルシン電動UZIの場合そうは行きません。

例えマガジンを抜いても、給弾用のパイプスプリングに
BB弾がぎっしり詰まった状態は変わらないため、
チェンバー部分に詰まったBB弾は
パイプスプリングを外すか、ホップ調整ネジを緩めるかの
いずれかの方法で排出するしかないのです。

もっとも、今回のように余計なことをしない限り
そうそう弾詰まりが起きることもありませんから、
これをそのまま弱点と言うつもりはありませんが、
マルシン電動UZIで闘うに当たっては、
必ず頭に置いておくべきポイントだと思います。

と、例によってなかなか核心に触れられないまま
こんな長さになってしまいました(汗)

実射の結果は次回詳しくご報告いたしますので、
今しばらくお待ちくださいませ。

  

Posted by カズヤ at 00:58Comments(0)性能、検証