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カズヤ
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その昔、某銃器専門月刊誌のライターと、某エアガン専門店での開発、販売を兼務。その後、某出版社に誘われ、エアガン関連ムックの編集に携わる。さらに後、某エアガンメーカーに誘われて入社と、80から90年代にかけて、エアガン業界にどっぷりつかった人生を送るが、ある理由により業界から撤退。
そして2012年、再び鉄砲業界に返り咲き、Gunsmith BATONに入社。充実した日々を過ごす中、2014年には人生初の渡米を果たし、憧れのイチローさんの下で、夢だった実弾射撃をついに体験! もはやこの人生に一片の悔いも無い、52歳の初老ガンマニア。

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Posted by ミリタリーブログ at

2011年06月26日

マルシン電動UZIについて その24 バッテリーの話3

いきなりですが、まずはお詫びです。
下画像の皆さんのように頭を低くして・・・



今回は実射動画をお届けする予定だったのですが、
いざ撮影という段になって、予想外のトラブルが発生しました。

テストに必要な機材をひと通り揃えたところで、
充電したリポバッテリーをマルシン電動UZIに繋ぎ、
空のマガジンを叩き込み、
試運転を行うべくトリガーを引いたのですが、
なんとこの期に及び、あれだけ手をかけたUZIが、
ウンともスンとも言わないではありませんか。

組み立て段階で何度も動かしているので、
この期に及んで故障ということは考えられません。

そんなバカな!? 何が起こった!!??

かなりのパニックに陥ったのですが、
コネクターの接続はそのままに、
バッテリーをレシーバーから取り出して
トリガーを引いてみると、あっさりと
しかも快調に作動してくれるのです。

冷静に観察し、検証した末、
下画像に矢印で示した部分、コード付け根のふくらみを、
アッパーレシーバーの内壁が圧迫することにより、
通電に支障が起きているのではないかと考えました。



ならばこうだ! と、下画像のように、
リポバッテリーとの現物合わせで、
コード付け根が触れるあたりを
ゴリゴリと削り込んでやりました。
超荒目の金ヤスリでの力技です。





同様に、補強済みのABSバージョンも
接触箇所をガリガリと削りました。
こちらは強度も考えて、最低限必要な部分を
モーターツールで削っています。







ガッチリ補強したレシーバーなので、
けっこう大胆に行っちゃってますけどね(汗)

で、この加工により、フルメタル、ABSの両バージョン共に、
アッパーレシーバーにバッテリーを収めた状態でも、
しっかり動いてくれるようになりました。

考えてみれば、組み立て中の動作テストの際は、
バッテリーを外付け状態で繋いでいたので、
この問題に気付くことが出来なかったのですね。
なんとも初歩的なミスでお恥ずかしい限りですが、
本当に、一時はどうなることかと思いました・・・

さらに、試運転をしていて気が付いたのですが、
下画像、赤丸で囲んだあたりの、
給弾用パイプスプリングの付け根付近が、
射撃時に前後するタペットプレートの前端に触れて、
カチャカチャと振動するのですね。



特に問題は無さそうなのですが、長期にわたる接触で
どのようなトラブルが起きるかわかりませんので、
なるべく避けた方が良いのは明らかでしょう。

対策として、下画像のように
パイプスプリングが繋がる四角いブロックを、
マイクロスイッチと反対側に出来るだけ傾けます。



このアングルだと良くわかりますが、
黄色く囲った部分の先端が、
パイプスプリングと接触するわけです。

ちなみに、この四角いブロックが傾いても
チェンバー部分は直立していますので、
発射されるBB弾の回転には何の影響もありません。

その上で、バッテリーコネクターを
マイクロスイッチとパイプスプリングの間に
押し込むように収めます。



この状態でレシーバーカバーを閉じれば、
タペットプレートはパイプスプリングに
触れることなく、スムーズに動作するはずです。
細かいことですが、貴重なマルシン電動UZIを
長持ちさせるための、ちょっとしたコツですね。

細かいことついでにもうひとつ。

構造上、レシーバー内で剥き出しになった
シリンダーとピストンの上に、
バッテリーのコードが這う形になっています。



これも精神衛生上、ちょっとばかりよろしくないので、
コードとピストンの接触防止対策を施しましょう。

突然、図画工作の時間になりましたが(笑)
空になった2リットルのペットボトルの一部を、
下画像のように、カッター等で切り出します。





あとは現物合わせで、シリンダーまわりと
接触する部分を切り取るだけです。





ピッタリはまるように形を整えれば、下画像のとおり。
これでコードとピストンは、絶対接触しませんよね。



ただ、現時点で気が付いたのですが、
上画像のように完全にふさいでしまうと、
シリンダーとピストンの摩擦熱がこもりそうですよね。

念のため、切り出したペットボトルの板に
ポンチ等で放熱用の穴を開けた方が良いかもしれません。
後日加工して、画像をアップいたしますね。

と、以上の作業で、ようやく実射テストが
行える状態に漕ぎ着けることが出来ました。
やはり一筋縄では行かないと言いますか、
下準備だけで1回分の記事になってしまいましたね。

まぁ、手がかかる子の方が可愛いとも言いますし(笑)
これで調子良く動いてくれれば、
苦労も報われるというものでしょう。

というところで、今回はこれにて。
次回こそ必ず、実射テストの動画をご覧に入れます!  

Posted by カズヤ at 13:51Comments(0)マルシン電動UZI