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カズヤ
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その昔、某銃器専門月刊誌のライターと、某エアガン専門店での開発、販売を兼務。その後、某出版社に誘われ、エアガン関連ムックの編集に携わる。さらに後、某エアガンメーカーに誘われて入社と、80から90年代にかけて、エアガン業界にどっぷりつかった人生を送るが、ある理由により業界から撤退。
そして2012年、再び鉄砲業界に返り咲き、Gunsmith BATONに入社。充実した日々を過ごす中、2014年には人生初の渡米を果たし、憧れのイチローさんの下で、夢だった実弾射撃をついに体験! もはやこの人生に一片の悔いも無い、52歳の初老ガンマニア。

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Posted by ミリタリーブログ at

2011年07月10日

マルシン電動UZIについて その28 専用サイレンサー再び1

おかげさまで当初の予想を大きく上回る
アクセスをいただいているこのブログ。
何しろUZIの事しか取り上げないんですから、
せいぜい5~6人の方に読んでいただければ御の字だと、
本気で考えていたくらいです。

そんなわけですから、更新の度に
皆様からのアクセス数を見るのが嬉しくて仕方ないのですが(笑)
不思議なことに、マルシン電動UZI専用サイレンサーの記事が、
けっこうなPV数をいただけているのです。

不思議などと言ったら、
このブログの存在が不思議そのものですが(汗)
今となってはほとんど入手不可能な、
レア商品だからこそのPV数なのでしょうか。
もしかしたら、当時の広告以外では
見たことが無いという方もいらっしゃるかもしれませんね。

そんなマルシン電動UZI専用サイレンサー。
以前の記事では、UZI本体の不調もあり、
さらっとご紹介しただけで終えていましたが、
今回は内部構造を含め、徹底解剖してみましょう。

まずは、前回の検証時に中途半端に終わっていた、
サイレンサー装着による射撃音の違いを、
以下の動画にてご覧ください。





今回は動作も快調で、BB弾もしっかり発射していますが、
装着、非装着共に、ほとんど違いがわかりませんね。
射手側から聞いていても、サイレンサーを着けた方が、
若干音がこもっているかな…という程度の違いでした。

マルイ電動UZIのサイレンサー記事でも書きましたが、
電動ガンの場合、ギアまわりのメカノイズと、
ピストンの打撃音が派手に響くため、
サイレンサーの効果がほとんど打ち消されてしまいます。

いわゆるサイレントカスタム等といった
加工を施せば良いのかもしれませんが、
マルイ設計のメカボのような密閉構造を持たない
マルシン電動UZIでは、それもなかなか難しいように思います。

と、ちょっと話しが逸れましたが、
さほどの効果が認められなかった専用サイレンサー。
その内部構造はどうなっているのか、
今回は分解検証してみました。

実は、以前の記事を書いた時にも分解を試みたのですが、
表面に見える2本のネジが、どちらも完全にナメられた状態で、
取り外すのを諦めていたのです。
今回はそのリベンジということで、ドリル等を駆使して、
潰れたネジを強引に除去し、なんとか分解に成功しました。

そして下画像が、分解したサイレンサーの中身なのですが…



??エアパッキン(いわゆるプチプチ)が巻いてありますね・・・。



エアパッキンを外すと、単なるアルミパイプが登場しました。
銃本体との取り付け基部は、ガッチリ接着されていて
これ以上は分解出来そうにありません。



外装のパイプの中を見ると、謎の白い筒が入っていました。
スーパーの店頭で、よくリンゴやメロンに被せてある
あのクッション材の塊のようです。

え? これって本当にサイレンサー??

中央にあるアルミパイプは内径8mmで、
エクステンションバレルというわけでもなく、
そのパイプに巻かれていたエアパッキンは、
単なるガタつき防止の緩衝材でしかありません。
白いクッション材も、吸音効果は望めそうにない代物です。



唯一、中央のアルミパイプの長さが
外装のパイプよりも若干短いため、
サイレンサー先端内部に空気が拡散されるスペースがあり、
いくらかの消音効果が生まれていると考えられます。
しかし、じゃあ何のためにこれだけのサイズがあるの?
という話しですよね。

以上の事実から、この長大な専用サイレンサーは、
そもそも消音効果を持たされていない、
ただのアクセサリーだったことが判りました。
結構なお値段がした割には…と、
残念な気がするのは正直なところですよね。

さて、ここで取りい出したりますは、
その昔私が、今は無きJACの
BV式UZIに装着していたサイレンサーです。



長さ200mm、外径50mmと、
まさに理想のサイズなんですよねぇこれが。
あくまで個人の意見ではありますが(汗)

これ、先日実家に行きました折りに、ようやく発見
(AR-18のパーツと一緒に見つかって非常にラッキー/笑)
して引き上げて来た物なのですが、今となっては
メーカーも値段も定かではないこのサイレンサーは、
当時確かな消音効果を発揮してくれていました。

では、その内部構造はどうなっているのか、
入手から二十数年の時を経て、初めて分解してみました。

下はその構成部品です。



基本的にはマルシン製と変わりませんが、
アルミパイプにはスポンジが巻かれ、
中央付近をタイラップで締めて固定しています。



タイラップを切ってみたところ、現れたアルミパイプには
ボコボコと多数の穴が開けられていました。
そうそう、これこそがサイレンサーの中身ですよね。

このサイレンサーをマルシン電動UZIに装着出来れば
話しは早いのですが、取り付け部分のサイズが合わず、
簡単に流用することは出来そうにありません。

ならばこうだ! といういつもの流儀で(笑)
マルシン製専用サイレンサーの、中身の改良を決意しました。
次回はそのレポートをお届けしたいと思います。  

Posted by カズヤ at 17:01Comments(0)マルシン電動UZI