2011年10月05日
マルシン電動UZIについて その58 ストック編再び3
ストックの自作記事も3回目になりますが、
アクセス数を見る限り、あまり需要は無いみたいですね~(涙)
以前、限定版の木製ストックをご紹介した時には
驚くほどの数字に上っていたのですが、
形と機能を再現しただけの簡易版ストックでは
ご納得いただけないという感じでしょうか。
いずれにせよ、自分のためにキッチリ作りますけども(笑)
さてさて、合板ストックは出来上がったものの、
バットプレートをどうするか、という話でしたね。
上の画像はどちらも実物ですが、
工具が収納出来るタイプは魅力的ですねー。
バッテリーインストック用にはピッタリですが、
これを作るのはさすがに骨が折れるので(汗)
溝が並んだ普通のタイプを作る方向で話を進めます。
出来れば金属で作りたいところなのですが、
時間と手間とコストを考慮した結果、
ABS板の貼り合わせで製作することにしました。
真似する人もいないと思うので
途中の工程は省略させていただきますが、
1mm厚のABS板をお馴染みのプラリペアで貼り合わせて
大まかな形状を出した状態が下の画像です。
前回作ったストック後端の段差部分に合わせて
大雑把に作ったため形状が歪みまくっておりますが、
拘りすぎると完成しなくなるのが目に見えているので、
このまま作業を進めます。
この状態まで作ったところで3~4日ほど放置し、
接着部分の完全硬化を待った上で、
金ヤスリでゴリゴリ削って形状を整えた状態が、
下画像に写っている黒い物体です。
一緒に写っている怪しげな線の入った紙は、
3mm間隔の線をズラリと描いてプリントした紙の裏に
スプレー糊を吹き付けたものです。
これを必要な大きさに切り出して
バットプレートの肩が当たる部分に貼り付けます。
しかる後、線をガイドにして
カッターで軽く切れ込みを入れて行きます。
すべて切り終えた後、紙を剥がせば下の通り。
こちらの方がバットプレートの状態が良くわかりますね。
切れ込みを入れる面のみ、予め240~800番の
耐水ペーパーで磨き上げておきました。
次にPカッターという工具を用意します。
画像のものは30年以上前に購入した使い捨てタイプの安物ですが、
かの有名なOLFA社から替刃式の良い物が出ていますね。
そのPカッターで、先に入れた切れ込みをなぞる形で
慎重にスジ彫りを入れて行きます。
アップで見るとこんな感じです。
滑り止めとしての効果は微妙なところですが、
雰囲気だけはなんとか再現出来ましたね(汗)
仕上げに、バットプレート全体を
240~800番の耐水ペーパーで磨き上げたのが
下画像の状態です。
いずれ何らかの金属っぽい色で塗るつもりですが、
意外に良い感じの艶加減なので、塗装はひとまず保留です。
ちなみにいつの間にか一部切り欠きが入っていますが、
ストック本体のこの位置にスゥイベルが付くわけですね。
以上、真似する人はいないだろうと言いつつ
製作過程をガッチリご紹介しちゃいましたが、
こんな具合にバットプレートを自作しました。
木工は大の苦手な私ですが、
相手がABS樹脂であれば、楽しく作れるんですよね。
何しろプラリペアの存在が大きいです。
強力無比な接着力を頼りに、かなり強引な工作が出来ますからね。
小さいクラックの修理等にも絶大な威力を発揮しますので、
皆様も是非お試しくださいませ。
金具、木部、バットプレートと揃ったところで
自作ストックの完成が見えて来ましたが、
密かにイメージしている理想像を形にするには
もうひと手間かける必要があります。
そんなわけで次回、ちょっと意外な展開をご覧に入れます。
そう来るか! と思っていただけると嬉しいのですが、
果たしてどうかな??
ぐあー! 1本ちょうだい!!