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カズヤ
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その昔、某銃器専門月刊誌のライターと、某エアガン専門店での開発、販売を兼務。その後、某出版社に誘われ、エアガン関連ムックの編集に携わる。さらに後、某エアガンメーカーに誘われて入社と、80から90年代にかけて、エアガン業界にどっぷりつかった人生を送るが、ある理由により業界から撤退。
そして2012年、再び鉄砲業界に返り咲き、Gunsmith BATONに入社。充実した日々を過ごす中、2014年には人生初の渡米を果たし、憧れのイチローさんの下で、夢だった実弾射撃をついに体験! もはやこの人生に一片の悔いも無い、52歳の初老ガンマニア。

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Posted by ミリタリーブログ at

2011年07月28日

マルシン電動UZIについて その32サイレンサーアダプター2



上の画像は実銃なのですが、
装着されているのはフェイクサプレッサーという、
サイレンサーのダミーなのだそうです。
要するに、大きめのバレルジャケットというところでしょうか。

法的にサイレンサーが所持出来ないユーザー向けに
こういった商品が販売されているあたり、
ガンマニアの心理というのは、洋の東西を問わないようですね。
やっぱり、UZIにはサイレンサーを着けたいですもんね(笑)

と、前置きはこれくらいにして、
マルシン電動UZI用サイレンサーアダプターの自作チャレンジ。
その工程をご紹介しましょう。

まずは、もったいないと思うスキを自分に与える間もなく、
アウターバレルを付け根からぶった切ります。





画像でおわかりいただけるように、
アウターバレルがけっこうな肉厚だったため、
切断にはなかなかの労力を要しました。

しかし、専用サイレンサーの時もそうでしたが、
我ながらホントに大胆ですなぁ(汗)

切断したアウターバレルは、
何かの時のために取って置くとして、次なる加工です。

切断面を平ヤスリで整えた後、
バレルナットに当たる部分を万力で挟み、
インナーバレルが通る中央の穴を丸棒ヤスリで削り、
内径14mm程度まで拡げます。





要するに、CAW製のサイレンサアダプタが
スポッとハマるところまで穴を広げれば良いわけですが、
ある程度センターが出ていないと、命中精度に影響が出るのは
火を見るより明らかですので、慎重に作業を進めましょう。





上画像の状態が可能になったら、
2液混合タイプのエポキシ系接着剤で、
両者をガッチリ接着固定します。
しっかりとセンターが出るよう、細心の注意を払い、
接着剤が完全に硬化するまで、ガッチリと固定しておきましょう。





1時間も放置すれば、クランプを外しても大丈夫。



ちなみに裏側はこんな感じになってます。



構造上、この部分に大きな負荷はかからないため、
エポキシ系接着剤による接着固定だけでも
必要充分な強度は確保されていますが、
サイレンサーの脱着によるストレスを考慮して、
下画像の位置に2箇所、1.6mmの下穴を開け、
2mmのタップを切り、イモネジを仕込んでやりました。





念のため、裏側から瞬間接着剤をたらし、
イモネジを固定しておきました。
今後まず分解することは無いでしょうしね。



仕上げに、地肌が剥き出しになった部分を
ブラッセンで着色して、作業完了です。

ブラッセンなる物については、現在研究中の素材ですので、
後日項を改めて詳しくご紹介いたします。
今回使った限りでは、かなり良さそうな感じです。







ネジ部分の付け根が一段盛り上がった形になっていて、
形状的にちと不自然ではあるのですが、
この部分もハマるようにバレルナットを削るのは、
手作業では非常に困難(あえて不可能とは言いませんが)なため、
労力と効果を考慮して、ここはすっぱりと割り切りました。

と、以上で自作サイレンサーアダプターの完成です。
加工にあたって使用した主な工具は、金ノコと丸棒ヤスリのみ。
2mmのタップを立てたのが、特殊といえば特殊かもしれませんが、
特別変わった道具は使わず、ほとんど手作業で作っていますので、
マルシン電動UZIオーナーの皆様には、
是非ともお試しいただきたい工作だと思います。

さて、いつもの悪い癖で長くなり、大変恐縮なのですが、
サイレンサーアダプターの話し、もう1回だけお付き合いください。

次回は、そのプレイバリューについてご紹介いたします。  

Posted by カズヤ at 22:20Comments(0)マルシン電動UZI